レクサスのコンパクト・セダン「IS」がビッグマイナーチェンジを受けた。新型の特徴は?
走りの進化を主張
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6月16日、レクサスは、「IS」の改良モデルをオンラインで発表した。
現行ISの登場は2013年なので、7年ぶりの新型だ。ライバルと目されるメルセデス・ベンツの「Cクラス」は2014年、BMW「3シリーズ」は2019年のデビューだが、Cクラスは2018年に大きなフェイリフトを受けており、今回のビッグマイナーチェンジにより、ISもCクラスおよび3シリーズ同様にアップデートされたことになる。
2020.03.26今回の大幅改良は内外装や足まわりなど、多くの箇所におよぶ。とくに走りにかんするアップデートが強調されており、愛知県豊田市下山地区に2019年4月、ニュルブルクリンク・サーキットをイメージして新設されたというテストコースを、徹底的に走り込んだ、とされる。
注目されるのは、レクサス「ES」に採用されたKYB 製の「スウィングバルブショックアブソーバー」を装着したこと。これにより、サスペンションの動き出し初期から適切な減衰力を発生させ、意のままの操縦性と快適な乗り心地を両立したという。
2020.03.26また、Cピラーからルーフサイドにかけての構造を最適化し、フロントサイドメンバーのスポット打点などを追加してボディ剛性を強化し、運動性能を高めるとともにノイズや振動を低減したという。
エンジンは従来とおなじ、2.0リッター直列4気筒ガソリンターボ、2.5リッター直列4気筒ガソリン+モーター、そして3.5リッターV型6気筒ガソリンの3種。2.0リッターターボは、ドライバーのアクセル開度などから走行環境を判断し、シーンに応じて適切なギアを選択するアダプティブ制御を新搭載した。ハイブリッドは、アクセル開度に応じてエンジンとモーターの駆動力を最適化するという。
2020.03.262020.03.262020.03.262020.03.262020.03.26LSを意識した内外装
エクステリアは、最上級モデル「LS」を意識したデザインになった。
フロントまわりは、新開発の小型軽量ランプユニットを搭載した薄型のヘッドランプが特徴で、レクサス車に共通の「スピンドルグリル」を強調する新デザインになった。リアのコンビネーション・ランプは、L字モチーフの横長。19インチ・アルミホイールのデザインも新しくなった。また、スポーツ仕様の「F SPORT」は、専用デザインのスピンドルグリルやリアスポイラーと19インチのアルミホイールなどを装備する。
2020.03.262020.03.26内装では、機能性が大幅に向上した、とされる。インフィテインメントシステムは、Apple CarPlayおよびAndroid Autoに対応し、10.3インチのディスプレイはタッチ操作ができるようになった。インストゥルメントパネルやドアライニングはツートーン配色となり、左右方向の広がりを強調したという。
2020.03.262020.03.262020.03.26単眼カメラとミリ波レーダーの性能が向上し、衝突被害軽減ブレーキは昼間の自転車運転者や夜間の歩行者も検知することができるようになった。また、操舵支援システムの「レーントレーシングアシスト(LTA)」の車線認識性能が向上し、作動時には、カメラによる白線認識にAI技術を活用し、カーブの大きさにあわせてあらかじめ減速するようになったという。さらに、カーブ走行時の横Gが一定になるよう調整するともいう。
バックモニターは、360°確認できる「パノラミックビューモニター」に進化している。
国内販売の開始は秋ごろという。
文・稲垣邦康(GQ)
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