■トヨタ「RAV4」標準モデルとプラグインハイブリッドモデルの違いは?
トヨタは、LAオートショー2019で「RAV4プライム」というモデルを発表しました。はたして、どんなクルマなのでしょうか。
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2019年4月、3年半ぶりに日本市場で復活したトヨタ「RAV4」が大人気になっています。
日本では2019年4月から同年10月までの7か月間で約4万3000台を販売。ひと足早く発売したアメリカでは、2018年の年間で約42万7000台を販売し、箱型の乗用車では全米の年間トップセラーとなりました。
RAV4プライムの「プライム」とは、トヨタが北米でプラグインハイブリッド車につけるサブネームのことです。プリウスのプラグインハイブリッド仕様として日本では「プリウスPHV」という車名で販売されているクルマも、北米では「プリウスプライム」と呼ばれています。
つまり「RAV4プライム」とは、「RAV4プラグインハイブリッド」ということ。プリウスに続き、RAV4にプラグインハイブリッドが追加されるというわけです。
筆者(工藤貴宏)も、実際に会場でRAV4プライムをチェックしました。まず感じたのは、通常のRAV4よりも高級感が高まっているということ。そう感じさせた大きな理由は、外装の樹脂パーツの仕立てです。
RAV4は前後バンパー下部やドア下、そしてフェンダーのタイヤ周囲などに樹脂製の部品を装着。それらは、標準車ではタフギヤ感を演出するためにあえて塗装せず、無塗装の樹脂素地仕上げとなっています。
しかしRAV4プライムは塗装を施し、グロスブラック(光沢のある黒)にして高級感を演出。さらに、フロントグリルを囲むようにクロームの部品を組み合わせ、専用デザインの19インチホイールを装着することでプレミアムな雰囲気としたのです。
また、これまでRAV4には設定のなかった「スーパーソニックレッド」とブラックの2トーンとしたボディカラーも新鮮でした。フロントバンパー下部のデザインもプライムだけのオリジナルです。
■エコなだけじゃない! 優れた空間効率を実現できた理由とは?
気になるのは、プラグインハイブリッドシステムのメカニズムです。
RAV4のチーフエンジニアを務める佐伯禎一氏は、「大きなバッテリーをEV航続距離延長のためだけに使う、というのがこれまでのPHVの考え方でした。しかし、RAV4のプラグインハイブリッドは、大容量バッテリーを動力性能向上にも活用する新しい考え方のシステム」といいます。
実際に、発表されたRAV4プライムの0-96km/hの加速性能は5.8秒。これは通常のRAV4ハイブリッド(7.8秒)よりも速いだけでなく、「トヨタブランドでは『スープラ』の次に速い」と北米トヨタのジャックホリス副社長は速さを強調します。
高出力のV型6気筒エンジンを搭載するモデルもあるなかで、スープラの次に加速が鋭いとは驚きです。
RAV4のプラグインハイブリッドは、単にエコな乗り物というだけではなく、ハイレベルなパフォーマンスも兼ね備えたエコカーといえるでしょう。動力性能で個性をつけるのは、今後のプラグインハイブリッドのひとつのトレンドになりそうな気配です。
プラグインハイブリッドシステムは新開発で、エンジンこそ通常のRAV4ハイブリッドと同じ2.5リッターですが、リチウムイオン電池とモーターを大容量化して高出力を実現。システム出力はRAV4ハイブリッドを84馬力も上回る306馬力にも達しています。
またEV航続距離は北米の計測モードにおいて約62km。北米においてPHVモードによる燃費は90MPGe(約38.3km/L)と燃費にも優れ、「最高の走行性能と燃費を両立したモデル」とジャックホリス副社長は強調します。
ところで、気になったのは使い勝手です。大容量バッテリー搭載の影響で室内や荷室が狭くなっていることはないのでしょうか。たとえばプリウスPHVは、荷室下にバッテリーを積んだことで、わずかですが床が高くなり、普通のプリウスよりも荷室が狭くなっています。
そこで実車を細かくチェックしてみたのですが、荷室に通常モデルからの変化は確認できませんでした。バッテリーを床下へ搭載して、後席の足元の床が高くなっているかといえば、それもありません。すなわち、室内スペースへの犠牲はまったくないのです。
しかし、そのパッケージングの秘密は、クルマの床下を外から覗くとわかりました。車体の下にバッテリー搭載による張り出しがあるのです。車体の下に張り出させることで、室内を狭くしないパッケージングを実現したというわけでした。
RAV4プラグインハイブリッドは、日本でも2020年夏からの発売がアナウンスされています。自慢の加速性能を体感するのが楽しみです。
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