現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ボクらのヤングタイマー列伝:第34回『マツダ・ランティス』”大鳥居”と呼ばれた大型リアスポイラーは必見!! 今でも旧さを感じさせないスタイル

ここから本文です

ボクらのヤングタイマー列伝:第34回『マツダ・ランティス』”大鳥居”と呼ばれた大型リアスポイラーは必見!! 今でも旧さを感じさせないスタイル

掲載 15
ボクらのヤングタイマー列伝:第34回『マツダ・ランティス』”大鳥居”と呼ばれた大型リアスポイラーは必見!! 今でも旧さを感じさせないスタイル

遠藤イヅルが自身のイラストともに1980年代以降の趣味車、いわゆる"ヤングタイマー"なクルマを振り返るという『ボクらのヤングタイマー列伝』です。前回の『ファミリアアスティナ』に続き、『ランティス』をピックアップしますヨ!

ボクらのヤングタイマー列伝第33回『マツダ・ファミリアアスティナ』の記事はコチラから

名車”Eタイプ”の血を引く94年式『ジャガーXJS 4.0コンバーチブル』は美しいプロポーションを持つ究極のオープンモデル

ランティスといえばクーペの存在。そのスタイルは今のマツダ3に通じるほどのかっこよさ!

前回はアクセラの前身ファミリアに存在したファミリアアスティナをお送りしました。今回取り上げるのは、前回も少しだけ触れた『マツダ・ランティス』です。

アスティナは海外では323Fと呼ばれていましたが、ランティスクーペも同じく323Fでしたので、実質的な後継モデルだったことが伺えます。とはいえ、ファミリア系の3シリーズを名乗るも、ランティスはファミリアの兄弟車でもなんでもなく、ファミリアとクロノスの間を埋めるべく登場した新規開発車だったのです。クロノスはカペラからモデルチェンジされた際に3ナンバーとなってエンジンもV6が積まれるなど上級移行していましたので、ランティスにはカペラ的なサイズのセダンも用意されました。

だけど、もしランティスがセダンだけだったら、今なお多くの人に"ランティス好きだった!"という印象を持たせることはできなかったはず。そう、もうお分かりですね。ランティスといえばクーペの存在。クーペと言っても実際は5ドアハッチバックなのですが、そのスタイルは今のマツダ3に通じるほどのかっこよさ! 切れ上がった短いテール、美しい弧を描くルーフなどは今でも旧さを感じさせません。それでいてランティスはホイールベースが長いため、セダンのみならずクーペも居住性が高め。しかもランティスの2リッターは名作の誉れ高いV6でしたので、スタイル抜群のハッチバックをV6のマニュアルミッションで乗る、なんていうツウな楽しみ方もありました。前述のセダンもこれまたユーノス500もかくや、というほどの美しいデザインの持ち主で、未だにランティスセダン愛好家がいるほどです。

ここまで褒めちぎっているだけのことはあって、本当にいいクルマでしたが、いいクルマだから売れるというわけではないのが悲しいところ(涙)。佳作ランティスもマツダ5チャンネル化失敗の影響を受け、1993年から1998年までという、一世代限りでその幕を閉じましてしまうのでした。

そうなると323Fの次はどうなったの?ということなのですが、323Fは再びファミリアの元に戻ります。あ! そうだよね、ファミリアには『ネオ』もあったよね!……ところが残念! ネオがあった8代目ファミリア(BH型)はほぼランティスの生産時期と被っているのです。結局323Fは"マツダ謹製ファミリア"としては最後の型になる、9代目(BJ型)の『Sワゴン』が襲名するのです。えー! アスティナ、ランティスクーペが築いた"4ドアクーペ"の系譜はどこに(涙)。でもこうしてみるとクルマの歴史って本当に面白いですよね。

文:LE VOLANT CARSMEET WEB 遠藤イヅル
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

「80年ぶりの新車」12月デビュー決定! 東北「もと私鉄のJR線」に
「80年ぶりの新車」12月デビュー決定! 東北「もと私鉄のJR線」に
乗りものニュース
スズキ“新”「ジムニー“シエラ”」発表! “約30万円”値上げ実施&便利すぎる「ACC」搭載! 7年目の進化を遂げた新モデルとは
スズキ“新”「ジムニー“シエラ”」発表! “約30万円”値上げ実施&便利すぎる「ACC」搭載! 7年目の進化を遂げた新モデルとは
くるまのニュース
花王、植物由来パラフィンオイルの開発に成功…自動車エンジン潤滑油などに応用へ
花王、植物由来パラフィンオイルの開発に成功…自動車エンジン潤滑油などに応用へ
レスポンス
「トップ争いをしている女性ライダーがいる」 JP250クラスを走る中原美海「目の前の1戦1戦を大事に走りたい」
「トップ争いをしている女性ライダーがいる」 JP250クラスを走る中原美海「目の前の1戦1戦を大事に走りたい」
バイクのニュース
クルマ好きの聖地「大黒PA」一新! 「ゆったりできる」首都高のPAに 商業施設リニューアルが話題に
クルマ好きの聖地「大黒PA」一新! 「ゆったりできる」首都高のPAに 商業施設リニューアルが話題に
乗りものニュース
トヨタ新「“4人乗り”小型スポーツカー」に反響多数! 「乗り換えたい」「バーゲンプライス」と話題に! まぶしい「イエロー」採用した「新GR86イエローLtd」がスゴい!
トヨタ新「“4人乗り”小型スポーツカー」に反響多数! 「乗り換えたい」「バーゲンプライス」と話題に! まぶしい「イエロー」採用した「新GR86イエローLtd」がスゴい!
くるまのニュース
JA共済アプリ、新機能「交通安全マップ」導入…ゼンリンデータコム「Area Marker」活用
JA共済アプリ、新機能「交通安全マップ」導入…ゼンリンデータコム「Area Marker」活用
レスポンス
【KTM】MY2026 のモトクロス&クロスカントリー6モデルの発売時期と価格を発表!
【KTM】MY2026 のモトクロス&クロスカントリー6モデルの発売時期と価格を発表!
バイクブロス
2025【秋】注目モデル購入情報『ロードスター』
2025【秋】注目モデル購入情報『ロードスター』
グーネット
いろいろ「見えて」きた! メルセデス・ベンツ新型GLBは、ただいまテスト真っ最中。2025年12月8日にワールドプレミア!
いろいろ「見えて」きた! メルセデス・ベンツ新型GLBは、ただいまテスト真っ最中。2025年12月8日にワールドプレミア!
Webモーターマガジン
パナソニック、自動車サイバーセキュリティ「VERZEUSE」をSDV対応に進化
パナソニック、自動車サイバーセキュリティ「VERZEUSE」をSDV対応に進化
レスポンス
発信から停止まで“クラッチ操作不要”で楽しめる新型アドベンチャー!! BMW Motorrad「F 450 GS」発表 シート高は845mmに設定
発信から停止まで“クラッチ操作不要”で楽しめる新型アドベンチャー!! BMW Motorrad「F 450 GS」発表 シート高は845mmに設定
バイクのニュース
「コンビニワープ」で轢かれそうになった! 過去には痛ましい事故も 駐車場を利用して“赤信号を回避”するのは違反?
「コンビニワープ」で轢かれそうになった! 過去には痛ましい事故も 駐車場を利用して“赤信号を回避”するのは違反?
くるまのニュース
まもなく生産終了のトヨタ「GRスープラ」最終モデルの実力とは? モデル末期とは思えない“商品改良”でさらに進化! “抜群のドライビングプレジャー”は健在です
まもなく生産終了のトヨタ「GRスープラ」最終モデルの実力とは? モデル末期とは思えない“商品改良”でさらに進化! “抜群のドライビングプレジャー”は健在です
VAGUE
重量895kgの軽量電動スポーツ「スピードスター」、スケッチから実車化まで6カ月…英ロングボウ
重量895kgの軽量電動スポーツ「スピードスター」、スケッチから実車化まで6カ月…英ロングボウ
レスポンス
ついに艦名が明らかに! 自衛隊初の新ジャンル「哨戒艦」2隻同時は極めて異例 詳細も判明
ついに艦名が明らかに! 自衛隊初の新ジャンル「哨戒艦」2隻同時は極めて異例 詳細も判明
乗りものニュース
誰もが自由に動ける社会をトヨタが叶える! ハンデのある人だけでなくすべての人に優しい次世代モビリティ「meシリーズ」とは【ジャパンモビリティショー2025】
誰もが自由に動ける社会をトヨタが叶える! ハンデのある人だけでなくすべての人に優しい次世代モビリティ「meシリーズ」とは【ジャパンモビリティショー2025】
WEB CARTOP
三菱の「“最上級”4ドアセダン」がスゴい! 和テイストな「すっきりデザイン」×全長5m級の「超ひろびろサイズ」! 2007年発表の“貴金属”風エクステリアも超カッコいい“究極”GTカー「コンセプトZT」に注目
三菱の「“最上級”4ドアセダン」がスゴい! 和テイストな「すっきりデザイン」×全長5m級の「超ひろびろサイズ」! 2007年発表の“貴金属”風エクステリアも超カッコいい“究極”GTカー「コンセプトZT」に注目
くるまのニュース

みんなのコメント

15件
  • 初めての愛車でした。デザインに惚れてクーペのタイプRに乗っていました。残念ながら不幸な事故により数ヶ月で廃車になりローンだけが残りました。あれから色んな車に乗りましたが、未だにランティスを超えるほど惚れたデザインはないですね。
  • 初めての愛車がアスティナでそれが不慮の事故で廃車となり、次の車に何の迷いもなくランティスを選択しました

    アスティナに比べて高級感と重厚感のある走り、シートの造りもヨーロッパ仕様で長時間座っても疲れない良いシートでした

    新婚旅行でヴェネツィア空港に降り立った時、駐車してあった323fのバッジのついたランティスを見て感激しました

    先日、ネットフリマでアスティナとランティスの1/24ダイキャストカーを購入して眺めてリビングに飾ってあります




※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

159 . 0万円 208 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

- 万円

中古車を検索
マツダ ランティスの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

159 . 0万円 208 . 0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

- 万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村