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「ジムニーKANSAI」に「ポールスミス•ミニ」!「異業種コラボ」で誕生したクルマ6選

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「ジムニーKANSAI」に「ポールスミス•ミニ」!「異業種コラボ」で誕生したクルマ6選

異業種コラボで登場したモデル

 我が家では冷蔵庫のドアにAppleのリンゴマークが貼ってあったり、扇風機にアルファロメオやナルディのロゴが付いていたりする。もちろん最初から付いていた訳ではなく付けたのは持ち主であり、今回のテーマに則していえば、いわば“なんちゃって非公式ダブルネーム”である。

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 コラボモデル、ダブルネームなどと呼び方はさまざまだが、ご存知のとおり自動車業界側から見た場合、異業種のブランドと協業またはブランド名を冠して企画されたモデルのことをこう呼ぶ。今回はそんなコラボモデルを振り返ってみたい。

ポール・スミス・ミニ(1998年)

 まずは王道のファッション・ブランド系から。

「ポール・スミス・ミニ(1998年)」はクラシック・ミニ時代にリリースされたモデルで、写真に写してあるハンカチはおなじみのストライプ柄で、同じパターンをボディ色にしたモデルは東京モーターショーにも登場。

 市販車は同ブランドのシンボルカラーの“シトラスグリーン”をエンジンヘッドカバーやプラグコード、ガソリンタンク、グローブボックス内部などに配置。七宝エンブレムやサインログ入りメーターなども洒落たもの。

 カタログには「英国デザインのもっとも傑出した点は、伝統の中に意外性を秘めていること」と自身のコメントも記されていた。

フィアット500 by Gucci(2011年)

 フィアット500 by Gucci(2011年)も、グッチ・マニアだったら1台ワードローブに加えたいと思わせられた1台だった。おなじみの“グッチウェヴ”と呼ぶストライプは500cの場合は大胆にソフトトップ中央にあしらわれたほか、500ではボディのショルダー部分に(経年変化で色あせがあったようだが)。

 インテリアではシートベルトが“グッチウェヴ”になったほか、シート表皮にも同じく専用。キックプレートや500ならではの着せ替え式キーカバーも専用と、細部に至るまでこだわりをみせていた。

オーリスTUMIバージョン(2007年)

 オーリスTUMIバージョン(2007年)は、ラゲッジブランドのTUMIとのコラボモデルで、シートカバーやフロア&ラゲッジマットが専用デザインで、スカッフプレートはイルミネーション付きのロゴが。赤の差し色の入ったシフトベースもロゴ入り、さらに専用のキャリーバッグとトートバッグがセットされていた点も見逃せなかった。 TUMIにはナッパレザーを用いた上級ラインもあるが、オーリスに組み合わせられたのは、ナイロンのカジュアルでスポーティなラインだった。

 同じトヨタでは、ほかにもウィンダムにCOACHレザーシートが標準装備された限定車(2000年)も発売された。シートは専用シボで、センターコンソールはロゴ入り。さらにカタログを見直すと、“ご成約プレミアム”と称してコーチのボストンバッグなどの3点セットを差し上げます……とも載っている。 ちなみにこの頃のウィンダムは、“レクサスES300、日本名ウィンダム”と、アメリカン・エグゼクティブな世界観を売りにしており、1941年アメリカで操業の老舗高級ブランドCOACHとの相性はごく自然なものだった。

インプレッサ・ビームス・エディション(2007年)

 日本のファッションブランド系ではスバルのインプレッサ・ビームス・エディション(2007年)も見逃せない。カタログの説明には“夢とモノにこだわるお互いの発見と共感”と書かれており“乗るたびに面白くて、見ているだけでも嬉しくなる”クルマがコンセプトだったようだ。

 オレンジはビームスのブランドカラーでもあり、ボディ色とシート表皮色に採用。さらにブラウンのボディ色にアイボリー&ブラウンレザーを組み合わせたコンビネーションも設定。オレンジ色の縁取りが施されたメーターやエンブレムといったディテールにもこだわりのポイントが。

ジムニーKANSAI(1999年)

 そのほか日本が世界に誇るファッションデザイナーの山本寛斎氏。残念ながら2020年に他界されてしまったが、氏のセンスが息づくクルマとして登場したのがスズキのジムニーKANSAI(1999年)だった。 じつは筆者はリアルタイムでチェックしそびれており、かつ手元にあるカタログに詳しい説明がないのだが、写真を見れば、少なくともシート表皮(とドアトリムのインサート部分)が専用であることがわかる。

 このシートはさぞ目が覚めるような色調だったことだろう。ほかにKANSAIロゴ入りスペアタイヤハウジングなども専用装備だった。

カルタス・エレッセ(1991年)

 もう1台、同じスズキからカルタス・エレッセ(1991年)というのも発売されたことがあった。“ゲレンデに似合う、コートに似合う、グリーンに似合う、何より私に似合う”と、いささか空気の匂いが甘かった時代のコピーがカタログに載っており、リヤガーニッシュ(とドア)にドーン! とロゴが入っていた(デカールと書いてあるので飽きたら剥がせたのかもしれない)。ほかにタグ付き専用シート、ロゴ入りフロアマットなども。

 そのほかにカタログ写真はないが、ファッション系のコラボモデルというと、3代目日産ローレル時代のジバンシィ、1986年に登場した三菱デボネア(2代目)にあった、アクアスキュータムなどもあった(コラボモデル・その2に続く)。

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みんなのコメント

1件
  • 異業種コラボで誕生したクルマの中でも異色だったのが、MUJIカーでしたね。
    無印良品で買えるクルマだったが、ベースは2代目マーチの2ドアハッチモデルで、スタイリングを大きく変えていないがどこにも日産エンブレムの類が無かったのが特徴でしたね。確か93万円で1000台限定だった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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