現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 1000万円超えのトヨタ「アルファード」がスゴい! 見た目「500万円仕様」なのになぜ高額? オーストラリアで発見の個体とは

ここから本文です

1000万円超えのトヨタ「アルファード」がスゴい! 見た目「500万円仕様」なのになぜ高額? オーストラリアで発見の個体とは

掲載 85
1000万円超えのトヨタ「アルファード」がスゴい! 見た目「500万円仕様」なのになぜ高額? オーストラリアで発見の個体とは

■新車価格の2倍も?オーストラリアに輸出されるアルファード

 半導体不足などによって新車の生産が思うように進まない昨今では、「すぐに乗れる」というメリットがある中古車の需要が高まっています。
 
 とくにトヨタ「アルファード」は、新車での入手が難しくなっている1台で、中古車市場では新車価格を上回る価格となっていることもめずらしくありません。

【画像】アルファードより豪華ミニバンあった! 「センチュリーミニバン」がスゴい! 実際を写真で見る!(33枚)

 納車までに1年以上を要するような人気のモデルでは、高年式かつ低走行の個体であれば新車価格を上回る価格で中古車市場に出回ることもめずらしくありません。

 アルファードは、中古車価格が新車価格を上回っていることがめずらしくないモデルのひとつです。

 アルファードの場合、競合モデルがほとんど存在しないために人気が集中しやすいことや、新型の登場を控えていることもあり、長きにわたって新規のオーダーを受け付けていないということが、中古車相場が高騰する要因となっています。

 それらに加えて、アルファードの中古車相場高騰に拍車をかけているのが、アジアやオセアニア地域といった海外での需要です。

 現行モデルとなる3代目アルファードは、日本以外では中国や香港、タイなどで正規販売されていますが、近年ではそれ以外の国や地域からも注目を集めています。

 特に、日本と同じ左側通行を採用しているオーストラリアでは、日本仕様のアルファードをほぼそのまま走行させることができるため、日本から並行輸入されたアルファードが中古車販売店に並ぶようすを見ることができます。

 なおオーストラリアにおけるトヨタのラインナップでは、商用バンの「ハイエース(300系)」やその乗用バン「グランビア」が存在しますが、アルファードはありません。

 そうしたなかで実際、オーストラリア最大の都市であるシドニーのある中古車販売店では、走行距離がおよそ10km程度というほぼ新車同様のアルファードが販売されています。

 2022年式というこのアルファードのグレードは、3.5リッターのV6エンジンを搭載した「3.5 SC」です。

 ボディカラーは日本でも人気の高い「ホワイトパールクリスタルシャイン」で、メーカーオプションとしてサンルーフやナビゲーションシステムが搭載されています。

 パワーバックドアの操作ボタン横には日本語で書かれた注意書きがあり、この個体が日本から輸入されたものであることがわかります。

 日本では522万7600円で販売されていた「3.5 SC」ですが、この個体は11万8000豪ドル(約1038万円)と2倍近い価格となっています。

 2023年4月現在、日本の大手中古車情報サイト上には高年式の「3.5 SC」の在庫は存在せず、そのほとんどが海外市場に流れているものと見られます。

 また、オーストラリアの別の販売店では、最上級グレードの「エグゼクティブラウンジ S」が新車同様の状態で販売されており、その価格は1599万999豪ドル(約1408万円)と、やはり新車価格の2倍程度となっています。

 オーストラリアは世界有数の高所得国であり、法律で定められた最低時給はおよそ2000円程度です。

 また、かつては中古車に対して1万2000豪ドル(約106万円)の関税を課していたオーストラリアですが、2018年以降徐々に関税が撤廃され、現在では中古車に対する関税は原則全廃されています。

 こうした状況に加えて、近年の円安の影響も手伝い、オーストラリアは現在最もアルファードの輸出に適した国となっているようです。 

※ ※ ※

 アルファードのなかでも、メーカーオプションとして「ツインムーンルーフ」「3眼LEDヘッドランプ」「デジタルインナーミラー」を備えた個体は、海外のユーザーに特に人気が高いとされており、業界関係者の間では「輸出3点セット」と呼ばれています。

 また、上記に「スペアタイヤ」を加えて「輸出4点セット」と呼ぶ場合もあるようです。

こんな記事も読まれています

あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
WEB CARTOP
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
日刊自動車新聞
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
GQ JAPAN
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
乗りものニュース
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
motorsport.com 日本版
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
グーネット
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
グーネット
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
ホンダ、新エアロにより最高速は向上も残る課題。新エンジン投入はサマーブレイク後の見込み/第7戦イタリアGP
AUTOSPORT web
ザ・ニッポンの高級車の進化──新型トヨタ・クラウン・クロスオーバー試乗記
ザ・ニッポンの高級車の進化──新型トヨタ・クラウン・クロスオーバー試乗記
GQ JAPAN
トヨタの豊田章男会長、不正発覚で陳謝 「間違いをした時は一度立ち止まる」 認証プロセス管理の仕組みは年内に構築
トヨタの豊田章男会長、不正発覚で陳謝 「間違いをした時は一度立ち止まる」 認証プロセス管理の仕組みは年内に構築
日刊自動車新聞
ボルボの最新BEV「EX30」の全身に息づく"ほどよきこと"の魅力
ボルボの最新BEV「EX30」の全身に息づく"ほどよきこと"の魅力
@DIME
トヨタが発表した不正行為と対象車種の一覧
トヨタが発表した不正行為と対象車種の一覧
日刊自動車新聞
「5ナンバー車」もはや中途半端? 規格を守る意義 “ちょっと幅出ちゃって3ナンバー”と、実際違いあるか
「5ナンバー車」もはや中途半端? 規格を守る意義 “ちょっと幅出ちゃって3ナンバー”と、実際違いあるか
乗りものニュース
『フェルスタッペン×アロンソ』“最強タッグ”の可能性はあったのか? レッドブル重鎮マルコ「チームを良い方向に進めるのは難しかっただろう」
『フェルスタッペン×アロンソ』“最強タッグ”の可能性はあったのか? レッドブル重鎮マルコ「チームを良い方向に進めるのは難しかっただろう」
motorsport.com 日本版
[サウンド制御術・実践講座]「タイムアライメント」を使いこなせると、演奏を立体的に再現可能!
[サウンド制御術・実践講座]「タイムアライメント」を使いこなせると、演奏を立体的に再現可能!
レスポンス
【途中経過】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝1時間半時点
【途中経過】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝1時間半時点
AUTOSPORT web
そろそろ“フルモデルチェンジ”!? 17年モノ「ミニバン」に10年モノ「セダン」も!? ロングライフな「国産車」それぞれが愛される理由とは
そろそろ“フルモデルチェンジ”!? 17年モノ「ミニバン」に10年モノ「セダン」も!? ロングライフな「国産車」それぞれが愛される理由とは
くるまのニュース
【SUPER GT Round3 SUZUKA GT 3 Hours RACE】37号車Deloitte TOM’S 笹原&アレジ組がGT500初優勝!GT300は777号車D'station Vantage GT3が完勝
【SUPER GT Round3 SUZUKA GT 3 Hours RACE】37号車Deloitte TOM’S 笹原&アレジ組がGT500初優勝!GT300は777号車D'station Vantage GT3が完勝
Webモーターマガジン

みんなのコメント

85件
  • アルファードかっこ悪くない?
    運転手も含めて!
  • 俺のスイフトスポーツZC33Sでチギッてやるぜ!
    もちろんボディカラーはチャンピオンイエロー!
    漢のMTだ!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.02199.0万円

中古車を検索
アルファードの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

540.0872.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

25.02199.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村