ホンダ ヴェゼル(HONDA VEZEL)に新たなエンジン、1.5L直4ターボが追加された。それにともない、欧州仕様と同じボディを使って剛性を向上させた。(Motor Magazine 2019年4月号より)
剛性感の高いヨーロッパ仕様のボディを採用
2013年末の発売から約5年。これまで国内だけで約36.7万台を販売した人気コンパクトSUVのホンダ ヴェゼルに、このタイミングで新エンジンが追加された。すでにシビックなど他のモデルでも使われている1.5Lターボエンジンを搭載して登場したのは、その名もヴェゼル ツーリング。
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ヴェゼルRSのように機敏さを際立たせるのではなく、上質さとスポーティさを兼ね備えたキャラクターが狙いだということが表れているのがこのネーミングである。さらに言えば、拡大を続けるSUV市場において、新たなニーズを喚起するのも重要な責務に違いない。
そのエンジンは、最高出力172psを発生する1.5Lターボで、エンジン特性に合わせ、またドライバビリティを優先した専用の制御を採り入れたCVTと組み合わされる。
そして、あるいはそれ以上に注目したいのがボディで、実は日本仕様では初めて、ボディ剛性の飛躍的に高いヨーロッパ仕様と同スペックのものが使われている。これはFR-Vの名で呼ばれるヨーロッパ向けヴェゼルの生産が日本に移されたこともあり実現できたという。
サスペンションも、もちろん専用セッティングとなっている。ブレーキ制御によってハンドリング特性を自在に変化させるアジャイルハンドリングアシストも初めて採用された。
ラインナップ中最高のステアリングフィール
走らせると確かにその力感は魅力的に映った。どこからアクセルペダルを踏んでも即座に加速態勢に移ることができる。静粛性の向上も謳われているが、それでも加速時などエンジンを回した時には、いまだ耳障りと感じた。エンジンの音質自体がザラザラとしていて、あまり心地良くないせいでもある。
しかし、何より驚かされたのはシャシだ。これまでヴェゼルに感じていた手応えのないステアリングフィール、浮足だった接地感といった不満がほぼ解消されているのである。操舵感には輪郭が出たし、まったく伝わってこなかったリアの接地感も出て、やっと安心して高速巡航できるようになった。乗り心地はもう少ししなやかでもいいが、これなら悪くない。
これらは明らかにヨーロッパ仕様と共通のボディのおかげだ。他のグレードには今も使われている従来の日本仕様のボディは一体何だったんだと考えると素直に喜べない気もするが、ともあれこれからヴェゼルに乗るなら、このツーリング一択である。(文:島下泰久)
■ホンダ ヴェゼル ツーリング主要諸元
●全長×全幅×全高=4340×1790×1605mm
●ホイールベース=2610mm
●車両重量=1360g
●エンジン= 直4DOHCターボ
●排気量=1496cc
●最高出力=172ps/5500rpm
●最大トルク=220Nm/1700-5500rpm
●駆動方式=FF
●トランスミッション=CVT
●価格=290万3040円(税込)
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