■新型タフトとeKクロス、よりSUVらしいのはどっち?
ダイハツは2020年4月に新型軽SUV「タフト」の先行予約を開始し、同年6月の発売を予告しました。一方、三菱は2019年3月に、軽SUV「eKクロス」を発売。クロカン四駆やSUVづくりを得意とする同社が開発した軽SUVとして、既に注目を集めています。
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近年の軽SUV市場を盛り上げている2台には、どのような特徴があるのでしょうか。2台のスペックを比較します。
ダイハツは先行予約の開始に先駆けて、東京オートサロン2020で試作車「タフトコンセプト」を世界初公開しました。
このとき、タフトコンセプトの内外装や一部スペックを公開しており、この情報を元に、三菱eKクロスと比較します。
タフトコンセプト(以下、新型タフト)は、ボディサイズが全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mmと発表されています。
一方、eKクロスのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1640mm(2WDモデル)です。全高に10mm差がある以外、ほぼ同じボディサイズとなっています。
次に、外観デザインを比較します。
新型タフトは、ボディ全体が角張った印象のデザインが特徴です。ヘッドライトやテールランプは四角く、フェンダーは台形を強調。
ボディの各ピラーも存在感が感じられ、ゴツさやSUVらしさが強調されたデザインです。
なお、東京オートサロン2020で公開された仕様では、メッキが強調された迫力ある顔つきとなっていましたが、これはディーラーオプションを装着したモデルであることが判明しています。
一方、eKクロスはフロントフェイスに三菱車共通デザインの「ダイナミックシールド」を採用。メッキパーツが大胆にあしらわれ、迫力ある顔つきとなっています。
また、ボディの各ピラーはブラックアウトされ、ルーフが浮いて見えるフローティングルーフを採用。これにより、ボディ側面のデザインの印象が新型タフトと異なります。
■新型タフトとeKクロス、内装やパワートレインの特徴は?
新型タフトの内装は、直線を基調としたデザインで、シフトレバーはインパネシフトを採用。配色はブラックをメインにオレンジのアクセントが加えられ、スポーティかつアクティブな印象です。また、ガラスフルーフの採用も予告されています。
eKクロスの内装は、新型タフトと同様にインパネシフトを採用し、洗練された印象となっています。また、デザイン性に優れたタッチパネル式のフルオートエアコンを採用しているのも特徴です(一部グレード除く)。
内装色は、ブラックとネイビーが配されたファブリックが標準で、上級グレード向けのメーカーオプションとして、タンカラーで華やかな雰囲気の合成皮革&ファブリックのコンビシートが設定されます。
最後に、搭載されるパワートレインを比較します。
新型タフトのパワートレインについて、東京オートサロン2020の時点でダイハツが公表したのは、660ccターボエンジン+CVTの組み合わせ、駆動方式は2WDという内容です。しかし、6月に発売される際には、自然吸気エンジンや4WDモデルも設定されることが予想されます。
eKクロスに搭載されるパワートレインは、660cc自然吸気/ターボエンジン+CVTの組み合わせで、駆動方式は2WDと4WDがそれぞれ設定されます。
また、モーターでエンジンをアシストするマイルドハイブリッドシステムが、全車に搭載されていることも特徴です。
※ ※ ※
eKクロスの価格(消費税込)は、144万1000円から195万2500円です(特別仕様車含む)。一方、新型タフトの価格は2020年4月3日時点で判明していません。
ひとつのジャンルとして確立した軽SUVにおいて、新型タフトがどれほどの存在感を見せるのか、2020年に注目されるポイントとなりそうです。
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