■気合で再現された”3000万円超えのスーパーカー”に称賛の声
ベトナム(越南)で農家を営むVu Van Nam氏は、ブガッティやランボルギーニなどのスーパーカーを自らの手で再現するユーチューバー。そんなVu Van Nam氏が自作したのは、実車が3000万円超で販売されていたフェラーリ「488GTB」でした。
【画像】「スゴイ」の声多数! ほぼ100%DIYの自家製「フェラーリ」の製作工程を画像で見る(73枚)
FRP(繊維強化プラスチック)や金属製のパイプなどを駆使して手造りで再現した「DIY 488GTB」とも呼ぶべき自家製フェラーリについて、SNS等ではさまざまな意見が集まっています。
Vu Van Nam氏はこれまでに、ランボルギーニ「アヴェンタドールSVJ」やドゥカティ「パニガーレ」など、クルマやバイクをFRPや金属製のパイプを用いて手造りで再現し、その工程を動画で公開しています。
そんなVu Van Nam氏が新たに制作したのが、イタリアの高級自動車メーカー「フェラーリ」から販売されていたスーパーカー「488GTB」です。
488GTBは、2015年に誕生したフェラーリの2ドアクーペ。4.0リッターV型8気筒ツインターボエンジンをミッドに搭載し、新車価格は3000万円を超えたまさにスーパーカーと呼ぶべき存在です。
DIY 488GTBも他の自作自動車と同様、金属のパイプや粘土、FRPなどで再現しています。
まずはシャシーを金属パイプで組み、ステアリングやサスペンション、ホイール、ギアボックス、エンジン(300cc)などを装着します。
さらに金属のパイプで488GTB形状のフレームを組み上げ、その上にビニールテープを貼っていきます。さらにその上からウレタンを盛り削っていくことでボディを形成していきます。
ウレタンを削りながら形を整え、外側にFRP(繊維強化プラスチック)を貼り固め、ボディカウルを整形。ボディに下地塗装をして、ヘッドライトなどを取り付けると、ようやくクルマのようになってきます。
ボディを赤で塗装し、車体下部のディフューザーなどを黒に塗り分けフェラーリエンブレムを取り付けると外装が完成。木目調シートで内装を仕上げると「DIY 488GTB」が完成です。ここまでの制作期間は120日におよびます。
この状態でも自作とは思えない出来栄えですが、ボディと同じFRPでエンジンカバーを製作・装着したり、インテリアをFRPとレザーで造り直すなどさらにその完成度を上げています。
※ ※ ※
無類のスーパーカー好きによって再現された自作フェラーリについて、SNSなどではさまざまなコメントが集まっています。
一番多く見られるのは、「限られた資金、材料、設備でここまでの物を造れる事は凄い」「ストーリー込みで、もはや本物よりカッコいい」「無ければ造る そう言う姿勢は素晴らしい」「遠くから見れば間違えそう」など、DIY 488GTBに対して感動を覚えたという意見です。
また、「だんだんクオリティが上がってる」など、Vu Van Nam氏が自作自動車を作るたびに、再現度が上がっているという意見もあります。確かに、現在製作中の「ラ・フェラーリ」を再現しているモデルの再現度はDIY 488GTBの数段上をいくクオリティに仕上がっています。
一方、「こういうのって、訴えられないのかな?」など、意匠をコピーすることに対して「良いのだろうか?」という疑問を持つ声もあります。
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Vu Van Nam氏は、現在前述のラ・フェラーリやパガーニ「ウアイラ」などスーパーカーの再現に引き続き取り組んでおり、その完成が待ち遠しく思えます。
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みんなのコメント
日本より豊かだ
0からフェラーリを作ろうとするその根気が欲しいです