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【上海モーターショー 2019】メルセデス・ベンツ SUVラインアップをアピール

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【上海モーターショー 2019】メルセデス・ベンツ SUVラインアップをアピール

上海モーターショー2019

メルセデス・ベンツは2019年4月16日、オート上海2019で市販仕様に近いSUVコンセプトカー「GLB」、中国専用モデルとして開発された「A35L AMG 4MATIC」、そしてメルセデス・ベンツの電気自動車「EQC」や「EQブースト」と呼ばれるプラグインハイブリッド・モデル、48Vマイルドハイブリッド・モデルなどを出展した。

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「EQC」を中国で初公開

このことからわかるように、メルセデス・ベンツとしてはSUVラインアップの充実、中国専用モデル、そして電動化を中国市場向けにアピールしている。そしてディエター・チェッツェ会長は、2021年に電気自動車「EQB」を市場投入することも発表した。

ワールドプレミアとなる「A35L AMG 4MATIC」は、中国向けの高性能なラグジュアリーセダンで、ノーマルのAクラスよりホイールベースが60mm延長されている。エンジンは2.0L・4気筒ターボで、出力は305psという高出力だ。なおこの「A35L AMG 4MATIC」はメルセデス・ベンツの北京工場で生産される。

市販が近いとされるコンセプトカー「GLB」も世界初公開だ。その車名通りコンパクト・クラスのSUVだがロング・ホイールベースとすることで3列シート・7座席のパッケージを持ち、中国のファミリーカーとして最適とされる。搭載エンジンは2.0L・4気筒ターボで、224ps/350Nmを発生。8速DCT、4MATICを採用したSUVとなっている。

バッテリー駆動の電気自動車「EQC」は、中国で初公開となる。メルセデス・ベンツの「EQC」は、SUVとSUVクーペの中間デザインと表現するクロスオーバーだ。前後アクスルに電動モーターを備えた4WDで、モーターの合計出力は408psだ。もちろん前後の駆動トルクは連続可変システムになっている。搭載されるリチウムイオン・バッテリーの容量は80kWhで、NEDCモードでの航続距離は445kmと発表されている。

SUVの「GLE」も中国で初公開となる。オフロード性能、オンロードでの高速性能もトップレベルのラグジュアリーSUVで、洗練された空力性能を備え、Cd=0.29とクラストップとなっている。パッケージは3列シートで、最新の装備、例えば音声コントロールのMBUXも装備している。

これら以外に、「A220 4MATIC」、「AMG GT Cロードスター」、「AMG E53クーペ」、プラグインハイブリッドの「S560 eL」も出展されている。

次期スマートは中国で開発

オート上海2019の直前となる3月末に、メルセデス・ベンツのディエター・チェッツェ会長は、中国の自動車メーカー「ジーリー(吉利汽車)」の母体であるジーリー・ホールディングス(浙江吉利控股集団)」と合弁で、次期型スマートを中国で開発・生産することを発表している。

合弁会社の出資比率はダイムラー社50%、浙江吉利控股集団50%で、この中国の合弁会社でグローバル市場向けのスマート・ブランドのEVを開発・生産するとしている。開発を主導するのはジーリーで、このスマートEVは2022年に市場に導入する計画だという。スマートEVは「プレミアムな都市型・超小型電気自動車のリーダー」を目指すとしている。

浙江吉利控股集団の李書福会長は、「われわれはスマート・ブランドの価値に十分な敬意を抱いています。同等のパートナーとして、われわれはスマート・ブランドを世界的に推し進めていくことに力を注ぎます」と語っている。

ちなみに、浙江吉利控股集団は現在のダイムラー社の9.96%の株式を持つ筆頭株主で、2番めがクウェート投資庁、3番めがルノー/日産アライアンスとなっている。また浙江吉利控股集団は、すでにボルボ・カーズ、ロータスを傘下に収めており、今回の合弁事業により、今後はさらにグローバル規模の自動車メーカーとして成長すると予想される。

なお現行のスマートは、引き続きフランスのハンバッハ工場とスロベニアにあるルノーのノヴォ・メスト工場で生産されるが、ハンバッハ工場は、今後はEV用の生産設備を導入し、新しいEVを生産する計画としている。

上海モーターショー

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