自立走行可能なEV
text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)
【画像】アウディの未来を形作るeトロン【現行のEVラインナップを写真で見る】 全98枚
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)
アウディは、3つの新しいコンセプトカーを発表した。自動運転が可能な将来のクルマのビジョンを示すものであるという。
「Sky Sphere(スカイ・スフィア)」、「Grand Sphere(グランド・スフィア)」、「Urban Sphere(アーバン・スフィア)」と名付けられたこの3つのコンセプトカーは、来年中に正式公開される予定だ。
アウディの販売責任者であるヘンリック・ヴェンダースとデザイン責任者のマーク・リヒテがSNSに投稿した動画の中で詳しく説明している。
ヴェンダースは動画の中で、3台を「今日のモビリティを刷新する、息を呑むようなコンセプトカー」と呼び、「ユニークなファーストクラスの体験」を提供するためにデザインされたとしている。
未来のアウディを示唆
スカイ・スフィアのスケッチは、EVとしては珍しくボンネットが伸びた、ロング&ローなスタイルで描かれている。ヴェンダースはこれを「ドライバーズカーであると同時に自動運転車でもある」とし、スポーツタイプの2ドアクーペであることを示唆した。
グランド・スフィアは、洗練されたグランドツアラースタイルで描かれており、こちらもフロントが長く伸びているが、ボディが大きくなっているように見える。リヒテはこれについて、「壮大な外観、没入感、パーソナルな感覚、五感で楽しむ壮大なハイクラス体験のすべて」と述べている。
アーバン・スフィアは、コンパクトな箱型のフォルムを持ち、自動運転のシャトルと、アウディが最近発表したSUVコンセプト「AI:ME」の両方に共通する部分がある。ヴェンダースはこれを「都市環境におけるプライベートな空間であり、デジタルであり、ソーシャルであり、自分を中心にしたもの」と表現している。
アウディは、3つのスフィア・コンセプトの公開時期や、将来の生産モデルとの関連性について、詳細を明らかにしていない。
アウディは現在、eトロンEVのラインナップを拡大するとともに、フォルクスワーゲン・グループが近々発表するSSP EVプラットフォームを使用した、ソフトウェア主導の先進的なプロジェクト「アルテミス」に取り組んでいる。
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みんなのコメント
例えば先行車や対向車からの情報を地域のAIが判断して、障害物を予め予測させて対応させるとか、人が歩道にいるとか道路や監視カメラなどの情報を総合的に判断して個々の運転中の車に指令するシステムが確率するなど。
それでも、犬猫の死骸は踏んづけて走るだろうなあ。
リスクアセスメントでもFMEAでも人が絡むリスクが最も高い評価になる。 産業におけるプロセス管理上では、人の判断ミスの排除がシステムの安定化に寄与するのは常識。
車だけが放置で良いはずが無い。
車という便利な道具が出現したときに、安全性よりも経済性利便性を優先させてきた事にならされちゃった結果が今の交通システムだろうから。
最終的には政治判断だろうけどメーカーの努力には期待したい。