現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スバルが新型BRZを発表し、諸元や車両価格を正式公開。FA24型水平対向2.4Lエンジンを搭載

ここから本文です

スバルが新型BRZを発表し、諸元や車両価格を正式公開。FA24型水平対向2.4Lエンジンを搭載

掲載 更新
スバルが新型BRZを発表し、諸元や車両価格を正式公開。FA24型水平対向2.4Lエンジンを搭載

2021年7月29日、スバルはピュアFRスポーツの新型「BRZ」を発表し、同日より販売を開始した。フルモデルチェンジした2代目のBRZ(型式:ZD8)は、初代同様トヨタとの共同開発で誕生したモデルだ。

ボディ剛性強化、そして軽量化と低重心化とで磨きをかけた走り
2012年3月にトヨタの86との共同開発で誕生した、スバルの本格FRスポーツ「BRZ」にフルモデルチェンジが行われた。初代同様にトヨタとの共同開発が行われ、同社が近々発表予定の「GR86」とは異なる、スバルならではのテイストが盛り込まれた仕様となっている。グレード展開は「R」と「S」の2タイプで、前者がベーシックグレードとなる。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

新型BRZで、まず注目したいのがエンジン。従来の2L水平対向4気筒DOHCエンジンから排気量アップした新型2.4L水平対向4気筒DOHCエンジンが搭載されている。これは、徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減により、最高出力235ps/最大トルク250Nmを発生。素早いレスポンスと滑らかに高回転まで吹け上がるスポーツカーらしいフィーリング、そして力強い加速を味わわせてくれるという。

トランスミッションは、従来と同じ6速MTと6速ATを設定。ただし、6速AT車は、SPORTモードの制御を改良されている。クルマがスポーツ走行中と判断した場合、ドライバーの意思や操作に応じて、最適なシフト操作を自動的に行い、よりダイレクト感のあるコーナリングができるようになっている。

ボディ剛性は、インプレッサやレヴォーグでその実力を証明したスバルグローバルプラットフォーム(SGP)のノウハウをベースに、インナーフレーム構造や構造用接着剤などを採用することで強化。従来モデルに対しフロント横曲げ剛性が約60%、ねじり剛性が約50%と大幅に向上している。ハンドル操作の応答性や、旋回時のトラクション性能などのアップに期待が持てるところだ。

軽量化と低重心化も図られている。ルーフをはじめボンネットフード、フロントフェンダーの素材にアルミを採用するとともに、前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を実現している。もちろん、運動性能アップのためだ。

エクステリアは、より躍動感あふれるものへと変身を遂げている。低く、そしてワイドに配されたヘキサゴングリルが低重心を主張し、グリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形により、体幹の力強さを表現されている。絞り込んだキャビンと力強く張り出したフェンダーのダイナミックな抑揚も、いかにもスポーツカーらしい。

実効力のある空力パーツも纏う。サイドシルスポイラーやフロントバンパーダクト、フロント&リアエアアウトレット、リアアーチフィンなどは、デザイン性だけでなくスポーツカーとしての性能を最大限に引き出す空力アイテムとして装備される。

インテリアのキーワードは「走りに集中する」だ。シンプルな水平基調のインパネや低く設置したメーターバイザーの採用は、広い視界を確保してドライバーが運転に集中しできるようにとの配慮だ。7インチカラー液晶やLCD液晶を組み合わせたデジタルメーター(BOXERメーター)は、必要な情報をわかりやすく表示し、日常の運転からスポーツ走行時まで、あらゆる状況下で直感的に情報を把握することを可能とする。

装着されるスポーツシートは、高いホールド性とフィット感とで、ドライバーの疲労軽減に役立つとともに、クルマの挙動を正確に伝える役目も果たす。

安全性能の充実も抜かりはない。運転支援システム「アイサイト」が6速AT車に標準装備され、プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールなどが、安心で快適なドライブをアシストしてくれる。また、採用範囲を拡大した高張力鋼板よりボディを強化するとともに、各種エアバッグをはじめとする乗員保護システムの強化で、衝突安全性能の向上も図られている。

ボディカラーはクリスタルパールホワイト、アイスシルバーメタリック、マグネタイトグレーメタリック、クリスタルブラックシリカ、イグニッションレッド、サファイアブルーパール、WRブルーパールの7色が用意される。

初年度の月間計画台数は500台。

スバル BRZ ラインナップ
R(6速MT/6速AT):308万円/324万5000円
S(6速MT/6速AT):326万7000円/343万2000円

スバル BRZ R 主要諸元
●全長×全幅×全高:4265×1775×1310mm
●ホイールベース:2575mm
●車両重量:1260[1280]kg
●エンジン:水平対向4DOHC
●総排気量:2387cc
●最高出力:175kW(235ps)/7000rpm
●最大トルク:250Nm/3700rpm
●トランスミッション:6速MT[6速AT]
●駆動方式:FR
●燃料・タンク容量:プレミアム・50L
●WLTCモード燃費:12.0[11.8]km/L
●タイヤサイズ:215/45R17
●車両価格(税込):308万円[324万5000円]
[]内は6速AT仕様車

スバル BRZ S 主要諸元
●全長×全幅×全高:4265×1775×1310mm
●ホイールベース:2575mm
●車両重量:1270[1290]kg
●エンジン:水平対向4DOHC
●総排気量:2387cc
●最高出力:175kW(235ps)/7000rpm
●最大トルク:250Nm/3700rpm
●トランスミッション:6速MT[6速AT]
●駆動方式:FR
●燃料・タンク容量:プレミアム・50L
●WLTCモード燃費:11.9[11.7]km/L
●タイヤサイズ:215/40R18
●車両価格(税込):326万7000円[343万2000円]
[]内は6速AT仕様車

[ アルバム : 新型スバル BRZ はオリジナルサイトでご覧ください ]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
「ノーマルタイヤで立ち往生」に国交省ブチギレ!?「行政処分の対象です」2年連続で大量発生…「スタックの7割が夏用タイヤ」今年も緊急警告
くるまのニュース
いやあ、クソ暑かったよ! ラスベガスF1初開催を知るエディ・チーバーに訊く。悪名高き“駐車場コース”でのレースは「悪い思い出ではない」
いやあ、クソ暑かったよ! ラスベガスF1初開催を知るエディ・チーバーに訊く。悪名高き“駐車場コース”でのレースは「悪い思い出ではない」
motorsport.com 日本版
「AI EV時代のトヨタ」めざすファラデー・フューチャー、新型EV『FX』最初の試作車が完成
「AI EV時代のトヨタ」めざすファラデー・フューチャー、新型EV『FX』最初の試作車が完成
レスポンス
待ってろスイスポ!!! FF1.3Lターボのピリ辛ボーイズレーサー[新型GRスターレット]は若者にも手が出しやすい250万円で登場か!?
待ってろスイスポ!!! FF1.3Lターボのピリ辛ボーイズレーサー[新型GRスターレット]は若者にも手が出しやすい250万円で登場か!?
ベストカーWeb
F1関係者への入国拒否が続くラスベガス。角田裕毅も足止め「危うく帰国させられるところだった。来られてラッキー」
F1関係者への入国拒否が続くラスベガス。角田裕毅も足止め「危うく帰国させられるところだった。来られてラッキー」
AUTOSPORT web
Team HRC、S耐の2年計画を完遂。初期メンバーの武藤「楽しい環境がいつまでも続けばいいな」
Team HRC、S耐の2年計画を完遂。初期メンバーの武藤「楽しい環境がいつまでも続けばいいな」
AUTOSPORT web
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
“45年ぶり”マツダ「サバンナGT」復活!? まさかの「オープン仕様」&斬新“レトロ顔”がサイコー!ワイドボディも魅力の「RXカブリオレ」とは?
くるまのニュース
“ボロボロ”のランボルギーニ「ミウラ」に価値はある? マニア垂涎“ジャンクヤードのガラクタ”がオークションに登場! 気になる価格は?
“ボロボロ”のランボルギーニ「ミウラ」に価値はある? マニア垂涎“ジャンクヤードのガラクタ”がオークションに登場! 気になる価格は?
VAGUE
なんとハイブリッド仕様も!! クラシックなボディに6気筒を押し込んだ[クラウン]セダンがスゴすぎる
なんとハイブリッド仕様も!! クラシックなボディに6気筒を押し込んだ[クラウン]セダンがスゴすぎる
ベストカーWeb
ミニバンなら日本車……とも言い切れんぞ! ちょっとマイナーだけどヨーロッパにも個性派ミニバンが存在した
ミニバンなら日本車……とも言い切れんぞ! ちょっとマイナーだけどヨーロッパにも個性派ミニバンが存在した
WEB CARTOP
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
「すごい多重事故…」 関越道で「トラックなど3台が衝突」発生! 2車線が一時通行規制で「通過時間70分」の大渋滞 圏央道も混雑
くるまのニュース
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
SS12は“安全上の問題”でキャンセルに。SS11を終えた時点でトヨタ勝田貴元は総合3番手|WRCラリージャパンDAY3午前
motorsport.com 日本版
コンチネンタル、車内の生体情報を検知する革新的ディスプレイ発表へ…CES 2025
コンチネンタル、車内の生体情報を検知する革新的ディスプレイ発表へ…CES 2025
レスポンス
[圧倒的燃費]と環境性能! [トヨタ・ヤリス]を超えるクルマってぶっちゃけある? 
[圧倒的燃費]と環境性能! [トヨタ・ヤリス]を超えるクルマってぶっちゃけある? 
ベストカーWeb
給与が高いスイスに拠点を置くザウバーは例外? ハースF1小松代表、FIAが検討する予算上限”優遇措置”に反論「皆反対している。シンプルなままでいい」
給与が高いスイスに拠点を置くザウバーは例外? ハースF1小松代表、FIAが検討する予算上限”優遇措置”に反論「皆反対している。シンプルなままでいい」
motorsport.com 日本版
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
日産「新型スカイライン」発売! 歴代最強「匠“手組み”エンジン」×旧車デザインの「特別仕立て」登場も「次期型」はもう出ない…? 「集大成」完売した現状とは
くるまのニュース
実は大きく違う!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催した「クシタニライダー台湾人スクール」で感じた台湾人ライダーと日本人ライダーの練習環境の違いとは
実は大きく違う!? モータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が開催した「クシタニライダー台湾人スクール」で感じた台湾人ライダーと日本人ライダーの練習環境の違いとは
バイクのニュース
旧車への憧れ、理由の1位は「デザイン」、人気車種は…旧車王が調査
旧車への憧れ、理由の1位は「デザイン」、人気車種は…旧車王が調査
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

332.2381.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

75.0550.0万円

中古車を検索
BRZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

332.2381.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

75.0550.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村