日産自動車がSF作家や人気作家とタッグを組み、自動運転社会の未来をフィクションで描いた全19話のショートストーリー集を発表した。そのストーリーに登場する車載AIとの会話、信号のない未来などは、ノンフィクションになる可能性はどのくらいあるのか、日産の「日産未来文庫」企画担当者にインタビューした。
「本当になるかもしれない」と思わせる作品集
日産自動車が自動運転社会の未来をフィクションで描いたSF小説「答え合わせは、未来で。」を発売
SF小説「答え合わせは、未来で。」は、2019年11月26日(火)より2020年1月30日(木)まで電子書籍アプリKindleで販売される。
日産は、世界初の先進運転支援技術「プロパイロット2.0」を搭載した新型「スカイライン」を発表するなど、最先端の技術開発を進めている。日産の本企画担当者は、短編集の作品について次のように感想を述べる。
「それぞれ『本当になるかもしれない』と思わせてくれる作品ばかりだと思います。短編ではありますが、クスっと笑ったり、驚いたり、納得したり、といろんな気持ちにさせてくれる作品たちです。話題の作家さんたちにも参加いただけたことに感謝しています」
フィクションがノンフィクションになる可能性はどのくらい?
全19話のショートストーリーの中に出てくる想像の世界における機能や状況は、実に面白い。それぞれ実現する未来は来る可能性はどのくらいあるのだろうか。企画担当者に聞いてみた。
●自動運転車に運転席で眠りながら運転し、出勤する
「移動中に本を読んだり、趣味で何かをしたりすることが可能になる日も遠くないと考えます。最新のスカイラインに搭載されているプロパイロット2.0では、まだ前方に注意して運転していただく必要があるのですが、近い将来、前方を見ずに運転できる日も来るのではないかと考えています」
●車載AIが人間を楽しませるおしゃべりをする
「クルマだけではないですが、AIとヒトとの対話は、より発展するため、車載AIが楽しませてくれる日も遠くないと思います」
●車載AIが人の心を読んで行き先を決める
「AIの進化を楽しみにしながらも、心を読むことや、察するということにおいては、AIにはヒトを超えてほしくないという気持ちもあります。AIがヒトにとって、相棒のような存在になればいいと考えます」
●信号がない世界
「私は今30代ですが、自分の孫世代には、一部のエリアでは実現しているかもしないと考えます」
●幼稚園児だけが完全自動運転車に乗る
「完全自動運転車になれば、実現すると思います」
●自動運転車の中で野菜栽培
「可能性はあると思います。ただの移動手段ではなく、人々の生活をサポートするクルマは増えると思います。すでに日産リーフ(EV車)は、災害時や停電時に役立っているというお声をいただいています。これからさらにクルマとヒトとの関係性は発展していくと思っています」
自動運転の未来を身近に感じる方法も
現時点で、自動運転に向けた事故防止などの機能はどのくらいまで進んでいるのだろうか。
「最新のスカイラインに搭載されているプロパイロット2.0は、高速道路上で、車線変更や分岐において、クルマがベストなタイミングで運転をサポートしてくれます。初めて乗られた方は、乗り始めは緊張するとおっしゃる方が多いですが、慣れてくると、『普段の自分のクルマより、プロパイロット2.0が搭載されているクルマのほうが安心して運転できます』等の感想をいただくことが多いです。
日産だけが実現している『ナビと連動した高速道路上のルート走行をハンズオフできる』世界初の機能は、体感していただくと、自動運転の未来を身近に感じてもらえると思います」
今、短編で疑似体験できるフィクションの世界が、やがてノンフィクションになる日が来る日は意外に近いかもしれない。
【参考】
#日産未来文庫「答えあわせは、未来で。」
https://www.nissan.co.jp/SP/MIRAIBUNKO/
取材・文/石原亜香利
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