11月19日、レクサスは、フラグシップセダン「LS」の改良モデルを発表した。
快適性向上
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2017年に登場した現行LSは、従来とくらべ低くワイドなエクステリアによって、印象を大きく変えた。
今回の改良では初代LS(日本名:セルシオ)が追求した静粛性および快適な乗り心地を徹底的に追求したという。3,5リッターV型6気筒ガソリンツインターボ・エンジンは、燃焼室形状の最適化による燃焼効率の向上によって、出力、燃費性能、静粛性が向上した、とされる。さらにコンドロッド形状の最適化などによって、軽量化と、剛性向上によって静粛性を高めたという。
足まわりは、電子制御式可変ダンパー「AVS(Adaptive Variable Suspension system)」が改良された。減衰力の可変幅が拡大し、優れた操舵応答性と安定性を獲得したという。あわせてランフラットタイヤの縦バネ剛性、スタビライザーバーのばね定数なども最適化された。2WD車は、フロントサスペンションの材質変更などによってバネ下質量を約3.5kg軽量化。乗り心地が向上したとうたう。
足まわりなどの変更にあわせ、シート表皮の縫い位置も変更、座り心地を高めたという。座面は、より振動を吸収する新開発の低反発ウレタンパッドに変更された。
西陣織を使った内装トリムも新設定
エクステリアは、前後のデザインを一部変更した。フロントまわりは、新意匠のヘッドランプを採用。レクサスの頭文字である「L」を強調したデザインだ。「スピンドルグリル」と呼ぶフロントグリルは、メッシュカラーをダークメタリックにした。「よりフォーマルなシーンにも配慮した上品さを表現した」と、メディア向け資料には記されている。
リア・エンドは、コンビネーションランプ内のメッキモールをピアノブラックに変更した程度で、変化は少ない。スポーティな専用装備を多数備えた“F SPORT“は、新デザインの20インチアルミホイールなどを採用し、従来との差別化を図っている。
インテリアは、ステアリング・ホイールとセンターコンソールのスウィッチ類をブラックで統一。センターコンソールには、使用頻度の高いシート・ヒーターとステアリング・ヒーターの操作画面をインフォテインメント・ディスプレイに表示できるスウィッチが新設された。
インパネ上部の12.3インチのモニターは、タッチディスプレイ化され、あわせてAndroid AutoおよびApple CarPlayなどのスマートフォンと連携した。内装トリムにはオプションで、西陣織の銀糸を使う贅沢な仕様も設定された。レクサスによれば、月明かりに照らされた波の揺らぎによる“月の道”を表現したという。
ハンズ・オフ機能搭載車は2021年登場
先進安全装備類は大幅にアップデートされた。注目は、ハンズ・オフ(手放し)運転を実現する「Advanced Drive」だ。
高速道路などの自動車専用道路で、車載システムがドライバーに代わって速度、車間維持、レーンチェンジ、追い越しなどをおこなう。すでに、日産「スカイライン」に搭載されているプロパイロット2.0に近い。こちらの搭載モデルは2021年より販売が始まる予定だ。
もうひとつの「Advanced Park」は、従来の駐車支援システム以上に、ドライバーの負担を軽減する。カメラと超音波センサーからの情報を総合して全周囲を監視し、駐車操作を支援。ハンドル操作、アクセル、ブレーキ、ギア・チェンジの全操作を車両が支援するとともに、俯瞰映像には切り返し位置や目標駐車位置を常に表示するという。
Advanced Parkを作動させるには、(1)駐車したいスペースの近くに停車して、センターコンソールにある「Advanced Park」のスイッチを押す、(2)画面に表示された駐車位置を確認して、画面内にある「開始スイッチ」を押す、と、2つのステップを踏むだけだ。
新型LSの価格は、3.5リッターV型6気筒ガソリンツインターボ・エンジンを搭載する「LS500」が1073万~1580万円。3.5リッターV型6気筒ガソリン・エンジンにモーターを組み合わせた「LS500h」が1219万~1728万円。
文・稲垣邦康(GQ)
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みんなのコメント
今まで付けていなかったのはレクサスの怠慢。
欧州車は殆どの車に標準装備してるのにLSだけ
と言うのも情けない。
プレミアムカーなら常に先進技術を投入して時代を
リードしてるように見せないと魅力が無くなってしまう。