■米国に正規販売されなかった「スカイライン GT-R」が今もなお大人気
2024年5月1日、アメリカのカーオークションサイト「Cars & bids」において、1999年製の日産「スカイライン」が18万8500ドル(約2924万円)で落札されました。
新車価格をはるかに超える“超高額”落札だといいますが、どのような個体なのでしょうか。
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Cars & bidsはアメリカのオークショニアで、日本をはじめヨーロッパや米国などの様々なモデルを扱うオークションが開催されています。
今回落札されたのはスカイラインのなかでも極めて特別な存在であるスーパースポーツモデル、1999年式「スカイライン GT-R Vスペック」(BNR34型)です。
ベースとなる10代目(R34型)スカイラインは、1998年にデビュー。GT-Rはその翌年、1999年1月に登場しました。
最高出力280psを発揮する2.6リッター直列6気筒「RB26DETT」型ツインターボエンジンを搭載し、6速MTと四輪駆動システム「アテーサE-TS」を組み合わせています。
先代のR33型よりもボディサイズを縮小しフットワークに優れた運動性能を実現したことで、R32・R33と続いた第二世代のスカイライン GT-Rの究極系とも称されます。
その後、人気の映画「ワイルド・スピード」シリーズで主人公の愛車として登場したことも相まってか、アメリカをはじめ正規販売されていなかった国においても支持を集め、20数年が経過した今もなお根強い人気を誇っています。
今回、アメリカのカーオークションサイト Cars & bidsで落札された個体は右ハンドル仕様で、グレードは専用エアロなどで走行性能を高めたVスペック。
ボディカラーは、BNR34型のなかでも非常に人気の高い「ミッドナイトパープルII」(深紫色)でした。
メーター表示によると走行距離は約10万2000キロとなっていましたが、実走行かどうかは不明とのことです。
オークション情報のなかには、日本において2017年に中古車オークションに出品された際の出品票も示されています。
そのセールスポイント欄には、TEIN製車高調(EDFC)、HKSマフラー、HKSターボタイマー、パナソニック製HDDナビ、バイパーセキュリティシステムなどが紹介されているほか、当時の走行距離が約6万9000キロだったことがわかります。
オークションサイトによると、この個体は日本での取り引き後に輸出され、米国の登録が行われていることが示されています。
そして米国でさらにNISMO製18インチアルミホイールや、エアインテーク付きのドライカーボン製ボンネットフード、カーボン製サイドスカートなどによりカスタイズが加えられている模様です。
※ ※ ※
今回のオークション出品地域はアメリカ・ニューヨーク州で、45回の入札の末、前述の通り5月1日に18万8500ドル(約2924万円)で落札されました。
新車当時、スカイライン GT-R Vスペックが約560万円(税抜き)だったことを考えると、約5倍の価格で落札されたことになります。
25年前に製造され、もはや「ネオクラシックカー」と呼べるほど古いクルマですが、その価値はいまだ世界的に高く評価されていることが、今回のオークション結果で新たに証明されました。
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みんなのコメント
しかし10万キロならなんの問題もないし
日本は13年経つと重量税上がるから厳しいが
アメリカでしょ
まぁ盗難車しゃなければ良いんじゃないの
価値観なんて人それぞれ
シールやカードに数百万円なんてのもあるんだし
金持ちの道楽でしょ