■商用車「プロボックス」がスポーツ仕様に!
トヨタ「プロボックス」は、20年以上にもわたって人気を博している商用ライトバンで、最近はカスタム車としても支持を集めています。
そんなプロボックスに、まさに「GR仕様」とも言える本格的なカスタムを施したモデルが、2024年1月の「東京オートサロン2024」に出展されていました。
【画像】超カッコイイ! これがトヨタ新型「GRプロボックス」!?(16枚)
一体どのようなモデルなのでしょうか。
プロボックスは、2002年に初代モデルが発売。
ステーションワゴンタイプのボディ形状を持ち、幾度もの大規模なマイナーチェンジと改良を繰り返しながら、2024年時点で22年間にわたって販売され続けている“商用車の皇帝”と呼んでも過言でない偉大なクルマです。
最大の特徴は、経済性の高さや荷室の使い勝手の良さなど、商用車に求められる要件を追求した点にあります。
そして、その追求した利便性や高い積載性は、乗用ステーションワゴンとしても優れた要素となることから、近年ではアウトドア用やカスタムカーのベースモデルとして重宝されるなど、ビジネス以外の用途でプロボックスが活用されるシーンも増えています。
今回紹介するモデルも、まさにこのようなプロボックスのカスタムカーで、外装パーツや足回りパーツなどを販売するRIDE+TECH(東京都福生市)が手掛けて展示したモデルです。
同車の名前は「RIDE+TECHプロボックス」。まず大きく変貌したフロントマスクが目を引きます。
このフロントバンパーには、トヨタ「ハイラックス GRスポーツ」を想起させる黒い台形グリルが装着されており、力強くもスポーティな雰囲気です。
また、グリルには「GR」のエンブレムが装着されており、近年流行しているタフな「クロカンスポーツ」のイメージそのもの。
さらに、足回りにはRIDE+TECH製のリフトアップキットを取り入れることで、このプロボックスは最低地上高もアップ。
ワーク製14インチホイール「CRAG CKV」と「トーヨー オープンカントリー」タイヤも組み合わせ、悪路に強い雰囲気を演出するとともに車体下部を引き締めて、“商用車のイメージ”を完全に払拭しました。
また内装は、レッドを効果的に使用したシートカバーを装着したスポーティな仕上がりです。
一方で、このプロボックスはオーバーフェンダーなどの派手なパーツ変更は最小限とし、ボディカラーも標準のホワイトを維持。
これにより、まるでGRからプロボックスが登場した際の「純正仕様」にも見える、粋なカスタムカーを完成させていました。
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