現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 10月の新車販売が12カ月ぶり前年割れ、軽がトップ3に 「2017年10月に売れた日本車」

ここから本文です

10月の新車販売が12カ月ぶり前年割れ、軽がトップ3に 「2017年10月に売れた日本車」

掲載 更新
10月の新車販売が12カ月ぶり前年割れ、軽がトップ3に 「2017年10月に売れた日本車」

Q:10月の新車販売がマイナスになった主要因は?

A:検査不備による日産自動車の出荷停止。同車の10月の新車販売は全体で前年同月比43.0%減。登録車では同52.8%の大幅減。

試乗、スバルXV 2018年型 進化感じるも動力性能「ふつう」 らしさ求む

外部に生産を委託している軽自動車は出荷を続けているが、ブランドイメージの悪化などで同20.4%減と落ち込んだ。生産および出荷の再開は11月7日より順次行われている。

10月の新車販売、12カ月ぶりの前年割れ 車名別、軽がトップ3独占

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会がまとめた2017年10月の全体での国内新車販売台数は、日産自動車の完成検査の不備による出荷停止が影響し、前年同月比1.7%減の37万2465台と12カ月ぶりに前年実績を下回った。

カテゴリー別では、登録車が同4.7%減の23万1563台と3カ月ぶりのマイナスを記録。一方で軽自動車は、同3.7%増の14万902台と7カ月連続での増加を達成した。

市場の動きについて業界団体の関係者は以下のように解説する。

「10月の新車販売は日産自動車の出荷停止が影響し、1年ぶりに前年割れを記録した。日産は登録車が前年同月比52.8%の大幅減。外部に生産を委託している軽自動車は出荷を続けているが、ブランドイメージの悪化などによって同20.4%減と落ち込んだ。前月までノートやセレナ、デイズといったモデルの販売が堅調だっただけに、市場全体としてはかなりの痛手」

「一方で、同じく検査不備が発覚したスバルは、問題を改善したとして出荷を継続。10月の販売は新車効果などで同14.5%増を記録している。また、神戸製鋼所のデータ不正発覚については、各メーカーが当該アルミ部品の安全性の確認を済ませており、現状では市場への影響は限定的」

今後の見通しについては、「日産の生産と出荷の再開は11月7日から順次行われる予定。ユーザーの不信感がどれくらい残っているかで、来月以降の販売成績は変わってくるだろう。一方、日産を除く市場全体での受注は新型車を中心に比較的好調で、また年末のボーナス商戦にかけて販売を伸ばしそうなモデルが発売される予定なので、これらがどれくらい数字を伸ばすかがカギになる」と予測した。

車名別ランキングでも日産の出荷停止の影響が出た。

車名別、軽がトップ3に 日産は大幅ダウン

首位に立ったのは9月に全面改良を実施したホンダN-BOXで、前年同月比52.9%増の2万1234台の販売を実現して2カ月連続でのトップにつく。

続く第2位には、9月にキャンバスの一部改良を実施したダイハツ・ムーヴが同11.8%増の1万3972台を記録してランクイン。

第3位には、同1.0%増の1万660台を成し遂げたダイハツ・タントが入った。6月にマイナーチェンジを行ったトヨタ・アクアは、同19.6%減の1万31台で第4位に位置。

2月に新型に移行して8月には5速MT車を追加したスズキ・ワゴンRは同48.4%増(8801台)で第6位に、5月にイースを新型に切り替えたダイハツ・ミラは同46.0%増(7483台)で第7位に入った。

前月第2位の日産ノートは出荷停止の影響で第36位、同第3位の日産デイズは第17位にダウンする。トップ10を一覧すると、登録車は前月から1車種増えて5車種となり、残り5車種が軽自動車。この比率になるのは、4カ月ぶりである。

また、トップ10内の軽自動車はすべて前年同月比でプラスを達成したのに対し、登録車は昨年11月デビューのトヨタ・ルーミー(第9位)を除いて4車種が前年同月比でマイナスとなった。

注目の新型車の動向を見ていこう。

新型車 インプレッサ/XV躍進 日産リーフは?

10月に一部改良を行ったスバル・インプレッサおよび新型XVは前年同月比111.8%の大幅増(5390台)を成し遂げて第20位にランクイン。

8月にツートンのボディカラーを新設定したクロスオーバーSUVのトヨタC-HRは5305台を販売して第21位に、6月に2ℓ直噴ターボエンジン仕様を追加するなどの一部改良を実施したトヨタ・ハリアーは同62.6%増(4930台)で第24位。

9月にマイナーチェンジを図ったホンダ・ステップワゴンは同15.2%増(4737台)で第25位に、10月より宇品工場に加えて防府工場での生産も開始したマツダCX-5は同249.2%の大幅増(3747台)で第28位に入る。

10月に第2世代に切り替わった日産リーフは、出荷停止前の販売で同607.4%増の3629台を記録して第29位にランクインした。7月に全面改良したトヨタ・カムリは同953.0%の大幅増(3180台)で第33位に位置。

スポーツを新型に移行したスズキ・スイフトは同83.4%増(2756台)で第35位に、9月にプラドをマイナーチェンジしたランドクルーザーワゴンは同42.8%増(2707台)で第37位に入った。

こんな記事も読まれています

クルマも“美肌ケア”の時代? 高価格な「ノンブラシ洗車機」が今注目されている理由
クルマも“美肌ケア”の時代? 高価格な「ノンブラシ洗車機」が今注目されている理由
Merkmal
ホンダ『シビック』、米国初のハイブリッドは200馬力…「タイプR」以外では最強
ホンダ『シビック』、米国初のハイブリッドは200馬力…「タイプR」以外では最強
レスポンス
CAMSHOP.JP の「浮世絵スーパーカブ Tシャツ」が成田空港にて販売開始!
CAMSHOP.JP の「浮世絵スーパーカブ Tシャツ」が成田空港にて販売開始!
バイクブロス
ホンダが“赤い”新型「2ドアクーペ」公開!? “22年ぶり復活”の「プレリュード」なぜ“真紅”に!? 2024年にも登場期待の「デートカー」米に登場
ホンダが“赤い”新型「2ドアクーペ」公開!? “22年ぶり復活”の「プレリュード」なぜ“真紅”に!? 2024年にも登場期待の「デートカー」米に登場
くるまのニュース
レースの楽しさを思い出させてくれた1戦!イギリス選手権のスーパースポーツクラスにスポット参戦 レーシングライダー大久保光のレースレポート
レースの楽しさを思い出させてくれた1戦!イギリス選手権のスーパースポーツクラスにスポット参戦 レーシングライダー大久保光のレースレポート
バイクのニュース
BYD、欧州初のPHEV発表…SUV『シール U』に設定
BYD、欧州初のPHEV発表…SUV『シール U』に設定
レスポンス
信号待ちで運転手が交替するのはNG! ダメと書いてないのに怒られる「うっかり交通違反」に注意せよ!
信号待ちで運転手が交替するのはNG! ダメと書いてないのに怒られる「うっかり交通違反」に注意せよ!
ベストカーWeb
クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #07【番外編】|NDロードスター&マツダ デミオ
クルマ、何に乗ってるの? 僕たちの愛車紹介 #07【番外編】|NDロードスター&マツダ デミオ
くるくら
ジープの小型SUV『アベンジャー』、PHEVの「4xe」を間もなく発表へ
ジープの小型SUV『アベンジャー』、PHEVの「4xe」を間もなく発表へ
レスポンス
「新車100万円以下で買える!」 維持費も安くて最高! “運転初心者”にもオススメ「お手頃な国産車」3選
「新車100万円以下で買える!」 維持費も安くて最高! “運転初心者”にもオススメ「お手頃な国産車」3選
くるまのニュース
さよならV10&ハローV8ツインターボ!ランボルギーニ ウラカン後継車は高回転型800馬力V8ツインターボ搭載の野獣!
さよならV10&ハローV8ツインターボ!ランボルギーニ ウラカン後継車は高回転型800馬力V8ツインターボ搭載の野獣!
AutoBild Japan
ポルシェ、963 LMDhの改良版ツインターボV8投入計画を破棄か。マシン耐久性向上により“低振動”エンジンが不要に
ポルシェ、963 LMDhの改良版ツインターボV8投入計画を破棄か。マシン耐久性向上により“低振動”エンジンが不要に
motorsport.com 日本版
大型トラックの100km/hでの衝突を想定したものも! それならガードレールの内側は安全なのか考えてみた
大型トラックの100km/hでの衝突を想定したものも! それならガードレールの内側は安全なのか考えてみた
WEB CARTOP
『フェラーリ550GTSマラネロ(2004年)』国産3大ワークスに果敢に挑んだFRの跳ね馬【忘れがたき銘車たち】
『フェラーリ550GTSマラネロ(2004年)』国産3大ワークスに果敢に挑んだFRの跳ね馬【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
来季F1復帰もあるか? WEC参戦ミック・シューマッハーをアルピーヌが称賛「チームのために尽くしてくれている」
来季F1復帰もあるか? WEC参戦ミック・シューマッハーをアルピーヌが称賛「チームのために尽くしてくれている」
motorsport.com 日本版
〈人テク展2024横浜〉塗装に代わる3次元加飾フィルム、アイカ工業が自動車の外装向けに提案本格化
〈人テク展2024横浜〉塗装に代わる3次元加飾フィルム、アイカ工業が自動車の外装向けに提案本格化
日刊自動車新聞
全長3.6mで2人乗り! スズキ「次期型ジムニー」!? 流麗なのに“超タフデザイン”採用!? 超斬新な謎モデル「エックスランダー」とは
全長3.6mで2人乗り! スズキ「次期型ジムニー」!? 流麗なのに“超タフデザイン”採用!? 超斬新な謎モデル「エックスランダー」とは
くるまのニュース
モーガンとピニンファリーナのコラボモデル「ミッドサマー」は、2024年夏のグッドウッドで初公開!
モーガンとピニンファリーナのコラボモデル「ミッドサマー」は、2024年夏のグッドウッドで初公開!
Webモーターマガジン

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

144.8268.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0298.0万円

中古車を検索
ノートの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

144.8268.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0298.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村