新型ヴェゼルのCMには藤井 風を起用!
新型ヴェゼルが熱い。その人気、売れ行きもさることながら、”ネクストジェネレーションによる、ネクストジェネレーションに向けた” TV CMに大注目が集まっている。その新型ヴェゼルのTV CMの楽曲、藤井 風(ふじいかぜ)の「きらり」、そして凝りまくった映像の素晴らしさもさることながら、これまでのヴェゼルのTV CMの楽曲のセンスの良さに感動しきりだった人も多いのではないか(ホンダのTV CMに使われる楽曲はどの車種も素晴らしくセンスがいいと思える)。
名前は「ヴェゼル」だが別モノ感たっぷり! 正常進化「じゃない」クルマ作りを行ったワケ
そこで、まずはこれまでのヴェゼルのTV CMに使われた楽曲、アーティストを整理してみたい。注目すべきは、ヴェゼルのTV CMの展開と、楽曲のヒット、そのアーティストがメジャーに上り詰めるタイミングの関連性である。
2016年9月からオンエアされた「世界ヴェゼル」編では、Suchmos(サチモス)の大ヒット曲となった、Suchmos の2枚目のEP『LOVE&VICE』の中の1曲として2016年1月にリリースされた「STAY TUNE」が使われた。今、YouTubeで聴いても、軽快感、疾走感ある楽曲、テンボの良さを含め、まさに神曲と言える1曲であり、2016年2月8日付けのBillboard Japan Hot 100では初登場18位。
9月にヴェゼルのCM曲として起用されたことをきっかけにネット上でも大きな話題となり、セールス、動画再生数ともにバズりまくり。2016年12月19日付けで19位を記録し、再度、トップ20に返り咲いた、息の長いヒットの経緯がある。さすが、TV CMで楽曲が流れる効果は絶大ということだろう。
そして2018年2月からは、ヴェゼルの「もうひとつの日常」編に、再びSuchmosの「808」が使われている。CMの中に登場するヴェゼルのナンバーは、なんと808。凝っている。ちなみにSuchmosのMV(ミュージックビデオ)にも、ヴェゼルのほか、NSXやシビックが登場していたりする。
ヴェゼルにツーリンググレードが加わった2019年1月からは、軽快なラップの心地よさに惹きつけられるSIRUP(シラップ)の「Do Well」が楽曲として採用されている。これもかなりセンスのいい楽曲、アーティストのセレクトだろう。
そして2019年11月、ヴェゼルのModulo X追加時に公開されたTV CMの「PLAY VEZEL」昼篇で使われた楽曲が、いまをときめく、唯一無二の世界観を持つKing Gnuの「小さな惑星」(2020年1月15日リリース/アルバムCEREMONYの1曲)だ。King Gnuとしてのリリースより、ヴェゼルのTV CMでの楽曲公開のほうが早いのである。その後、70年代のプログレッシブロックを彷彿させる(個人の感想)、透き通ったヴォイスが圧倒的な魅力の「三文小説」(2020年12月2日リリース)などのヒット曲を連発。メジャーの階段を昇りつめたことは言うまでもない。
また、「PLAY VEZEL」夜編では、2018年にデビューした新進気鋭のMasumiによるアーティスト・プロジェクト、Friday Night Plansの書下ろし楽曲、ほぼ洋楽と言っていい、ドライブにぴったりの(バックの演奏も最高である)テンポと心地よい、ズバリ「HONDA」という曲が起用されている。彼女の名前が広く世に知られたのは、まさしくこのヴェゼルのTV CMの公開からだったとも言えるのだ。
そして、主題の新型ヴェゼルの「きらり」に至るのだが、気づけば、これまでのヴェゼルのTV CMは、アーティストの新人発掘、ヒットのきっかけという側面もあるように思えるのである。
そこで、新型ヴェゼルの広告を担当し、楽曲の仕掛け人でもある、音楽に対するこだわりと思い入れに溢れる、本田技研工業 日本本部 商品ブランド部 宣伝企画課の野口拓真チーフに、めちゃくちゃ興味ある、ヴェゼルのCM曲がどう選ばれたのかについて聞いてみた。
「次のスタンダードになりうる人」を選んでいる
新型ヴェゼルのHonda All-New VEZEL e:HEV 新TVCMは、映像の常識外の魅力、完成度が際立つとともに、その画曲として使われたアーティスト、藤井 風が新型ヴェゼルのために書き下ろした、「きらり」もまた、TV CM公開以来、大ヒット中であることは周知の通りだが、ホンダの宣伝企画課と広告代理店で議論を重ねた新型ヴェゼルのTV CM曲を担当するアーティストの選定は、なんと2019年末から始まり、新型ヴェゼルの発売1年前の2020年3月にほぼ決定していたという。
では、藤井 風には、書下ろし曲について、どんなリクエストをしたのだろうか。それは意外なほどシンプルだったそうだ。「GOOD GROOVE」というテーマを投げ、まだ現車もない段階ゆえ、ビデオコンテを見せただけだという。
そしていよいよ、2021年4月22日から、現在注目のミュージシャン、藤井 風のCM楽曲としては初となる「きらり」が流れるTV CMが放映開始。ちなみにその「きらり」の楽曲リリースは5月3日。つまり、TV CMの楽曲公開が先なのである。ホンダの、ヴェゼルの狙い、藤井 風 起用が見事に成功したと言えるのは、新型ヴェゼルの絶好調な売れ行きだけではない。
「きらり」がリリースされた2021年5月3日から5月9日の1週間のBillboard JAPANダウンロードソングチャート“Download Songs”では、「きらり」が3万8418ダウンロードで、初登場1位をマークしたのである。それは、3月に「旅路」が同チャートで1位を獲得してからわずか2カ月後の快挙と言ってよく、アーティストの力はもちろんのこと、TV CMから耳に届いた影響も計り知れないと言っていいだろう。
ところで、TV CMで使われる曲が、耳さわりのいい過去のヒット曲、定番曲から採用されることが多い中で、ホンダ・ヴェゼルのTV CMは、その時点で、何故、まだメジャーに上り詰めていないアーティストをあえて採用するのだろうか。
ヴェゼルの宣伝を担当する本田技研工業宣伝部の野口さんによれば、ヴェゼルは次のスタンダードを目指すクルマであり、CM楽曲を担当するアーティストも、次のスタンダードになりうる人をいち早く選んでいるのだという。それはSTAY TUNEと808のSuchmos、Do Well のSIRUP、小さな惑星のKing Gnu、HONDAのFriday Night Plansも同様である。
TVに背を向けていても、思わず振り向いてしまうような楽曲と映像が流れるTV CMの効果は絶大だ。ヴェゼルファンはもちろん、今回は藤井 風ファン、そしてこのCMで始めて新型ヴェゼルと楽曲、映像を通じて出会い、その世界に共感し、新たな発見をした人たちが、大挙、ホンダディーラーに来訪し、購入に結びついているのだという。
新型ヴェゼルのTV CMの映像について、ちょっとだけ触れておくと、登場する新型ヴェゼルは2台。そのナンバープレートは、1台が「か・221」。221とは、フ・ジ・イを表し、もう1台のヴェゼルの(こちらのナンバープレートはほとんど目に入らないが)ナンバープレートは「ぜ・221」。2台合わせて、フ・ジ・イ・カ・ゼ(藤井 風)と読めるのだから、遊び心満点、凝っている。藤井 風ファンなら、希望ナンバー「・221」に殺到するんじゃないだろうか!!
また、TV CMの映像に注目すれば、プロ機材で撮った画像ではないように見えて当然だ。聞けば、ティザームービーのコンセプトでもある「Co-Creation」を継続し、新型ヴェゼルの魅力を伝えるアンバサダーとして、さまざまな国籍や年齢、バックボーンを持つ、井浦新、玉城ティナ、布川敏和、アントニーといった各界で活躍する人たちで結成された“GOOD GROOVER”たちの(犬含む)、それぞれの個性的な映し方が光る、スマートフォンやインスタントカメラによる動画、画像、さらには懐かしい8ミリカメラを用いた撮影動画が使われているのである。楽曲、アーティストだけでなく、CMの出演者、映像の世界にまで、こだわりまくっているのが、新型ヴェゼルのTV CMというわけだ。
個人的に、ヴェゼルのCM曲がヒットする理由、そのアーティストがメジャーになる理由を想像してみると、
1)そもそもホンダ側の次世代アーティストの目の付け所がよい 2)そもそも楽曲のセレクトがよい(書き下ろしは除く) 3)TV、ラジオ、ネットでの展開で、アーティストのファン以外の人の耳に届く機会が劇的に増え、ファン以外にも拡散、新たなファンが増える 4)映像とのマッチングの良さなどのCMとしての完成度、斬新さからくる好感度
……といった総合力によるものだと感じる。
では、最後に新型ヴェゼルe:HEVブランドムービー、見ごたえあるフルバージョン (4分17秒)をご覧いただこう。新型ヴェゼルのカッコ良さ、魅力、そのネクストゼネレーションに向けたイメージを縦横無尽に引き出す「きらり」の楽曲はもちろん、登場人物、映し方、「か・221」のナンバープレートにも注目である。楽曲のノリの良さ、常識はずれの映像の面白さから、思わず新型ヴェゼルが欲しくなるんじゃないだろうか!? そして、ホンダの日本本部 商品ブランド部 宣伝企画課 野口拓真チーフが仕掛けるこれからのホンダのCM楽曲にも注目である。
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