国内外のメーカーから新型EVが続々登場
自宅に充電設備がないのにEVを購入する人が増えているという話をよく耳にする。それでもEVに乗るメリットはあるのだろうか?
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最近、街なかでEVを見る機会が急増している。日産リーフが先陣を切り、テスラやBYDなど、国内外のメーカーから新型EVが次々と登場し、選択肢は大幅に広がった。これにより、多くのユーザーがEVを選択するようになったが、自宅に充電設備がないにもかかわらず、EVを購入するケースも少なくない。では、そのようなオーナーはどのようなメリットを感じてEVを購入したのだろうか?
充電インフラの進化で自宅充電不要に
まず、最初に挙げられるのが充電インフラの急速な進化だ。経済産業省によれば、2024年3月時点で国内に設置された急速充電器の数は1万基を超え、いまも増加中である。コンビニやショッピングモール、道の駅など、日常的に立ち寄る場所に充電スポットが増えたことで、自宅での充電の必要性は格段に低くなってきている。
とくに急速充電器は、30分ほどでバッテリーの80%までを充電できることが多く、買い物や食事のついでに手軽に充電を済ませることが可能だ。つまり、自宅で充電できないからといって、EVの運用が困難になるわけではないのである。実際、多くのEVユーザーが、普段の生活動線のなかで計画的に充電を組み込み、ストレスフリーなカーライフを楽しんでいる。
環境意識の高まりもEV人気を後押し
経済性と走行性能の魅力
EVの経済的なメリットは大きい。急速充電は自宅充電に比べてコストが高いといわれるが、それでもガソリン車と比べると走行コストは圧倒的に安い。たとえば、一般的なEVで100km走行する際の電気代は約500円。それに対し、ガソリン車で同じ距離を走ると、燃費にもよるが約1000円前後かかることが多い。
さらに、EVはメカニズムがシンプルなため、メンテナンスコストも低く抑えられる。ガソリン車では必要なオイル交換やエンジン関連の部品交換が不要であるため、長期的に見て維持費が大幅に削減できる。購入時には各種補助金や税金などの優遇策を受けることもできる。
クルマを運転する際の静粛性と加速性能も、EVの魅力のひとつだ。モーター駆動のため、エンジン音や振動がほとんどなく、とくに低速走行時の静かさは圧倒的である。さらに、モーターはアクセルを踏んだ瞬間から最大トルクを発生させるため、スムースかつ力強い加速を実現している。
EV選択が広がる理由
EVが広く受け入れられているもうひとつの理由は、その先進技術との親和性だ。最新のEVは、スマートフォンとの連携機能やOTA(Over-the-Air)アップデートによるソフトウェアの更新、先進運転支援システム(ADAS)など、まさに「走るガジェット」としての側面をもっている。テクノロジーに敏感な消費者にとって、EVはただの移動手段ではなく、つねに最新の技術を体感できるデバイスなのだ。
また、環境意識の高まりもEV人気をあと押ししている。自宅充電ができないユーザーでも、EVを選ぶ理由には多少なりとも「環境への配慮」が含まれていることが多い。確かに、EVの走行時にCO2を排出しないという点は大きな魅力だ。電力の発電過程でのCO2排出についての議論はあるものの、都市部での排気ガスを削減し、直接的な大気汚染の低減に貢献していることは間違いない。
このように、自宅に充電設備がなくてもEVを選ぶ理由は多岐にわたる。急速充電インフラの整備が進み、日常生活のなかで充電がしやすくなったことに加え、経済性や走行性能、さらには環境負荷の軽減という利点が重なり、EVの魅力はますます広がっている。
もちろん、すべてのドライバーにEVが最適な選択肢というわけではないが、現在の充電インフラや技術の進化を考えると、自宅充電の有無にかかわらず、EVを検討する価値は十分にある。今後もEVの選択肢が増え、私たちのカーライフにさらなる可能性をもたらしてくれるだろう。
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みんなのコメント
まず車体が高い。
売る時は、格安。
どう考えても、電気代でこれを取り戻すことは出来ない。