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赤と白の「ロータリーエンジン搭載スポーツカー」再び実車展示! 市販化の可能性が急上昇!? マツダ「アイコニックSP」の魅力とは

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赤と白の「ロータリーエンジン搭載スポーツカー」再び実車展示! 市販化の可能性が急上昇!? マツダ「アイコニックSP」の魅力とは

マツダの思いが結実したロータリー搭載スポーツカー

 マツダは2024年6月1日、2日の両日、広島本社で「マツダタウンフェスタ2024」を開催。会場には、「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開されたロータリーEV搭載のコンセプトカー「アイコニックSP(ICONIC SP)」も展示され、多くの人々から注目を集めました。

【画像】「えっ!…」これがマツダファンを魅了する紅白の「アイコニックSP」です!(65枚)

「マツダタウンフェスタ」は、2024年に創業104年目を迎えたマツダが、感謝の気持ちを込めて広島本社の構内を開放。現地でしか見られない特別なステージやマツダならではの数々の体験プログラムが展開される、子どもから大人まで楽しめるイベントです。

 コロナ禍で中断していた「マツダオープンデイ」から「マツダタウンフェスタ」へと名称を改め、2024年6月1日、2日の両日、5年ぶりに開催されました。

 その会場で人々を惹きつけていたのが、ロータリーEV搭載のコンセプトカー「アイコニックSP」。しかも、「ジャパンモビリティショー2023」で展示された真っ赤に塗られたモデルと、真っ白なボディカラーをまとった仕様の2台が一度に展示されたのです。

 マツダ「アイコニックSP」は、時代が変わっても、その時代に適合したソリューションにより、「クルマっていいよね、楽しいよね」というクルマへの憧れを提供し続けていくというマツダの情熱を、コンパクトスポーツカーというスタイルにまとめあげた美しいコンセプトカー。

 搭載されるパワートレインは、2ローター・ロータリーEVシステムを想定しており、ハイパワー&低重心、さらに50:50の前後重量配分などにより、スポーツカーらしい優れた運動性能を実現するといいます。

 モーターを駆動させるバッテリーは、再生可能エネルギー由来の電力で充電すれば、実質的にカーボンニュートラルでの走行が可能に。さらに、発電専用のロータリーエンジンは水素など多彩な燃料を燃やせるという拡張性の高さを武器に、カーボンニュートラル燃料での稼働を想定しています。

 その気になるパフォーマンスは、システム出力370ps、車両重量1450kg、パワーウエイトレシオ3.9kgを想定。これはポルシェ「911」相当の性能だといいますから期待が高まります。

 そんな「アイコニックSP」は、2ローター・ロータリーEVシステムのコンパクトでレイアウトの自由度が高い心臓部を武器に、美しく低重心のフォルムを実現しているのも見どころです。

 全長4180mm、全幅1850mm、全高1150mm、ホイールベース2590mmという小さな車体の中央部に、コンパクトなロータリーエンジンを搭載。これにより、低いボンネットフードを実現し、スポーツカーらしい斬新なルックスを実現しています。

 左右に配された特徴的な“シザーズドア”は、スーパーカーのような斬新なルックスをつくり上げています。

 実用性の高さも「アイコニックSP」の美点で、ラゲッジスペースにはふたり分のキャリーバッグを積載可能。小旅行なども気軽に楽しめるスポーツカーに仕上がっています。

●赤と白の「アイコニックSP」を一度に公開

 そんな期待度大の「アイコニックSP」が、先の「マツダタウンフェスタ」で再び実車展示されました。

 しかも今回は、「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開された“ヴィオラ・レッド”に塗られた仕様と、2024年度の同社入社式で展示された、まばゆいホワイトの仕様の2台を一度に展示するという、大盤振る舞いでした。

 2台の「アイコニックSP」は、純白のモデルにのみフロント中央に黒いストライプが刻まれているほか、それぞれミラーの形状が異なっていたり、ホワイトのモデルはインテリアがつくり込まれていなかったりと、ディテールが異なっています。

 おそらく白の「アイコニックSP」は、デザインチームが初期の段階につくった1台なのでしょう。まさに「コンセプトカーのプロトタイプ」といった趣です。

 それを裏づけるように、先の「マツダタウンフェスタ」では白の「アイコニックSP」の脇にインテリアのデザインモックが展示されていました。

 しかも、そのドライバーズシートに座って「アイコニックSP」のコックピットからの眺めを味わえるなど、夢のスポーツカーへの乗車という貴重な体験を提供していました。

* * *

 マツダはすでに、社内にロータリーエンジン開発グループを開設。鍛錬を経たロータリーエンジンの技術者たちが再結集しています。

 さらに、先ごろ開催された「マルチパスウェイワークショップ」では、縦置き2ローター・ロータリーEVシステムの開発を進めていることを明らかにしました。

 カーボンニュートラル時代でも、人々をワクワクさせるスポーツカーを提案したいと考えるマツダ。同社のアイデンティティであり、魂でもあるロータリーエンジン搭載のスポーツカーが市販される日を期待したいと思います。

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みんなのコメント

27件
  • nor********
    マツダスゲーな。車の最終形態みたいなデザインとスポーティさだ。これ市販化されたらまた世界一だね。
    ロータリー積んでたら最強でしょ!
    トヨタ株売って買いますよー。
  • VF-154
    ロータリースポーツはマツダの矜持。
    しかし市販は…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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