現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ホンダブランドの「イメチェン」も影響! モデル末期でもバカ売れるする「フリード」の強さの秘密

ここから本文です

ホンダブランドの「イメチェン」も影響! モデル末期でもバカ売れるする「フリード」の強さの秘密

掲載 27
ホンダブランドの「イメチェン」も影響! モデル末期でもバカ売れるする「フリード」の強さの秘密

 この記事をまとめると

■フリードはホンダのコンパクトミニバン

新型ステップワゴンよりも売れるってナゼ? モデル末期なのに「フリード」が2022年ミニバンNo.1になれた謎

■現行型は2016年と古いが、人気は根強い

■フリードの強さの理由に迫る

 発売から7年がたった今でもシエンタを相手に健闘

 今の5ナンバーサイズに収まるコンパクトミニバンは、実質的にトヨタ・シエンタとホンダ・フリードの一騎打ちだ。トヨタのノア&ヴォクシー、ホンダのステップワゴンが現行型では3ナンバー専用車になり、5ナンバー仕様を廃止したから、シエンタとフリードが従来以上に大切になった。

 現行型の発売は、シエンタが2022年8月で、フリードは2016年と古い。そこで2022年の販売ランキングを振り返ると、設計の古いフリードがシエンタよりも多く売られていた。

 この順列になる理由は、シエンタが2022年7月まで、先代型だったからだ。そこで2022年9月から2023年2月までの登録台数を比べると、シエンタの1カ月平均は約1万台、フリードは約6300台になる。フリードは少々離されたが、それでも発売から今年で7年を経過することを考えると、新型車のシエンタを相手に健闘している。

 それだけではない。フリードの国内登録台数は、ホンダ車ではN-BOXに次ぐ2位だ。2020年に発売されたフィット、2022年に登場したステップワゴン、2019年のN-WGNよりも、フリードが多く売られている。息の長い人気車になった。

 フリードが人気を高めた理由を販売店に尋ねると、以下のように返答された。「もっとも多い購入パターンは、先代フリードから現行型への乗り替えだが、ステップワゴンが新型になってボディを拡大させ、フリードに移るお客様もいる。また子育てを終えてミニバンが不要になっても、車内の開放感や荷室の使い勝手が魅力で、他社のセレナやノアからコンパクトなフリードに乗り替えるお客様も見られる。このほかフィットやヴェゼルからの乗り替えもある」。

 以上のようにフリードは、いろいろな車種のユーザーが購入している。とくにフリードで魅力なのがシートの配列だ。2列目がセパレートタイプのキャプテンシートを割安な価格で設定した。上質な雰囲気があって座り心地も良く、2列目の中央が通路になるから車内の移動もしやすい。キャプテンシートを用意しないシエンタに比べて、フリードはコンパクトサイズながらミニバンらしさが濃厚だ。

 またホンダのブランドイメージも、フリードの売れ行きに影響を与えている。2022年にはN-BOXが1カ月平均で約1万7000台届け出され、ライバル車のダイハツ・タントやスズキ・スペーシアに比べて、約2倍の売れ行きとなった。国内で新車として売られたホンダ車の36%をN-BOXが占めた。

 そのためにホンダのブランドイメージも変わり「小さくて実用的なクルマのメーカー」になった。N-BOXとフリードは、両車ともにスライドドアを装着する小さくて背の高いクルマだから、今のホンダ車の象徴だ。「ホンダ車を買うなら、軽自動車のN-BOXか、小型車のフリード」という選ばれ方になった。

 そしてフリードは、2024年の前半にはフルモデルチェンジを行う予定だ。N-BOXも、2023年の末に次期型を披露する(納車を伴う発売は2024年になる可能性も高い)。N-BOXとフリードが新型車になると、販売にもさらに弾みが付くだろう。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

インフィニティ、フルサイズSUV『QX80』新型の購入者に新サービス…専任コーディネーターが対応
インフィニティ、フルサイズSUV『QX80』新型の購入者に新サービス…専任コーディネーターが対応
レスポンス
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
ホンダ「2列×6人乗り」小型ミニバンが凄い! まさかの「前席に3人並ぶ」斬新シート採用! 全長4.3mで「最高にちょうどいい」サイズの“エディックス”とは!
ホンダ「2列×6人乗り」小型ミニバンが凄い! まさかの「前席に3人並ぶ」斬新シート採用! 全長4.3mで「最高にちょうどいい」サイズの“エディックス”とは!
くるまのニュース
メルセデスAMG試乗付き宿泊プラン、1日1室限定…インターコンチネンタルホテル大阪
メルセデスAMG試乗付き宿泊プラン、1日1室限定…インターコンチネンタルホテル大阪
レスポンス
勝利をもたらす「招き猫」こと「BLUE LINK VICTORY CATS」の4名とは?「ANEST IWATA Racing with Arnage」をサポートするRAの素顔を一部ご紹介
勝利をもたらす「招き猫」こと「BLUE LINK VICTORY CATS」の4名とは?「ANEST IWATA Racing with Arnage」をサポートするRAの素顔を一部ご紹介
Auto Messe Web
角田裕毅、危うくアメリカ入国拒否!? 入国審査で別室へ……「着ていたパジャマの色が問題だったのかな?」
角田裕毅、危うくアメリカ入国拒否!? 入国審査で別室へ……「着ていたパジャマの色が問題だったのかな?」
motorsport.com 日本版
めちゃ“豪華インテリア”の新型「ミドルサイズSUV」発表! 大人気モデルが「全面刷新」で進化! 多彩なテクノロジーを搭載した新型「ティグアン」登場!
めちゃ“豪華インテリア”の新型「ミドルサイズSUV」発表! 大人気モデルが「全面刷新」で進化! 多彩なテクノロジーを搭載した新型「ティグアン」登場!
くるまのニュース
MINI『クーパー・コンバーチブル』、本拠地英国で9年ぶりにラインオフ
MINI『クーパー・コンバーチブル』、本拠地英国で9年ぶりにラインオフ
レスポンス
若干ギャンブル要素はあるけどポルシェオーナーになるのは夢じゃない! 庶民が買えるポルシェを探してみたらけっこうあった
若干ギャンブル要素はあるけどポルシェオーナーになるのは夢じゃない! 庶民が買えるポルシェを探してみたらけっこうあった
WEB CARTOP
SUV系のスーパーハイト軽自動車は超激戦区! 後発ばっかり目につくけど「ダイハツ・タント・ファンクロス」も独自な魅力たっぷりだぞ!!
SUV系のスーパーハイト軽自動車は超激戦区! 後発ばっかり目につくけど「ダイハツ・タント・ファンクロス」も独自な魅力たっぷりだぞ!!
WEB CARTOP
四度のGT500クラス王者ロニー・クインタレッリが2024年限りでのスーパーGTでの活動終了を発表
四度のGT500クラス王者ロニー・クインタレッリが2024年限りでのスーパーGTでの活動終了を発表
AUTOSPORT web
ドライバーの訴えもどこ吹く風? 言葉狩り問題でGPDA声明発表もFIA『シカト』にラッセルショック
ドライバーの訴えもどこ吹く風? 言葉狩り問題でGPDA声明発表もFIA『シカト』にラッセルショック
motorsport.com 日本版
約400台のキャンピングカーが全国から集結、過去最大規模に…ジャパンキャンピングカーショー2025
約400台のキャンピングカーが全国から集結、過去最大規模に…ジャパンキャンピングカーショー2025
レスポンス
トヨタ「“SUV”ミニバン」がスゴイ! ド迫力の「斬新ドア」×巨大オフロード4WD! タフすぎる「シエナ」“冒険”仕様とは
トヨタ「“SUV”ミニバン」がスゴイ! ド迫力の「斬新ドア」×巨大オフロード4WD! タフすぎる「シエナ」“冒険”仕様とは
くるまのニュース
自宅で充電できないけどEVを買う人が増えている! ただしいまのインフラ状況だと「セカンドカー」で乗るのが正解
自宅で充電できないけどEVを買う人が増えている! ただしいまのインフラ状況だと「セカンドカー」で乗るのが正解
THE EV TIMES
クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #15|シトロエン BX
クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #15|シトロエン BX
くるくら
クルマ火災の救世主! イタリア発の次世代消火具「ファイヤーショーカスティック」は愛車を守る最強の味方だ。
クルマ火災の救世主! イタリア発の次世代消火具「ファイヤーショーカスティック」は愛車を守る最強の味方だ。
くるくら
三菱「新型クーペSUV」発表! 全長4.5m級ボディד黒仕様”の「モータースポーツ」! めちゃ精悍な「エクリプスC」伯国に誕生
三菱「新型クーペSUV」発表! 全長4.5m級ボディד黒仕様”の「モータースポーツ」! めちゃ精悍な「エクリプスC」伯国に誕生
くるまのニュース

みんなのコメント

27件
  • 元々はステップワゴンのフルモデルチェンジを待って購入しようとしたら、デザインは好きじゃなかったし、何より高くてビックリ。
    ホンダの販売店ではフリードなら納期も短く、値段も手頃、値引きもしてくれる。
    それでフリードにしました。
    ステップワゴンを検討してフリードに流れる人も多いと思う。
  • ホンダ車が好きで長いこと乗っているが最近、魅力的なクルマがない…
    それに高い!(ーー;)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

250.8343.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0389.9万円

中古車を検索
フリードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

250.8343.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0389.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村