2019年4月16日からおこなわれている上海モーターショーで、東風本田汽車有限公司(以下、東風ホンダ)は「X-NXコンセプト」を発表した。
あまり知られていないが、中国ではふたつの「ホンダ」が存在する。東風ホンダと広汽本田汽車有限公司(以下、広汽ホンダ)だ。どちらも、現地企業との合弁会社である。というのも、外国企業が中国に進出する場合、現地企業との共同出資による合弁会社にする必要があるという(最近は、単独での進出も可能ではあるらしいがハードルは高いそうだ)。
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今回発表されたX-NVコンセプトは、中国におけるホンダ製品の研究・開発をおこなう本田技研科技と、東風ホンダの共同開発モデルである。
ただし、ブランニューモデルではない。なぜなら、ほぼおなじスペックを持つ広汽ホンダの「VE-1」がすでにデビューしているからだ。
2018年の広州モーターショーで発表されたVE-1は、広汽ホンダのオリジナルブランド「理念」のファーストモデルである。日本でも販売されているコンパクトSUV「ヴェゼル」ベースのEVだ。
搭載するモーターは、最大出力120kW、最大トルク280Nmを発揮する。バッテリーは蓄電容量リチウムイオン(53.6kwh)。1回の充電での走行距離は最大340km(NEDCモード)をうたう。なお、X-NVコンセプトのスペックもほぼおなじのようだ(詳細は不明)。
VE-1はホンダブランドのモデルでないゆえ、理念のオリジナル・エンブレムがつく。X-NVコンセプトも、エクステリアにホンダのエンブレムがないからオリジナルブランドで販売されるのだろう。
なぜ、ホンダ・ブランドではないのか? 理念の場合で言えば、グローバルで展開するホンダ車とは異なる基準でつくられているゆえ、独立したブランドにしたという。なお、理念初のモデルは2005年に登場した「シビック」ベースの廉価モデルだった
X-NVコンセプトは、2019年後半の販売開始を予定する。なお、ホンダは2025年までに中国市場に20機種以上の電動化モデルを投入していくという。
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