現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ベントレー「フライングスパー」にハイブリッド誕生! 限定モデル「オデッシアンエディション」とは

ここから本文です

ベントレー「フライングスパー」にハイブリッド誕生! 限定モデル「オデッシアンエディション」とは

掲載 3
ベントレー「フライングスパー」にハイブリッド誕生! 限定モデル「オデッシアンエディション」とは

■コンセプトカー「EXP 100 GT」からインスピレーションを得たモデル

 ベントレーは、同社の最新モデル「フライングスパーハイブリッド」の導入を記念した新しい限定モデル「フライングスパーハイブリッド オデッシアンエディション」の詳細を発表した。日本での車両価格(消費税込)は3080万円で、すでに受注は開始されている。

高級車の車検は高い!は本当か 新車時4000万円「ベントレー」の車検費用は?

●フライングスパーハイブリッド オデッシアンエディションとは?

 フライングスパーハイブリッド オデッシアンエディションは、2035年のラグジュアリーモビリティに対するベントレーの見解を示すコンセプトカー「EXP 100GT」からインスピレーションを得たという。そして今後ベントレーがビヨンド100戦略の一環として持続可能な新素材を導入していくにあたり、その第一歩となるモデルでもあるのだ。

 そんな同限定車は、先進的なハイブリッドパワートレインを搭載しているだけでなく、より持続可能な新素材をキャビン全体に採用。デザインには、100周年記念コンセプトカーのディテールがそのまま反映されている。

 さらにキャビンには、100%英国産ウールを使用した美しいツイードのパネルを採用。同系色をブレンドした特注の糸を使ってベントレーのために特別に作られたユニークでナチュラルな高級テキスタイルが使用されている。持続可能性に配慮し、オープンポア仕上げのコア材を使用したフェイシアとウエストレールは、ハイグロス仕上げと比べてラッカーの使用量を90%削減。木の自然な表面の質感と美しさを楽しむことができる事に加え、入手可能ななかでもっとも良質な木材を厳選し、合計わずか0.1mmの極薄の3層ラッカーだけで仕上げられた。

 センターコンソールは、洗練されたミニマルなピアノリネンパネルで仕上げられており、専用の3色のレザースキームがインテリア全体に新たな深みを付与。新素材に加えて、長期的な耐久性を持つサステナブルレザーが、キャビン全体に広く使用されている。

 参考にしたのはベントレーの1955年製S1フライングスパーで、このクルマは66年前のオリジナルのレザーインテリアが、いまでも無傷で残っているという。

 インテリアのアクセントとなるのは、オータムと呼ばれる柔らかく温かみのあるハイドで、ベルーガ、ポーポイズ、クリケットボール、ブルネル、バーントオークの各レザーと、軽やかでモダンなリネンハイドを組み合わせた5つの仕様からの選択が可能。乗降時にはオデッシアンエディション独自のトレッドプレートが現れ、エクステリアのDピラーバッジとマッチする印象だ。

 それらに加え、EXP100GTのインテリアに見られるオンブレ(ぼかし)仕上げと同様に、独自の新しい刺繍スタイルでは、糸の色をグラデーションにして、フライングスパー特有の「ロフトダイヤモンド」パターンを際立たせている。また、深いパイルのオーバーマットにはコントラストの効いたバインディングが施されており、ラムウールのラグにアップグレードすることもでき、インテリアに占めるウールの割合をさらに高めることが可能となっている。

 エクステリアでは、21インチの10本ツインスポークホイールと下部のブライトウェア(フロント・リアバンパー、ヘッドライト・テールライトサラウンド、ボディサイド下部のクローム)にペイントされたペールブロッガーのアクセントが、他にはない落ち着いた特徴を付与。ペールブロッガーのアクセントと調和するように厳選された6色がおすすめされているが、ベントレーの全パレットのなかから選択することもできる。

●フライングスパーハイブリッド オデッシアンエディションの性能と装備

 フライングスパーハイブリッド オデッシアンエディションは、ハイブリッド車であっても、ラグジュアリーさやパフォーマンスに妥協のないベントレーの製品に対する姿勢を証明したモデルでもある。内燃機関と電気モーターの融合により、ドライビングモードやスタイルを問わず、洗練された静けさが提供されているのだ。

 この新しいパワートレインは、2.9リッターV6ガソリンエンジンと先進の電気モーターを組み合わせたものである。高いパワーリザーブ、優れたトルク、素早いスロットルレスポンスを備えた最新のハイブリッドモデルは、加速性能でフライングスパーV8に引けを取らず、停止状態から60mphまでは4.1秒(0-100km/hは4.3秒)で到達できる実力を秘めているという。

 最高出力は544ps、最大トルク750Nmと、「ベンテイガハイブリッド」と比較しても95psを向上。フル充電で、700km以上の走行が可能となっている。この新しいパワートレインは、燃料消費量を大幅に削減しながらも、ベントレーならではのエフォートレスで洗練されたパフォーマンスを実現しているのだ。

●フライングスパーハイブリッド オデッシアンエディションの装備オプション

・ツーリングスペシフィケーション:アダプティブ・クルーズ・コントロール、レーン・アシスト、セーフガードプラス、ナイトビジョン、ヘッドアップディスプレイを含むベントレーの先進運転支援システム一式。
・電動で展開されるイルミネーション付きFlying Bボンネットマスコット
・LEDウェルカムランプ(4つのドアからベントレーウィングを床に投影)
・レザーヘッドライナー
・ドアとリアクォーターに使用されている3次元ダイヤモンドレザーシート
・ローテーションディスプレイ
・インテリアムードライティング

こんな記事も読まれています

[アクア]で高級感はやりすぎレベル? 高級感マシマシの特別仕様車がマジで買いすぎる
[アクア]で高級感はやりすぎレベル? 高級感マシマシの特別仕様車がマジで買いすぎる
ベストカーWeb
ウォームアップでトヨタと接触した78号車レクサスはピットスタートへ。2分追加のペナルティも
ウォームアップでトヨタと接触した78号車レクサスはピットスタートへ。2分追加のペナルティも
AUTOSPORT web
軽自動車にスーパーカー並みの装備[AZ-1]!! [高性能スペック]を誇った絶版スポーツ
軽自動車にスーパーカー並みの装備[AZ-1]!! [高性能スペック]を誇った絶版スポーツ
ベストカーWeb
真逆のマシン特性でレッドブルに挑んだメルセデス。サインツ、ペレスがハマった難関ターン6【中野信治のF1分析/第9戦】
真逆のマシン特性でレッドブルに挑んだメルセデス。サインツ、ペレスがハマった難関ターン6【中野信治のF1分析/第9戦】
AUTOSPORT web
あと1歩届かなかった……トヨタ小林可夢偉、前途多難のル・マン24時間レース惜敗に「めちゃめちゃ悔しい」
あと1歩届かなかった……トヨタ小林可夢偉、前途多難のル・マン24時間レース惜敗に「めちゃめちゃ悔しい」
motorsport.com 日本版
フォルクスワーゲン・トゥアレグ 詳細データテスト 実直な大型SUV PHEVの経済性はそこそこ
フォルクスワーゲン・トゥアレグ 詳細データテスト 実直な大型SUV PHEVの経済性はそこそこ
AUTOCAR JAPAN
雨に翻弄された101年目のル・マン。燃料ギリギリ! 50号車フェラーリが優勝。トヨタ7号車は最後尾から追い上げも届かず2位|ル・マン24時間:フィニッシュ
雨に翻弄された101年目のル・マン。燃料ギリギリ! 50号車フェラーリが優勝。トヨタ7号車は最後尾から追い上げも届かず2位|ル・マン24時間:フィニッシュ
motorsport.com 日本版
正式発売前のプロトタイプ先行試乗をプレイバック! 3代目レクサスISはBMW3シリーズを超えられたのか?
正式発売前のプロトタイプ先行試乗をプレイバック! 3代目レクサスISはBMW3シリーズを超えられたのか?
ベストカーWeb
ガソリンがリッター263円なら安い!? 給油するならドイツ、フランスを避けてルクセンブルクがオススメです【みどり独乙通信】
ガソリンがリッター263円なら安い!? 給油するならドイツ、フランスを避けてルクセンブルクがオススメです【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
ル・マン24時間レース決勝速報|フェラーリ、逃げ切り2連覇達成! トヨタとの近年稀に見る大接戦を制す
ル・マン24時間レース決勝速報|フェラーリ、逃げ切り2連覇達成! トヨタとの近年稀に見る大接戦を制す
motorsport.com 日本版
7号車トヨタがレクサスとの接触でマシン破損/2024年WEC第4戦ル・マン24時間 ウォームアップ
7号車トヨタがレクサスとの接触でマシン破損/2024年WEC第4戦ル・マン24時間 ウォームアップ
AUTOSPORT web
マイチェンで「歴代最強」 フォルクスワーゲン・ゴルフ R 試作車へ試乗 最高水準の魅力に揺るぎナシ!
マイチェンで「歴代最強」 フォルクスワーゲン・ゴルフ R 試作車へ試乗 最高水準の魅力に揺るぎナシ!
AUTOCAR JAPAN
初心者でも安心! 自分のレベルに合わせてサーキットを楽しめる「GR Garage」主催の走行会に人気集中。ゲストドライバーに松井孝允選手も
初心者でも安心! 自分のレベルに合わせてサーキットを楽しめる「GR Garage」主催の走行会に人気集中。ゲストドライバーに松井孝允選手も
Auto Messe Web
“直線番長”プジョー9X8、劣勢も決勝に自信「正しいアプローチかどうかは、レースで分かる」/ル・マン24時間
“直線番長”プジョー9X8、劣勢も決勝に自信「正しいアプローチかどうかは、レースで分かる」/ル・マン24時間
AUTOSPORT web
前年から運用方法が一部変更。2024年のル・マン24時間セーフティカールールをおさらい
前年から運用方法が一部変更。2024年のル・マン24時間セーフティカールールをおさらい
AUTOSPORT web
伝説の「6輪F1マシン」を生んだ小屋 70年前のティレル工場が移転保存 英国
伝説の「6輪F1マシン」を生んだ小屋 70年前のティレル工場が移転保存 英国
AUTOCAR JAPAN
JAFが義務化しているユニバーサルロゴの意味は? 実際にラリー車両に貼ってモータースポーツ参戦している人の声を聞いてきました
JAFが義務化しているユニバーサルロゴの意味は? 実際にラリー車両に貼ってモータースポーツ参戦している人の声を聞いてきました
Auto Messe Web
余裕と安心の「サイレント」スポーツ ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(2) 創業者も認めた1台
余裕と安心の「サイレント」スポーツ ベントレー 4 1/4リッター・ヴァンデンプラ(2) 創業者も認めた1台
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

3件
  • 2.9LのV6ハイブリッドにしては恐ろしくパワーあるじゃん
    このエンジン排気量から言ってポルシェ製じゃないかな?
  • 今のところはアウディ内製のHVを使用してるが、アウディがベントレーを手放したい意向が前面に押し出しているから、システムも別のモノに変わる可能性が在りアウディ内製のHVが旧車扱いに成れば、保証を打ち切る事も考えられる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2546.53979.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

310.03180.0万円

中古車を検索
フライングスパーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2546.53979.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

310.03180.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村