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新型三菱トライトン登場! 日本市場にも投入へ──GQ新着カー

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新型三菱トライトン登場! 日本市場にも投入へ──GQ新着カー

約12年ぶりに日本市場でも販売される、最新ピックアップトラックに迫る!

商品コンセプトは「Power for Adventure」

ついにトヨタ・ランドクルーザーの新型が発表へ!──GQ新着カー

7月26日、三菱自動車工業(以下、三菱)は、1トンピックアップトラック「トライトン」の新型を発表した。

約9年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型の商品コンセプトは「Power for Adventure」で、内外装デザイン、シャシー、ラダーフレーム、エンジンなどを一新した。

新型のボディ形状は、2列シートのダブルキャブ、1列シートのシングルキャブ、そしてフロントシート後ろに荷室スペースを設けることでリクライニングも可能なクラブキャブの3タイプを用意。

エクステリアのデザインコンセプトは「BEAST MODE(勇猛果敢)」。フロントまわりは三菱独自の「ダイナミックシールド」デザインを採用した。3連のL字型LEDランプを配したデイタイムランニングランプと、3眼プロジェクター式のヘッドライトを組み合わせることで、存在感を高める。

サイドでは、大型化して握りやすく耐久性を高めたドアハンドル、幅を広げて水はけを良くしたサイドステップなどによって、実用性を高めた。

ボディカラーは、従来車になかった「ヤマブキオレンジメタリック」と「ブレイドシルバーメタリック」を新設定。ほかに「ホワイトダイヤモンド」、「ホワイトソリッド」、「グラファイトグレーメタリック」、「ジェットブラックマイカ」をラインナップする。

なお最上級グレードはフロントグリルをボディ同色に、ドアミラー、ダイナミックシールドガーニッシュ、ドアハンドル、バンパーなどをブラックに、フロント、サイド、リヤの各アンダーガードはダークチタニウムとし差別化を図る。さらに、ブラックのルーフレール、オーバーフェンダー、荷台にはスタイリングバーを装着した。

カーゴベッド(荷台)は大型化しつつ、荷台高を従来型よりも45mm低い820mmとした。さらにバンパーコーナー上面の面積を拡大し、かつフレームで補強することで、足を乗せるスペースとしても使えるようにした。

インテリアは、「HORIZONTAL AXIS(ホリゾンタル・アクシス)」コンセプトのもと、走行時の車体姿勢の変化をつかみやすい水平基調で力強い造形とした。セレクター、ダイヤル、スイッチ類は手袋をしたままでも確実に操作ができる形状だ。インストルメントパネルセンター下部にはスマートフォンのワイヤレスチャージャーも装備する。

フロントシートは、ヒップポイントを従来車と比べ20mmアップし、室内からの視認性を高めた。さらに乗降性を向上するべく、ドア開口部を広げ、かつサイドステップの幅を広げるとともに滑りにくい形状とした。

日本上陸は来年初頭!新開発のラダーフレームは従来型から断面積を65%増やし、曲げ剛性を40%、ねじり剛性を60%強化。一方、ハイテン鋼の採用比率を大幅に増やし、重量増を最小限に抑えた。結果、走行性能や乗り心地の向上し、かつ積載時の耐久性、衝突時のエネルギー分散性も高まった。

搭載するエンジンは新開発「4N16型」のクリーンディーゼル。用途に応じ、3種類の出力特性の異なる仕様を用意た。高出力仕様は新型ターボチャージャーと新燃焼システムを採用し、150kWの最高出力と470 Nmの最大トルクを誇る。ほか2仕様は最高出力135kW/最大トルク430Nmと、最高出力110 kW /最大トルク330Nm。

トランスミッションはスポーツモード付き6速オートマチックトランスミッションと、シフトレバーをワイヤー式とした6速マニュアルトランスミッションから選べる。

4WDシステムは走行中にダイヤル式のセレクターで簡単にモード変更可能だ。スーパーセレクト4WD-II搭載車は後輪駆動の「2H」、フルタイム4WDの「4H」、センターディファレンシャル直結の「4HLc」、更によりローギヤの「4LLc」の4種類が選択出来る。

ドライブモードは従来車のオフロードのみの4モードから、オンロードも含めた7モードに増えた。すべての4WDモードに設定されている「NORMAL」モードをはじめ、2Hには経済性を重視した「ECO」、4Hに「GRAVEL(未舗装路)」と「SNOW(氷雪路)」、4HLcにトラクション性能を引き出す「MUD(泥濘)」と「SAND(砂地)」、4LLcには「ROCK(岩場)」モードが設定される。

さらにスーパーセレクト4WD-II搭載車には新たにアクティブヨーコントロール(AYC)を採用。コーナー内側の前輪に弱くブレーキをかける事で旋回性を高める。

サスペンションはフロントにダブルウィッシュボーン式を、リヤにリーフスプリング式を採用。ショックアブソーバーは大径化され、快適な乗り心地に寄与する。

先進安全パッケージ「三菱自動車セーフティセンシング(MMSS)」では新たに先行車の加速・減速・停止に追従走行し、設定した車間距離を保ちながら走行するレーダークルーズコントロールシステム(ACC)を搭載した。

新型トライトンは、まずタイから販売を開始。今後、アセアンやオセアニアから順次グローバルに展開する。日本市場へは約12年ぶりに投入する計画で、来年初頭の販売予定だ。

文と編集・稲垣邦康(GQ)

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みんなのコメント

6件
  • ハイラックスよりカッコいい
    ハイラックス一択の国内市場に、ようやく他の選択肢が現れた
    しかも魅力的
    大歓迎します!
  • ホントに三菱さん
    日本導入するのですね
    ブラボー
    もし
    日本でもマニュアル売ったら
    すごいなぁ

    自衛隊パジェロもこれにすればいいのに
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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