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スバル・フォレスターについて 歴史や最新グレードについてご紹介

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スバル・フォレスターについて 歴史や最新グレードについてご紹介

 グッドデザイン賞を2度も受賞!

 いま自動車市場ではSUVが人気を集める。この記事では、スバルのミドルサイズSUV、フォレスターをご紹介したい。

今流行の大型グリル! アイサイトもバージョンアップ! 新型フォレスターの進化っぷりを詳細解説

■スバル・フォレスターとは?

 フォレスターは現在、スバルが最量販車種として位置づけるグローバル戦略車だ。

 ますは歴代モデルについて簡単に振り返ってみよう。

 初代(1997年~2002年)

 東京モーターショーにて「ストリーガ」が出典された後、フォレスターとして市販化されて登場。ボディサイズは全長4460mm×全幅1735mm×全高1535-1595mm。スバル車で初めて前席SRSサイドエアバックを採用した。登場時は2リッターターボのみだっかが、1997年に2リッターNAを追加。1998年には2.5リッターNAを追加している。

 2代目(2002年~2007年)

 見た目はキープコンセプトとしながら、軽量化などによって走りやすさを高めた。ボディサイズは全長4485mm×全幅1735mm×全高1550-1590mm。2.5リッターNAモデルは撤廃された。発売後2週間で月販目標の3,000台を達成。2006年には累計生産台数が100万台を突破したことを発表した。

 3代目 (2007年~2012年)

 ボディサイズは全長4560mm×全幅1780mm×全高1675mmと車高が上がり、よりSUVらしいエクステリアとなって登場。先代までのワゴンとSUVを組み合わせたような見た目から、純粋なクロスオーバーSUVへと生まれ変わった。装備についても、サイドアンダーミラーを標準搭載。発売開始1か月間の受注台数は目標値を大きく上回る4285台を記録した。

 4代目(2012年~2018年)

 キャッチフレーズは「実証。全方位SUV」。ボディサイズは全長4595mm×全幅1795mm×全高1715mm。MT車は5速から6速に多段化し、ショートストローク化。AT車はトルクコンバータ式の4ATからCVT「リニアトロニック」となった。リニアトロニック車には悪路走行性能を高める機能「X-MODE」や、「ヒルディセントコントロール」を新搭載。また運転支援システム「EyeSight(Ver.2)」を標準装備したグレードを用意した。2013年にはグッドデザイン賞を受賞。

 5代目(2018年~)

 エクステリアは正常進化としながらも、スバル共通のデザインフィロソフィー「DYNAMIC x SOLID」に基づいたものとした。「SUBARU GLOBAL PLATFORM(スバルグローバルプラットフォーム)」を採用。またエンジンは2.5リッターNAと2リッターハイブリッドをラインアップ。安全装備では、アイサイト(ver.3)に加え、アイサイト・ツーリングアシストが全車に標準装備。2018年には先代に続き、再びグッドデザイン賞を受賞。2020年には1.8リッターターボモデルを追加し、2.5リッターNAを撤廃。ターボ以外のモデルすべてをハイブリッド(e-BOXER)とした。

■現行版の詳細スペックをおさらい

 フォレスターは全長4625mm×全幅1815mm×全高1715-1730mm、室内長2000-2110mm×室内幅1545mm×室内高1270mmのミドルサイズSUV。ホイールベースは2670mm、トレッドは前1565mm・後1570mm、最低地上高は220mm。最小回転半径は5.4mだ。乗車定員は5名。

 グレードは、スタンダードモデル「Touring」(291万5000円・税込)、よりアクティブさを際立たせたデザインやアイテムを採用する「X-BREAK」(305万8000円・税込)、プレミアムモデルの「Advance」(315万7000円・税込)、そして新たに投入されたターボモデル「SPORT」(328万9000円・税込)の4種類で構成される。

※価格はマイナーチェンジ前のもの。現在最新モデルの予約を受付中、2021年8月発売予定

 駆動方式はAWDで、トランスミッションはリニアトロニック(マニュアルモード付)。タイヤサイズは「Touring」、「X-BREAK」が225/60R17、「Advance」、「SPORT」が225/55R18だ。なお「X-BREAK」と「SPORT」はオールシーズンタイヤを装着する。

 特徴1)ガソリンターボとハイブリッドをラインアップ

 水平対向4気筒1.8リッターDOHC直噴ターボエンジンを搭載するモデルは、最高出力177馬力、最大トルク300N・mを発揮。

 水平対向4気筒2.0リッター直噴エンジンにモーターを組み合わせる(e-BOXER)ハイブリット車は、エンジン最高出力145馬力、エンジン最大トルク188N・m、モーター最高出力13.6馬力、モーター最大トルク65N・mとなっている。

 燃料は全モデル、無鉛レギュラーガソリンだ。

 特徴2)安全性

 フォレスターは全グレードに「新世代アイサイト」を標準装備する。アイサイトには「プリクラッシュブレーキ」、「後退時ブレーキアシスト」、「AT誤発進抑制制御 &AT誤後進抑制制御」、0km/h~約120km/hの車速域で、アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストする「ツーリングアシスト」などの機能が含まれる。アイサイトは主な機能を「ステレオカメラ」によって実現する。

 さらに「アイサイト・セイフティプラス」として、自車の後側方から接近する車両の存在を知らせる「スバルリヤビークルディテクション」、ハイビームの照射範囲をコントロールする「アダプティブドライビングビーム」、リヤゲートガラスの内側に取り付けられたカメラの映像をルームミラーに表示する「スマートリヤビューミラー」、フロントグリルに装着されたカメラの映像をマルチファンクションディスプレイに表示する「フロントビューモニター」、などの機能も用意されている(グレードによってはオプション)。

 特徴3)先進機能「ドライバーモニタリングシステム」

 インパネセンターバイザーに内蔵されたカメラがドライバーの顔を認識し、ドライバーの眠気や不注意を検知。警報音や警告表示で注意を喚起する。さらに、ドライバーが乗車すると、あらかじめ設定しておいたシートポジションやドアミラー角度を自動的に再現するおもてなし機能も備える。前回イグニッションOFFした際のマルチファンクションディスプレイ表示やメーターディスプレイ表示、エアコン設定も再現するほか、登録したドライバーごとの平均燃費も表示する。登録は最大5人まで行うことが可能だ。これは現行フォレスターにスバル車で初めて採用された機能であり、「Touring」、「X-BREAK」にオプションで用意し、「Advance」、「SPORT」に標準装備する。

 特徴4)エクステリアデザイン

 デザインにはスバルが掲げるデザインフィロソフィー、「Dynamic × Solid」(ダイナミック・アンド・ソリッド)がふんだんに取り入れられている。「Dynamic × Solid」はたくましい見た目や躍動感のある硬質でシャープなキャラクターライン、機能的な形状に美しさを融合させたモダンキュービックフォルムなどからなり、それぞれが個性を持ちながら、どのクルマであっても一目でスバル車だとわかるのが特徴だ。コの字のポジションランプは、BOXERのピストンが表現され、フロントグリルには自然界でもっとも安定したカタチだとされているヘキサゴン(六角形)を採用。スバルの六連星(むつらぼし)の意味も込められているという。

 2021年8月発売予定のマイナーチェンジモデルでは、さらにスバルの新たなデザインコンセプト「BOLDER」を採用し、よりダイナミックさに磨きをかけている。

 特徴5)タフなイメージを強めるボディカラー

 ボディカラーは既存のクリスタルホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカ、クリムゾンレッド・パール、ホライゾンブルー・パール、ダークブルー・パールに加え、新色のカスケードグリーン・シリカ、オータムグリーン・メタリック、ブリリアントブロンズ・メタリックを用意。

 なお「X-BREAK」はクリスタルホワイト・パール、アイスシルバー・メタリック、マグネタイトグレー・メタリック、クリスタルブラック・シリカの4種類から選択が可能で、各部にオレンジのアクセントが入る。

■ファンに朗報! ターボエンジン搭載モデルが復活

 先代まで存在し、現行型登場時には撤廃されていたフォレスターのターボモデルが、多くのラブコールを受け、2020年のマイナーチェンジで復活。

 前述の通り、新開発の水平対向4気筒1.8リッターDOHC直噴ターボエンジンを搭載。最高出力は177馬力、最大トルク300N・m。

 レギュラーガソリン仕様とし、経済性にも優れている。

 また「SPORT」では、専用開発のダンパー&コイルスプリングを採用。エクステリアデザインはブラック塗装のフロントグリルやダークメタリック塗装のアルミホイールでスポーティさを強調。室内もスポーティな走りに対応する、ホールド性にも貢献するウルトラスエード&本革のコンビネーションシートを採用し、最上級スポーツグレードであることを感じさせる仕様となっている。

■スポーツモデルの走りはどうなの?

 新開発のエンジンの採用により、パワフルな走りと環境性能を両立。また専用開発したダンパー&コイルスプリングの採用によって、スポーティな走りを強調。SUVながら質感の高い走りを楽しめる。

■記事まとめ

 ビックマイナーチェンジを行った最新モデルの発売を控えたフォレスター。今後も注目していきたい1台だ。

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みんなのコメント

6件
  • スバルはちょっとつまらないくらいのデザインでいいのにな

    ちょっと色気を出したスバル車はどれも微妙、というか醜悪
  • 知人がフォレスターのスポーツ乗っててstiのマフラーまで着けてかなり気に入ってた様子。
    納車して半年経たずにmcと聞きショックを受けてが、あのフロントマスク見て安心してました。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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