近年の軽自動車人気を牽引する存在であるスーパーハイトワゴンは、全高が高いことに加えスライドドアを搭載しているので軽自動車の中では重たくなりがちであり、燃費もセダンタイプの軽自動車などより若干悪化する傾向があるといえます。しかし、スズキ「スペーシア」は、軽自動車全体で考えても高いレベルの低燃費を実現しているのが特徴です。
ここでは、スペーシアの燃費性能について詳しくご紹介します。
【試乗・岡崎五朗】スズキスペーシア「コンパクトカーの居場所がなくなってしまうかもしれない」
よくある質問
Q1:スペーシアのカタログ燃費は?
A:スペーシアは全車にマイルドハイブリッドシステムを搭載しています。WLTCモードカタログ燃費は、2WD車が23.9~25.1km/L、4WD車が22.4km/Lです。
Q2:スペーシアの実燃費はどのくらい?
A:スペーシアの2WD車の実燃費は20.1km/Lです。カタログ燃費とは差が出てはいるものの、実燃費で20.0km/Lを超えているので極端に悪いというわけではありません。
スペーシアの燃費性能の特徴
2023年11月に登場した現行型のスペーシアは先代から引き続きマイルドハイブリッドシステムを採用し、全車に標準装備しています。マイルドハイブリッドシステムは減速時に発生するエネルギーを利用して発電し、その電力を専用バッテリーに充電します。加速時にはその電力を使用してモーターを動かし、エンジンをアシストする低燃費技術です。
また、エンジンは燃焼効率を高めたことに加え、新開発された軽量で高効率なCVTを組み合わせたことでクラストップ(2023年11月時点、スズキ調べ)の高いレベルの低燃費を実現しました。
スペーシアのカタログ燃費
スペーシアのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード 駆動方式 カタログ燃費(km/L)
HYBRID G 2WD 25.1
4WD 22.4
HYBRID X 2WD 23.9
4WD 22.4
スペーシアの実燃費
スペーシアに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているサイト「e燃費」によると、スペーシアの実燃費(2024年3月14日時点)は以下のとおりです。
駆動方式 実燃費(km/L)
2WD 20.1
4WD -
実燃費は気温や運転の仕方の影響を受けるため、どのような車であってもある程度はカタログ燃費よりも悪化するのが一般的です。スペーシアにおいても差が見られますが、実燃費で20.0km/Lを超えているので極端に悪い、というわけではありません。
スペーシアとライバル車のカタログ燃費を比較
スペーシアと競合する軽スーパーハイトワゴンとしては、ホンダ「N BOX」やダイハツ「タント」などが挙げられます。ここでは、この2車種とスペーシアのカタログ燃費を比較してみましょう。
ホンダ「N BOX」
出典:ホンダ「N BOX」スタイリング・ インテリア
数多くある軽スーパーハイトワゴンの中でも、王者と呼べるほどの絶対的な人気を誇るのがホンダ「N BOX」です。ホンダ独自のパッケージング技術によって広い居住空間を確保していることや、安定性が高くふらつきにくいことでも定評があります。
N BOXのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード 駆動方式 カタログ燃費(km/L)
N BOX 2WD 21.6
4WD 19.4
N BOX CUSTOM 2WD 21.5
4WD 19.4
N BOX CUSTOM ターボ 2WD 20.3
4WD 18.4
スペーシアとN BOXの比較では、スペーシアがより良い燃費の数値を示しています。
ダイハツ「タント」
出典:ダイハツ「タント」グレード・価格
助手席側のセンターピラーを前後ドアに内蔵し、ピラーレスとすることで大開口を実現した「ミラクルオープンドア」が特徴のダイハツ「タント」。抜群の乗降性の良さを誇り、小さな子供がいるファミリーを中心に高い人気を誇ります。
タントのWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです 。
グレード 駆動方式 カタログ燃費(km/L)
L/X 2WD 22.7
4WD 21.4
Xターボ 2WD 21.2
4WD 19.6
カスタムX 2WD 21.9
4WD 21.4
カスタムRS 2WD 21.2
4WD 19.6
なお、タントではアイドリングストップレス仕様(eco IDLE非装着車)の設定もあります。タントのeco IDLE非装着車のWLTCモードカタログ燃費は、以下のとおりです。
グレード 駆動方式 カタログ燃費(km/L)
L/X 2WD 20.1
4WD 19.6
Xターボ 2WD 18.7
4WD 18.2
カスタムX 2WD 20.1
4WD 19.6
カスタムRS 2WD 18.7
4WD 18.2
タントとの比較においても、スペーシアがより低燃費を実現しています。
スペーシアの走行性能&乗り心地
出典:スズキ「スペーシア」外観
現行型では、先代モデルよりもさらなる軽量化を実現した新開発のCVTを採用し、燃費性能を向上させるとともに低速域や中速域では変速ショックの少ない滑らかな走りを実現しています。
また、環状骨格構造や構造用接着材の採用によってボディ剛性を高め、操縦安定性を向上。さらにエンジン懸架部品や車体構造の見直し、防音材を効果的に配置することでエンジン音やロードノイズなどを低減し、静かで会話が楽しめる室内空間を確保しました。
ライバル車を圧倒する燃費性能が魅力
スペーシアはマイルドハイブリッドシステムの搭載により、クラストップ(2023年11月時点、スズキ調べ)の優れた燃費性能を有しています。グレードによって若干の数値の差はありますが、軽スーパーハイトワゴンとしてはかなり優秀な燃費を実現しているので、燃料費をできるだけ抑えつつスーパーハイトワゴンに乗りたい方に特におすすめの1台といえるでしょう。
よくある質問
Q1:スペーシアのカタログ燃費は?
A:スペーシアは全車にマイルドハイブリッドシステムを搭載しています。WLTCモードカタログ燃費は、2WD車が23.9~25.1km/L、4WD車が22.4km/Lです。
Q2:スペーシアの実燃費はどのくらい?
A:スペーシアの2WD車の実燃費は20.1km/Lです。カタログ燃費とは差が出てはいるものの、実燃費で20.0km/Lを超えているので極端に悪いというわけではありません。
【動画解説】スペーシアについてさらに詳しく知りたい方はYou Tubeでチェック
※この記事は2024年3月時点の情報で制作しています
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