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「アヴェンタドール」に見るランボルギーニV12モデル人気の秘密とは

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「アヴェンタドール」に見るランボルギーニV12モデル人気の秘密とは

■多くの人の共通の憧れとなったスーパースポーツカー

 ランボルギーニのV12エンジン搭載モデルは、その登場と共にブランドのアイコン的な地位を確立し、以後10年にわたりその座に君臨し続けている。その秘密についてのトリビアを紹介しよう。

ランボルギーニ「LP780-4 Ultimae」は最強・最後のアヴェンタドール?

●ランボルギーニ史上最高のセールスレコードを記録

「アヴェンタドール」の販売台数は、過去のV12モデルをすべて合わせた販売台数を上回っている。過去のV12モデルの販売台数の合計は7000台を若干超える程度だが、アヴェンタドールだけで販売台数は2020年9月に1万台という記録を達成。

 2011年のローンチ当初から販売は好調で、生産5年目にして、そのひとつ前のモデルである「ムルシエラゴ」の総販売台数を超えている。

●アヴェンタドールの「ウォーク・オブ・フェイム」

 ハリウッド映画のなかでも、もっとも有名なヒーローたちを乗せてきたアヴェンタドールは、多くの人にとっての最高のスーパーカー的存在となっている。ランボルギーニのV12モデルは、イタリアや、世界の映画史に名を残す作品でも、大きな役割を果たしてきた。

 バットモービルとしてのイメージを定着させたアヴェンタドールは、ランボルギーニのもっとも重要なV12モデルに数えられるだろう。

 2012年公開の『ダークナイトライジング』では、クリスチャン・ベール演じるブルース・ウェインが「Gotham-649 8227」というナンバープレートが付けられた「アヴェンタドール LP 700-4」を運転する姿が見られた。

 ただし、バットマンシリーズで主役スターを象徴する愛車にランボルギーニが選ばれたのは、これが初めてではない。同シリーズ2作目の『ダークナイト』(2008年)では「ムルシエラゴ LP640」、第1作『バットマンビギンズ』では「ムルシエラゴ ロードスター」が使用されている。

●ランボルギーニで初めてカスタマイズ可能なドライビングモードが採用されたV12モデルとは

 アヴェンタドールは、アウトモビリ・ランボルギーニが初めて適応型サスペンション「MagneRide」と後輪操舵が導入されたモデルである。

 これらのテクノロジーの挙動は、STRADA、SPORT、CORSA、および新モードとなるEGOの4つのドライビングモードを選択することによって、制御される。

 なかでも新モードのEGOでは、以下の車両の3つの領域を、それぞれ別に設定することが可能だ。
・パワートレイン(エンジン、4WD)
・ステアリング(LDS(ランボルギーニ・ダイナミック・ステアリング)、LRS(ランボルギーニ・リアホイール・ステアリング)、サーボトロニック
・サスペンション(磁気レオロジーサスペンション)

 ドライバーはこの3つの領域それぞれに、自分の好みに合わせてSTRADA、SPORT、CORSAを選択し、独自の組み合わせを設定することでアヴェンタドールの特性を、気分に応じて変更することができる。

●アヴェンタドールの最新モデルとは

 2021年、アヴェンタドールの最新版「Ultimae LP 780-4」が発表された。ハイブリッドテクノロジーを備える次世代スーパースポーツカーの登場を前に、時を超えたデザインと技術が最高の形で集結した、アヴェンタドールのファイナルエディションだ。

 このモデルをアイコン的な存在に押し上げる要素のそれぞれに、ストーリーがあるという。

 限定版であるUltimae専用のカラーリングは、ランボルギーニの職人たちの手によるもので、真の芸術作品へと仕上げるために40時間以上の綿密な作業を要している。

 インテリアは、エクステリアにも使用されるカーボンファイバー等の超軽量素材で装飾され、キャビン全体には小さなY字型モチーフをちりばめた特別なレーザー加工のアルカンターラを使用。このファイナルエディションのランボルギーニの稀少性と価値を紛れもなく示すのは、限定350台を記念したカーボンファイバー製のプレートだ。

 最高出力780hpの縦置きミッドシップV12自然吸気エンジンは、世界でも真に唯一無二の存在で、60度角の気筒を備えたV12は、完璧なハーモニーを奏でる。例えるならば、年月とともに美しい音色を奏でるヴィンテージバイオリンといえる存在となっている。

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みんなのコメント

2件
  • カウンタックに似ているからでしょ。
    新カウンタックなんかよりアヴェンタの方がよっぽどカウンタックの精神を昇華していると思う。
    それでいてアウディ品質で、壊れにくくなっている。
    カネがあったら欲しいもんなぁ。
  • 単純に、リーマンショック以降の金融緩和 景気拡大期という時代に生まれたからであり、世界中でニューリッチといわれる富裕層が増えたからだよ。そこにフェラーリと違いいつの時代もランボはドアの開き方含め、目立つし、ニューリッチたちが成功の証としての象徴的なものと捉えがちなんだろう。
     とりわけ、中国や日本人のオーナー含め、品のない成金が多いから、わけのわからんストロボつけたりして、より目立ちたいという人間の欲求にうまく当て込んでいる商品だということ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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