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今度のエクストレイルはどう変化するのか? 北米モデル情報から読み取ってみた

掲載 更新 89
今度のエクストレイルはどう変化するのか? 北米モデル情報から読み取ってみた

フルデジタルメーターや新世代4WDも採用

日本で「エクストレイル」という名前で販売されている日産のクロスオーバーSUVは、北米では「Rouge(ローグ)」という名前で売られています。そのローグが、北米現地時間の6月15日午前9時、フォトデビューを果たしました。

先代ローグがエクストレイルとエンブレムが異なるだけの兄弟車だったことを考えると、この新型ローグが「エクストレイル」の次期モデルなのは明らかです。ただし、181馬力を発生する2.5L 4気筒ガソリン直噴エンジンは北米ニーズに合わせたものとなっているので、日本仕様のエクストレイルとは異なると考えられます。

4WDは電子制御湿式多板クラッチにより駆動トルクをコントロールする新システムが採用されました。オフロード、スノー、スタンダード、エコ、スポーツの5モードが選択できるというのも特徴で、日本仕様も同様のものになりそうです。

エクステリアは現行ローグ(現行エクストレイル)と異なり、Vモーショングリルが大きくなり、全体的に厚みを感じさせる仕上がりです。フロントのライト類もユニークな意匠で、サイド面の張り感も強まりました。先代(二代目)エクストレイルに近い、クロスオーバーSUVの中でもクロカンよりのシルエットに進化したといえるのではないでしょうか。もっとも、後ろ姿は現行モデルとの共通性も感じさせます。

サイズ的には従来型より全長・全高とも小さくなっていて、凝縮感のあるスタイリングを実現。この新しいボディを支えるプラットフォームも新世代といいます。

新型ローグのコンセプトは「Family hub」。ヤングファミリー層をターゲットに、全席で快適な空間を目指した結果、90度近く開く後席ドア、後席も独立して温度設定できる3ゾーンエアコン、NASAのテクノロジーを応用したという「ゼログラビティシート」の後席への採用、さらに後席ドアには日差しを遮るシェードなどが備わります。

また、上級グレードには「デジタルダッシュボード」と呼ばれる12.3インチの液晶ディスプレイによるフルデジタルのメーターパネルを採用。さらに10.8インチのヘッドアップディスプレイ、9.0インチのタッチパネル式ナビ画面が備わり、最新モデルにふさわしい機能性が与えられました。デジタルダッシュボードは好みに応じてカスタマイズできるというのも今風です。

新型ローグのアメリカでの発売は2020年秋予定。日本仕様の次期エクストレイルのローンチが楽しみになってきました。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

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みんなのコメント

89件
  • 全体的なシルエットと内装はライバルSUV車より良くできた作りだと思います。
    2段目ヘッドライト下のバンパーエアダクト面積をもっと大胆に広げれば武骨さも増して良かったと思います。
    あとは日本仕様に搭載されるパワートレインと価格が注目されます。
  • アメリカはガソリンが安いからガソリンエンジンでOKなんだと思う。エクストレイルのe-power搭載を期待しています。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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