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シャープでさらに洗練されたルックスへと生まれ変わったアウディのラグジュアリーセダン「A8」

掲載 更新 19
シャープでさらに洗練されたルックスへと生まれ変わったアウディのラグジュアリーセダン「A8」

Audi A8にフェイスリフトが施された。プレミアムセグメントにおける先駆的存在であるこのモデルは、とくにフロントおよびリヤのデザインがよりシャープになり、革新的なテクノロジーを搭載することで存在感を高め、エレガントでスポーティな印象を強くしている。

アウディは、今回のフェイスリストで、このラグジュアリーセダンの自信に溢れたスタイルと先進的なキャラクターにさらに磨きをかけるための作業に取り組んだ。新しくなったヘッドライトとテールライトには、革新的な機能が採用され、高い評価を得ているA8のテクノロジーポートフォリオをその頂点へと引き上げている。

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Audi A8は、Audi V8の後継モデルとして1994年に登場して以来、ラグジュアリーセダンセグメントのフラッグシップモデルとしての役割を果たしてきた。Audi A8は、ステータスと名声の象徴であり、ラグジュアリーセダンの先駆的存在でもある。2017年発表のAudi A8の第4世代は、パフォーマンス、スタイル、装備のあらゆる面で大きな進化を遂げた。

A8は、アウディの各シリーズモデルを牽引するクルマとして、未来のデザイン言語をいち早く取り入れ、現在に至るまで先進的なアウディブランドの代表的な存在となっている。シャープなデザイン、確立されたテクノロジー、そしてリヤシートの優れた快適性。これらの要素が、このセグメントにおけるアウディのプレミアムコンセプトを定義している。

このセダンは、卓越した快適性とスポーティなハンドリングが共存できることを示す好例であり、すべてのドライバーのニーズを満たす幅広い運転体験をもたらす。あらゆるディテールに及ぶ高い精度とインテリジェントな機能を備えた新しいA8は、ユーザー中心のパーソナルモビリティにおいて、高い価値を備えたテクノロジーのパイオニア的存在となっている。

さらに高められたプレステージ性:エクステリアデザイン

Audi A8は、ステータスと名声を象徴するセダン。今回のフェイスリフトで、エクステリアはさらに存在感を増し、自信に溢れ、躍動感を高めている。シングルフレームグリルのベースはさらに幅広くなり、サイズが拡大されたクロームアングルが下方から上方へと伸びて、印象的なグリルを創出している。

サイドエアインテークはより直立したデザインとなり、ヘッドライトと同様に新鮮な印象を与える。また、外側下端部分には独特な造形が施されている。フロントエンドのデザインは全体的に見直され、調和の取れたデザインエレメントが採用されたことで、アウディブランドのトップモデルとしての存在感にさらに磨きをかけている。

サイドビューを見ると、このラグジュアリーセダンの進歩的なキャラクターが特に目を引く。ルーフはフラットなラインを描き、ボディ全体の長さを強調する一方で、ワイドなホイールアーチは、quattroドライブシステムが採用されていることを暗示している。すべてのバージョンで、ロッカーパネルには新しい形状が採用され、その下端にはブレードが装着されている。

リヤエンドの特徴は、ワイドなクロームライン、デジタルOLEDテクノロジーを採用してカスタマイズ可能なテールライト、横幅一杯に広がるセグメント化されたライトストリップ。バンパーのディフューザーインサートは繊細なアクセントとなり、水平バーとともにデザインが見直されている。Audi A8は、排気フローを最適化した4本出しの丸形テールパイプを備えている。これは、Sモデルによく見られるスタイルで、スポーティなデザインを象徴する要素の1つとなっている。

エクステリアでは、標準仕様に加えてクロームエクステリアパッケージが用意された。さらに、A8としては初めて、新しいS lineエクステリアパッケージも提供される。後者はフロントにダイナミックな印象をもたらし、標準仕様とは差別化を図っている。

サイドエアインテークには、独自のブレードが追加されてフロントビューを強化している。そのデザインは、S8と非常によく似ている。エクステリアスタイルは、ブラックアピアランスパッケージを追加することによって、さらに印象的なものとなる。

A8には、新色のメタリックディストリクトグリーン、ファーマメントブルー、マンハッタングレー、ウルトラブルーを含む11色のカラーが用意されている。また、デイトナグレー、フローレットシルバー、ディストリクトグリーン、テラグレー、グレイシャーホワイトの5つのマットカラーを新たに選択することもできる。さらに、アウディエクスクルーシブプログラムを利用すると、オーナーの好みのカラーを自由に選択することが可能。

最小限に留められたボディサイズ

ラグジュアリーセダンのセグメントにおけるアウディのアウディフラッグシップモデルであるA8は、今回のフェイスリフトでボディ寸法の変更を最小限に留めている。A8のホイールベースは3.00m、全長は5.19m、全幅は1.95m、全高は1.47m。S8は、全長が約1cm長くなっている。

A8のボディは、アウディスペースフレーム(ASF)を採用。ボディの58%はアルミニウムコンポーネントで構成されている。パッセンジャーコンパートメントは熱間成型されたスチールコンポーネントから構成され、超高強度で非常にねじれ剛性の高いカーボンファイバー強化プラスチック製のリヤパネルにより強化されている。

フロントのストラットタワーバーにはマグネシウムを採用して、さらに進化を遂げた軽量コンセプトが完成した。この非常に高いボディ剛性は、正確なハンドリング、優れた快適性、室内の静粛性の基盤となっている。

デジタルマトリクスLEDヘッドライトとOLEDリヤライト

ビデオプロジェクターと同様の原理で作動するデジタルマトリクスLEDヘッドライトは、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)テクノロジーを使用している。各ヘッドランプは、約130万個のマイクロミラーを備えており、光を小さなピクセルに分散させることにより、ヘッドライトの光軸を非常に高い精度で制御することが可能になった。

これによって実現した新機能の一例が、高速道路を走行する際に便利なレーンおよびオリエンテーションライトである。ここでは、ヘッドライトが光のカーペットとなり、走行中の車線を明るく照らし出す。オリエンテーションライトは、道路工事区間でも、ドライバーは直感的に走行車線に留まることができる。

デジタルマトリクスLEDヘッドライトは、ドライバーが車両のロックを解除したり、車両から離れる際に、ダイナミックカミングホーム/リービングホーム機能を作動させる。この機能では、プロジェクターのように、地面や壁に光のショーを展開する。

さらに、フェイスリフトが施されたA8には、デジタルOLEDリヤライト(OLED=有機発光ダイオード)が標準装備されている。車両の注文時には、2種類のリヤライトシグネチャーから好みのものを選択することができる(S8は3種類)。アウディドライブセレクトで「ダイナミック」モードを選択すると、リヤライトは、このモード専用のライトシグネチャーに変化する。

デジタルOLEDリヤライトには、アシスタンスシステムと連動した近接表示機能が組み込まれている。この機能は、停車したA8の後方から2メートル以内に別のクルマが近づいてくると、すべてのOLEDセグメントを点灯させる。追加の機能には、ダイナミックターンシグナルの他、カミングホームおよびリービングホームシーケンスが含まれる。

無駄を排したインテリアデザイン

A8のインテリアは、開放的で広々としたラウンジを連想させる。その造形は、幅広さを強調するため、水平基調のデザインを基本としている。そのデザインは、控えめで上品。夜間には、アンビエントライトパッケージプラス(アウディデザインセレクションとS8に標準装備)がインテリアをエレガントに演出し、リヤシートにはマトリクスLEDテクノロジーを採用したリーディングライトが設置されている。

フェイスリフトが施されたA8には、多彩で、非常に快適なシートが用意されている。とくにリヤシートでは、数多くのオプションが利用可能で、最高レベルのラグジュアリー体験を得ることができる。これらの装備プログラムの頂点となるのが、A8 Lのリラクゼーションシート。このシートには、数多くの調整オプションに加え、フロントシート背面にフットレストが装備される。乗員はフットレストで足を温めたり、強さを調整可能なマッサージ機能を利用することができる。

リラクゼーションシートパッケージには、シートの背もたれ部分に18個の空気圧クッションを備えたマッサージ機能、電動調整が可能なコンフォートヘッドレスト、オプションのコンティニュアスセンターコンソール(オプションの折りたたみ式テーブルも利用可能)、4ゾーンデラックスオートマチックエアコンディショナー、新しいリヤシート用ディスプレイが含まれている。アウディエクスクルーシブプログラムでは、バーコンパートメントを含むクーラーも用意され、リヤシートの快適性がさらに高められている。

また、高品質なクラフトマンシップによるインテリアが、A8のラグジュアリーなキャラクターをさらに強調している。これには、シート地の正確なミシン目、電動開閉式装飾トリム、エアベントドア、コンフォートヘッドレストのベルベッティレザーなどに見て取ることができる。

シートは、標準でバレッタレザーが採用されている。オプションでヴァルコナレザーも用意されており、新色のコニャックブラウンを選択することもできる。このプログラムにおける新しい話題は、ドアパネルに採用された持続可能なマイクロファイバー素材、Dinamica(ダイナミカ)です。この素材は、オプションでピラートリムやルーフライニングにも使用できる。

また、フェイスリフトが施されたA8の特徴は、幅広いインテリア仕様を選択できること。これには、パステルシルバーのアウディデザインセレクションに加え、ブラック、メルローレッド、コニャックのS lineインテリアが含まれる。さらに、アウディエクスクルーシブには、複数のレザーパッケージと装備が用意されている。オプションのエアクオリティパッケージには、フレグランス機能とイオン化装置が含まれている。

タッチパネルとボイスコントロール:操作系

Audi A8のMMIタッチレスポンスの操作は、2つのディスプレイ(10.1インチと8.6インチ)と日常会話に対応したボイスコントロールで行なう。ボイスコントロールを開始する場合は、「Hey Audi!」と発話。操作コンセプトおよびディスプレイのハイライトは、オプションのヘッドアップディスプレイを備えたドライバー指向のフルデジタル アウディバーチャルコックピット。重要な情報は、ドライバーの視野内に直接表示される。

新しいソリューション:ナビゲーションおよびAudi connect

フェイスリフトが施されたAudi A8には、MMIナビゲーションプラスが標準装備されている。これは、第3世代のモジュラーインフォテインメントツールキット(MIB 3)によってサポートされている。

同様に、標準装備されるAudi connectのオンラインサービスおよびCar-2-Xサービスが、ナビゲーションシステムを強化している。これらは、2つのパッケージ(Audi connectナビゲーション&インフォテインメント、Audi connectリモート&コントロールを備えたAudi connectセーフティ&サービス)に分かれている。

現代社会のニーズに対応:リヤシート用ディスプレイ

インフォテインメントのハードウェアには、魅力的なオプションが用意されている。現代社会の乗員のニーズに対応するため、リヤシート専用のディスプレイが用意された。左右のフロントシート背面には、フルHD解像度の10.1インチディスプレイが装着される。このディスプレイには、乗員のデバイスのコンテンツを表示したり、ストリーミングプラットフォーム、TVメディアライブラリー、携帯電話ネットワークなどを介して、数多くのオーディオおよびビデオストリーミングを受信したりすることができる。

バング&オルフセン アドバンストサウンドシステムは、要求の厳しいオーディオファンのために開発された。このシステムは、高レベルな情報に基づいて、リヤシートに3Dサウンドを生成する。1,920ワットのアンプが23のスピーカーとツィーターを駆動し、インストルメントパネルで設定を調整することも可能。センターアームレストにはリヤシート用のリモコンが設置され、数多くの快適性機能やインフォテインメント機能を操作することができる。OLEDタッチディスプレイを備えた操作ユニットは、スマートフォンとほぼ同じ大きさとなる。

3つのパッケージ:ドライバーアシスタンスシステム

フェイスリフトが施されたAudi A8では、約40のドライバーアシスタンスシステムが利用可能。アウディプレセンスベーシックおよびアウディプレセンスフロント セーフティを含むいくつかのシステムは、標準装備されている。オプションとして、「Park」、「City」、「Tour」の3種類のパッケージが用意されている。アシスタンスパッケージプラスは、これらのパッケージを統合したもの。ナイトビジョンアシスタントやサラウンドビューカメラなどの機能は、個別に装着することができる。

「Park」パッケージのハイライトは、リモートパークアシストプラス。このシステムは、大型セダンのA8を、縦列または並列駐車スペースに自動的に出し入れすることができる。その際、ドライバーは車外から操作することも可能となる。

「City」アシストパッケージには、交差点アシスト、クロストラフィックアシスト、サイドアシスト、エグジットワーニング、アクティブサスペンションと組み合わせて側面衝突時の乗員安全性を高める機能を備えたアウディプレセンス360°セーフティシステムが含まれている。

「Tour」アシストパッケージ(ドイツでは標準装備)は、包括的な装備を特徴としている。その中心的なシステムはアダプティブクルーズアシストで、すべての速度域において、ドライバーに前後方向と横方向のガイダンスを提供する。Audi A8のアシスタンスシステムは、車両周囲の環境モデルを継続的に演算するセントラルドライバーアシスタンスコントローラー(zFAS)によって実現している。

圧倒的なパワーと優れた効率:エンジンラインナップ

フェイスリフトが施されたAudi A8には、5種類のエンジンが搭載される。3.0 TDIと3.0 TFSIは、それぞれ3リッターの排気量を備えたV6エンジン。さまざまな出力レベルで提供され、A8とS8に搭載される4リッターV8エンジンの4.0 TFSIには、シリンダーオンデマンド (COD) テクノロジーが採用されている。TFSI eプラグインハイブリッドモデルは、3.0 TFSIエンジンと電気モーターを組み合わせている。

3.0 TDIは、Audi A8 50 TDI quattroとA8 L 50 TDI quattroに搭載される。このエンジンの最高出力は210kW(286PS)、最大トルクは600Nm。最大トルクは、1,750~3,250rpmの幅広い回転域で発生する。このディーゼルエンジンを搭載したA8およびA8 Lは、0~100km/hを5.9秒で加速し、最高速度は250km/h(電子リミッター作動)。この数値は、すべてのA8モデルで共通となる。

250kW(340PS)を発生する3.0 TFSIは、Audi A8 55 TFSI quattroとA8 L 55 TFSI quattroに搭載される。中国では、210kW(286PS)を発生するバージョンが設定されている。最大トルクは、500Nm/1,370~4,500rpmです。0~100km/h加速は5.6秒(Lモデル:5.7秒)。

A8モデルに搭載される4.0 TFSIは、338kW(460PS)の最高出力と660Nmの最大トルク(1,850~4,500rpm)を発生。これにより、非常にスポーティなパフォーマンスが実現している。A8 60 TSFI quattroおよびA8 L 60 TFSI quattroは、ともに0~100km/hを4.4秒で加速する。V8エンジンのハイライトの1つは、シリンダーオンデマンドシステム(COD)。このシステムは、エンジン負荷が低い場合に、4つのシリンダーを一時的に休止させる。

Audi S8:ラグジュアリークラスにおけるパフォーマンスモデル

Audi S8 TSFI quattroは、スポーティなシリーズのトップモデル。このモデルに搭載されるツインターボV8エンジンは、420kW(571PS)の最高出力と、800Nm/2,050~4,500rpmの最大トルクを発生。0~100km/h加速は3.8秒。

S8においても、CODシステムが効率を向上させる。エキゾーストシステムにはサウンドフラップが装着され、必要に応じてよりシャープなサウンドを楽しむことができる。さらに、このA8ファミリーの最上位モデルは、非常に広範囲な標準装備を特徴としている。そのハイライトは、革新的でユニークなサスペンションコンポーネントの組み合わせ。S8にのみ、工場出荷時にプレディクティブ アクティブサスペンション、スポーツディファレンシャル、ダイナミック オールホイールステアリングが装着される。

このモデルは、インテリアとエクステリアに独自のデザイン要素を取り入れ、スポーティなキャラクターを意図的に演出している。主要な市場である中国、米国、カナダ、韓国では、ロングホイールベース仕様のAudi S8のみが導入される。ロングホイールベース仕様では、全長と全高が増加することによって、ヘッドルームおよびレッグルームのスペースが増え、乗員快適性が大幅に向上している。

なお、すべてのモデルには、48ボルトマイルドハイブリッドテクノロジー(MHEV)が標準装備されている。

2つのエンジン、1つのバッテリー:Audi A8プラグインハイブリッドモデル

Audi A8 60 TFSI e quattroとA8 L 60 TFSI e quattroは、A8シリーズのプラグインハイブリッドモデル(PHEV)。これらのモデルでは、3.0 TFSIとコンパクトな電気モーターが組み合わされている。車両のリヤに搭載されたリチウムイオンバッテリーの正味エネルギー容量は14.4kWh(総容量:17.9 kWh)。容量は、以前のモデルよりも大幅に増加している。340kW(462PS)のシステムパワーと700Nmのシステムトルクを備えたAudi A8 60 TFSI e quattro(A8およびA8 L)は、0~100km/hを4.9秒で加速する。

プラグインハイブリッドモデルでは、4つの走行モードを選択することができる。「EV」は完全な電動モード、「ハイブリッド」は両方の駆動システムの効率的な組み合わせ、「ホールド」は利用可能な電気エネルギーを節約するモードで、「充電」モードでは内燃エンジンでバッテリーを充電する。交流を使用した場合の最大充電容量は7.4kW。オーナーは、自宅のガレージでコンパクトなe-tron充電システムを使用して充電するか、外出先でモード3ケーブルを使用して充電することができる。ヨーロッパでは、Audi e-tron充電サービスにより、約25万か所の充電ステーションを利用することができる。

ティプトロニック、quattro、スポーツディファレンシャル:あらゆる条件で優れた走行体験を実現

Audi A8のすべてのエンジンは、迅速かつスムーズなシフトを特徴とする8速ティプトロニックトランスミッションと組み合わされている。このオートマチックトランスミッションは、電動オイルポンプにより、内燃エンジンが作動していないときでもギアを変えることができる。

セルフロッキングセンターディファレンシャルを備えたquattroフルタイム4輪駆動システムは標準装備されており、オプションでスポーツディファレンシャルを追加することが可能(S8には標準装備、プラグインハイブリッドモデルには装着できない)。スポーツディファレンシャルは、高速コーナリング時に左右のリヤホイール間で積極的にトルクを配分し、ハンドリングをさらにスポーティすると同時に安定させる。

プログレッシブテクノロジー:サスペンションシステム

フェイスリフトが施されたAudi A8には、優れたバランスを特徴とするサスペンションが標準装備されている。アウディドライブセレクト ハンドリングシステムによる独自のドライビングプロファイルにより、スポーティなドライビング特性から快適性重視の特性まで、幅広い設定が可能。

減衰力を電子的に調整するアダプティブエアサスペンションは標準装備されている。さらに、プログレッシブステアリングも標準装備されている。ダイナミックオールホイールステアリングは、オプションとして装着可能。このシステムは、Audi S8には標準装備されている。

プレディクティブ アクティブサスペンション

フェイスリフトが施されたA8のハイライトは、プレディクティブ アクティブサスペンション。この機能は、電気モーターを介して各ホイールに追加のパワーを供給したり停止したりできるため、あらゆる走行条件でシャシーのポジションをアクティブに調整することができる。

プレディクティブ アクティブサスペンションは、Audi A8の運転体験をさらに魅力的なものにする。アウディドライブセレクトシステムでダイナミックモードを選択すると、この大型セダンは、そのスポーティな側面を示す。コーナーではしっかりとタイヤが路面をグリップし、ロール角が小さくなり、制動時のノーズダイブも抑制される。対照的に、コンフォート+モードでは、路面の凹凸をスムーズに吸収。このモードでは、ステアリングがフロントカメラと連動して機能するため、システムの限界内において路面の凹凸を認識し、アクチュエータを予測的に調整する。

コンフォート+モードを選択すると、プレディクティブ アクティブサスペンションは特別な機能を作動させる。システムに統合されたカーブチルティング機能は、乗員に作用する横方向の加速度が減少させる。カーブに入ると、最大3度の範囲で、コーナー外側のボディ側面を持ち上げ、内側を下げる。80~130km/hの速度域と、最大0.4Gの横加速度では、コーナリングしていることがほとんど分からないほど。

コンフォート+モードで直進している場合、プレディクティブ アクティブサスペンションは、シャシーのピッチングを補正する。また、クルマへの乗り降りを快適にするために、ボディを最大50mm上下させることもできる。

フェイスリフトが施されたAudi A8には、6つの新しいデザインを含む、アウディおよびAudi Sportによる18インチから21インチのホイールが用意されている。Audi S8(プラグインハイブリッドシステムまたは6気筒を搭載したモデル以外)のトップバージョンでは、カーボンファイバーセラミック ブレーキディスクを装着することができる。

A8 L Horch:中国市場向け

中国市場のトップバージョンであるAudi A8 Lの全長は5.45mで、A8 Lよりも13cm長くなっている。インテリアには、ダイヤモンドキルティングのパターン、エンボス加工されたシートクッションのロゴ、リヤスペースのディープパイル フロアマットなどが採用され、このバージョンのエクスクルーシブなキャラクターを強調している。

エクステリアでは、縦方向のブレースを備えたシングルフレームグリルが装着され、このクルマがラグジュアリーモデルであることを明確に示している。さらに、ミラーハウジングをはじめとしてクロームメッキが各所に採用され、リヤの特別なライトシグネチャー、大型パノラマルーフ、Cピラーの「Horch」エンブレム、「H crown」ホイールデザイン、リラクゼーションシートなどが標準装備されている。トップモデルでは、特にエレガントな外観を好む中国の顧客向けに、Dセグメントとしては初めてツートーン仕上げを提供している。

3種類のカラーの組み合わせ(ミトスブラック/フローレットシルバー、フローレットシルバー/ミトスブラック、ファーマメントブルー/ウルトラブルー)を選ぶことが可能。アウディは、トルネードラインという名称で、これらのカラーの組み合わせを提供している。

関連情報:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a8/a8.html

構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)

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みんなのコメント

19件
  • アウディの車ってほんと魅力ないな。
  • Fセグでアウディ選ぶかって言われれば、間違いなく選ばない。
    画像見ればわかるけど、この顔つきはいいとこA6まででしょ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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