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第3のN-BOX、ジョイの詳細が公表。後席を倒して出現する「ふらっとテラス」とは?

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第3のN-BOX、ジョイの詳細が公表。後席を倒して出現する「ふらっとテラス」とは?

ホンダは2024年9月19日、新型軽自動車「N-BOXジョイ」のデザインについての概要を発表した。N-BOXジョイはN-BOX標準車、スポーティなN-BOXカスタムに続く、N-BOXシリーズ第3のモデルであり、他のスーパーハイトワゴンのライバルであるスペーシアギア、タントファンクロスと同様のアクティブ系の車両である。

 
3年連続で日本一売れている日本車に君臨するN-BOX。3世代で重ねたユーザーの保有台数は256万台とケタ違い。それだけに、N-BOXを乗り継ぐユーザーが増えて、同じクルマに乗り続けることに対して抵抗を感じる人、他人と違ったクルマに乗りたいというニーズが増えてきたと語るのはN-BOXの商品企画担当の廣瀬紀仁氏。また、今まで標準車、カスタムの2軸だったニーズが細分化し、他社から先述のアクティブ系のモデルがラインアップされるようになったことも、N-BOXジョイを投入するきっかけになったのである。
 
ライバルのスペーシアギアとタントファンクロスが、よりアウトドア寄りの方向に振っているのに対し、N-BOXジョイはインドアでも、アウトドアでもない、その中間の“リラックス”や“大らか”という世界観に立脚しているのがポイントである。
 
ホンダの調査によると、アウトドアレジャーではたくさんの道具を用意する本格キャンプよりも、設備の整ったテントやロッジなどで自然を楽しむグランピングやさらには自分好みの場所で椅子を広げてくつろぐチェアリングのような気軽さが望まれていると分析。そこから導いたのが「もっと気楽に」というキーワードだった。
 
こうしてN-BOXジョイでは、もっと気楽にリラックスできることを念頭に、20代のコアユーザーを中心に、プレファミリーから50代・60代の子離れ層をターゲットとして、みんなが気楽に使えて、どこでものんびり過ごせて、ゆったり時を味わえることを提供価値とすることにした。グランドコンセプトは「ENJOY my Pace BOX」である。車名のジョイは、開発時にグランドコンセプトにちなんで「Nジョイ」と呼ばれていたものが結果的に市販モデルにつながったのであった。
 
N-BOXジョイの最大の特徴は、後席を倒すだけで現れる「ふらっとテラス」と命名された後部空間である。どこでものんびり過ごせるようにという狙いのもと、広く開放的なテラスのようなスペースにしている。他のN-BOXシリーズより、フロア後端を80mm上げ、前に倒した後席と荷室床面をほぼ平らにし、そのぶんフロアアンダーボックスを設けて荷物が収納できるようにしている。
 
さらに居心地のいい空間とするため、レジャーシートなどでなじみ深いチェック柄のファブリックを後席の背裏と荷室床面に配した点がポイントである。表皮にはNシリーズ初の撥水加工を施し、飲み物をこぼしてもサッと拭き取れる。今回、荷室床面のスライドボード部分は国内で初めて基材の成型と織物の表皮を同時に接着することに成功。これによってスライドボード部をチェック柄にすることができた。
 
内装はシートにおいてもチェック柄ファブリックを採用し、遊び心がありながら飽きのこないデザインとした。シートは、自然吸気エンジン車が撥水ファブリックとトリコット、ターボ車は撥水ファブリックとプライムスムース(合成皮革)のコンビシートとなる。なお、ターボ車には本革巻きステアリングとパドルシフトが標準となる。
 
外観はフロントグリルやフロントバンパー、リアバンパーが専用。ヘッドライトはNボックスのツヤ黒に対してアルミ蒸着として、精緻でタフな道具感を表現。ボディサイドでは前後バンパーと合わせてドアにブラックのロアガーニッシュを施すことで安心感のあるキャビンを引き立たせ、キャリーボックスのような頼もしさを表現。ホイールは新デザインでシルバーのハーフホイールキャップを採用し、ターボ車にはシルバーメッキリングを追加している。
 
ボディカラーはN-BOXシリーズとしてデザートベージュパール、ボタニカルグリーンパールの2色の新色を追加して2トーンカラーは全5色、モノトーンカラーは全2色を設定している。
 
3代目N-BOXシリーズと並行開発されたというN-BOXジョイ。N-BOXシリーズに新たな選択肢が誕生する。
 
〈文=ドライバーWeb編集部〉

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みんなのコメント

2件
  • tondemo310
    チェック柄を見て初代RX-7を連想した人はジジババ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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