■最強スペックの「シビックタイプR」が「インディカー」先導車に!
北米ホンダは2023年3月1日、新型「シビックタイプR ペースカー」を発表しました。
シビックタイプR ペースカーはアメリカで開催されるモータースポーツである「インディカー」シリーズの先導車として使用されます。
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ホンダのスポーツカー「シビックタイプR」現行モデルは2022年9月1日に発表。11代目「シビック」をベースとし、同車の「タイプR」シリーズとしては6代目に当たります。
搭載されるエンジンは5代目(FK8型)と同じ「K20C型」2リッター直列4気筒ターボと同一ですが、10馬力と2.0kgmの出力向上が図られたことで、最高出力330馬力・最大トルク420Nmと歴代シビックタイプRの中でも最強スペックとなりました。
エクステリアはワイド&ローなスタイリングとなり、速さと美しさを兼ね備えたデザインとしたほか、冷却性能向上のためグリル開口部を拡大。
サイドシルガーニッシュやリアスポイラーなどを装備することで空力性能を追求しながらも、リアフェンダーをボディと一体化し流れるようなデザインとなっています。
そんなシビックタイプRですが、世界3大レースのひとつとも言われる「インディ500」を含む「インディカー」シリーズの2023シーズンにおいて、ペースカーとして導入されます。
ペースカーはセーフティカーなどとも呼ばれ、パトロールカーのような役割を持つクルマです。サーキット上でクラッシュや部品の散乱などがあれば現場に駆けつけて対応するほか、レースの先導や規制などを行います。
シビックタイプR ペースカーは市販車仕様とは異なり、レース先導・規制業務用車として使用されるため、様々な改良が実施されています。
エクステリアはレッドとホワイトの2色となり、サーキットにおける視認性を向上。スポンサーである「NTT」や「シェル」のステッカーも貼付されています。
また、フロントとリアにはパトカーのようなランプ類が装備され、注意を促します。
インテリアでは、シートに通常のシートベルトとは異なる4点式レーシングハーネスを装備しました。
特にブレーキ系統は強化され、主にレースに向けた車両・技術開発を行うホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)製のブレーキパッケージを装着。
具体的には競技用のブレーキローターが装備されているほか、ブレーキパッドもレーシング用の強力なものを装備。ブレーキホースもステンレススチール製の強化品となっています。
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なお、3月5日に米フロリダ州のセント・ピーターズバーグで開催される市街地コースにおいて、新型シビックタイプR ペースが早速投入される予定となっています。
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