最もお買い得なのは中級グレード!? 人気コンパクトカーアクアの賢い買い方とは？

　半導体不足の影響でまだまだ納期は不安定だが、人気のクルマや注目の新型車などは、着々と購入契約されていく。そこで、現在クルマの購入を考えているアナタに、人気車＆新型車の購入を指南!!　ここでは人気のコンパクトカー、トヨタ アクアの「おトクな買いかた」を教えます!!

　コンパクトながらゆとりのある室内と燃費の良さで人気のあるトヨタ アクア。ここでは人気のコンパクトカー、アクアの「おトクな買い方」と「オススメグレード」を教えます!!

※本稿は2023年4月のものです
文／佐々木亘、写真／TOYOTA、ベストカー編集部
初出：『ベストカー』2023年5月10日号

■おすすめの買い方

ヤリスよりゆとりある車内スペースのハイブリッド専用車。全グレードに100V・1500Wコンセントが標準装備

　残価設定ローンの3年後残価率は50％程度、5年後でも35％程度と比較的高い。アクアのGグレード以下は、手放す際に値崩れの可能性があり、5年程度の保有を予定しているなら「残価設定ローン（残価保証付）」を選ぶべきだ。

　Gと比較するとZやGRスポーツは高いリセールが期待できる。半面、設定残価率は同じなので、この2グレードは現金購入か銀行などのマイカーローンがいい。ディーラーよりも銀行ローンのほうが金利を低く抑えられ、ローンの際の総支払額が小さくできる。

　検討グレードと保有予定期間で、買い方を柔軟に変えるのが、アクア購入に対して有効な手段だ。

（TEXT/佐々木亘）

■おすすめグレード

インパネシフトが採用されているのがひとつの特徴。ヤリスとの棲み分けで後席などは広めの作り

　買い得なおすすめグレードは中級のG。ベーシックなXに比べて約12万円高いが、パーキングサポートブレーキ、上級ファブリックシート表皮、リアセンターアームレストなど14万円相当の装備が加わる。しかもGの価格は223万円だから、フィットe:HEVホームなどに近く、競争力の強いグレードになっている。

■トヨタアクア データ

・価格帯：199万7000～259万8000円
・このモデルの発売開始：2021年7月

●主要諸元
・ボディサイズ：全長4050×全幅1695×全高1485mm
・車重：1130kg
・最小回転半径：5.2m
・パワーユニット：1.5L、直3（91ps/12.2kgm）＋モーター（80ps/14.4kgm）
・WLTCモード：33.6km/L
・価格：223万円

・人気グレード：Z
・値引き目標：26万円
・納期：約4カ月待ち（2023年3月時点の予測）

Comments

自分はカロクロだが、中間グレードがお得ということで選択したが、すれ違う、もしくは近所のカロクロは最上級車が多い。中間グレードはホイールのデザインがださいのでそのせいもあるかもしれない。

先日街中を走行していた際、別車線に3台連続で銀色のアクアが並んでいた。いずれも先代の初期型で一部凹みなども見られた。同じ会社の車ではないようだったが、ある程度年月が経ったモデルではあるが現役バリバリに使われていることになる。
　アクアは社用車として最底辺モデルに該当するだろうが、そこまで装備や防音が簡素ではないのでいわゆるビジネス車ではないのでお客さんも乗せられる。荷物を乗せる仕事ではアクアよりプロボックスを選ぶだろうが、そうでないなら車検の頻度も考えるとアクアも選択肢になる。
　それを踏まえると、廉価グレードの中古車を企業が買って使うことも考えられ、他の車に比べて廉価グレードもそこそこ検討すると思う。