自社走行会の開催を含む走り系イベントへの参画で、スポーツ派オーナーへの周知を拡大
「オープンカントリー」「トランパス」など人気のタイヤブランドを抱えるTOYO TIRESが、現在力を入れているのはグローバル・フラッグシップタイヤの「PROXES」です。自社のサーキット走行会を開催したり、チューニングショップのタイムアタックイベントにタイヤを供給するなど、タイヤでスポーツして楽しむオーナーに向けた活動の幅を広げています。
「PROXES Sport2」は、スポーツタイヤに求められる性能をすべて盛り込んだ「欲張りなタイヤ」でした【チューナーが試す最新タイヤ】
ブランド力強化に向けて先陣を切る次世代のスポーツ系タイヤ
TOYO TIRESのグローバル・フラッグシップブランド「PROXES」のニュージェネレーションタイヤとして現在注目されている「PROXES Sport2」。2020年から新車開発の聖地と呼ばれるニュルブルクリンクサーキットを含む耐久レースに参戦し続けてきた知見やノウハウが盛り込まれた初のプレミアムスポーツタイヤであり、ブランド力を強化に向けて先陣を切るオールラウンダーなモデルである。
前回では「PROXES Sport2」の特徴を解説するとともに、BMW系チューナーである愛知の「ドルト」が所有するBMW「M4」に装着。ハイパフォーマンスモデルとの相性を確認したが、欧州のスタンダードといえるミドルクラスのホットハッチとのマッチングはどうだろうか⁉ 神奈川県のVW/アウディのプロショップ「Maniacs」が所有する8代目「ゴルフR」と組み合わせて評価した。
「最新のTOYO TIRESはこんなにも面白いんだ」と驚かされた
「デモカーはオリジナルのOZレーシングのホイールに、オーリンズの車高調、REMUSのマフラー、モーションコントロールビームを組み合わせたファーストステップメニューという仕様です。TOYO TIRESはオフ系、ミニバン向きのタイヤというイメージが強く、これまで一度も履いたことがありませんでした。そのため、先入観もなく数百km走らせてみたところ“トータルバランスのよいタイヤだな”、というのが印象に強く残りました」
街中ではしっかりした手応えもありながら、乗り味も硬くなく、ダンピングもスムーズ。一方ワインディングでは、まるで勝手に曲がっていく、と言っても言い過ぎではないくらい気持ちよくノーズが内側を向き、コンパクトスポーツらしいキビキビ感ある走りが楽しめたという。
「正直、TOYO TIRESってこんなに面白いんだ、と驚きました。最近の欧州車の純正タイヤは硬めな傾向にあるのですが、PROXES Sport2は高速道路でもしっとり落ち着きがあり、直進安定性も秀逸。ロードノイズも最小限なので快適で疲れ知らずのクルーズが楽しめます。また、土砂降りのなかも走らせましたが、何も問題も起こらなかったことも付け加えておきます」
休日にワインディングで走りを楽しみたいオーナーにイチ押し!
制動性についてもタイヤが路面を捉える感覚は純正タイヤよりも1ランク上の印象を受けた。摩耗後の評価は現時点ではできないが、少なくとも新品時では欠点らしい欠点がなく、どのようなシチュエーションでも気持ちよく走れるタイヤと評価。総合的に見て、これならミシュランやコンチネンタルタイヤなど欧州トップレベルのタイヤから履き替えても違和感はないと語る。
「ホイールもそうですが、現時点における開発の軸となっているのは8J前後かと思います。つまり、欧州コンパクトハッチに履くタイヤは売れ筋ど真ん中。そのカテゴリーにおいて高く評価できるので、PROXES Sport2はタイヤ交換時にショッピングリストに載せる価値はありますね」
バランス的にはサーキットよりもワインディング向き。たまの休みに峠を気持ちよく流して楽しみたいオーナーにオススメであり、プレミアムスポーツレンジにおいて、ひいき目なしに「いいタイヤ」と断言できるとのことだ。
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みんなのコメント
アジアンタイヤ履くぐらいなら、TOYOをお勧めします。
わたしの車は、トランパスMP7を履いています。
値段以上に驚きでした。
雨天時でも、安心して80kmのスピードでグリップしてくれるタイヤを探していました。
燃費はちょいおちでしたが、ダンロップのエナセーブは多分2度と履かない。あんな、簡単にスピンする糞タイヤは要らない。