2017年9月29日に発売されたシビックタイプRは発売から2年経過するが、何気なくホンダシビックタイプRの公式ホームページを開いてみたら、見落としそうな小さい文字でこう記されていた。
「※まもなく販売終了となります。詳しくは販売会社にお問い合わせください」。
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寝耳に水とはまさにこのことだ。ホンダ広報部から正式な発表は一切なく、ひっそりとシビックタイプRの販売終了が案内されていたのだった。
そこで気になるのは、まだ買えるのか、ということと、現行モデルが販売終了になるということは、この代でシビックタイプRがなくなるのか? あるいはフルモデルチェンジが近いからなのか? その真相を確かめてみた!
文/ベストカーWEB編集部
写真/ホンダ ベストカーWEB編集部
【画像ギャラリー】シビックタイプR、北米仕様シビックSi、シビックハッチバック2020年モデル詳細
マイナーチェンジのため販売終了
シビックタイプRのホンダ公式サイトに、ひっそり記された販売終了のお知らせ。「販売会社へお問合せください」とあるので、問合せました。写真をクリックするとシビックタイプRのホームページに飛びます
2017年7月27日発表、9月29日に発売されたシビックタイプR。価格は450万360円。生産はウィルシャー州にあるホンダスウィンドン工場 。写真は現行モデル
たったひと言だけの説明ではワケがわからないので、さっそくホンダ広報部に電話して聞いてみると、
「ホームページに掲載したのは2019年8月頃ですね。モデルチェンジのために販売終了となります。これ以上は一切お答えできません」。
え、それだけ? ではホンダのイギリス工場の閉鎖(2021年予定)に伴う販売終了なのか、聞いてみると、
「そうではありません」。
とまあこんな具合で、答えられないことだらけだったので、ホームページに書いてある通り、首都圏にあるホンダディーラーに聞いてみた。
編集部:シビックタイプRが販売終了するというのをWEBサイトで見たのですが、もう売っていないんですか?
ホンダディーラーマン:本社(本田技研工業)から現行モデルの販売を終了するという情報が来ています。
編集部: 販売終了というのは、新型にフルモデルチェンジするからなのか、もうこの代でシビックタイプRは打ち切りになるのか、どうなんでしょう?
ホンダディーラーマン:打ち切りではなく、いったん販売終了します。マイナーチェンジして再び発売することになります。
白はまだ全体で約200台の在庫があると聞いています。ほかのボディカラーはオーダーストップしていますので、ディーラーによってはもう買えないこともあると思います。セダンとハッチバックに関してですが、在庫はほぼありません。
編集部:なるほど。マイナーチェンジ版のシビックタイプRはいつ発売するのでしょうか? それと、シビックのセダンとハッチバックの在庫はもうないということですが、こちらも販売終了になるんですか?
ホンダディーラーマン:セダンとハッチバックは2019年11月にマイナーチェンジします。マイナーチェンジ版のシビックタイプRは2020年夏以降の発売となります。
2020年夏にマイチェン版シビックタイプRが再販売される!
現行シビックタイプRはニュルブルクリンク北コースのFF最速タイム、7分43秒80を達成。その後コースは改修され、ルノーメガーヌRSトロフィーRが7分40秒1を達成したが走行距離は2万600kmと短かった。今後、ニュルブルクリンクが正式採用するのは2万823kmとなったが、その距離でのメガーヌRSトロフィーRのタイムは7分45秒389。はたしてマイナーチェンジしたタイプRで新コースを走った場合、メガーヌのタイムを更新し、FF最速の座を奪還できるのか?
話をまとめよう。現行シビックタイプRは2019年8月に、いったん販売終了して、ディーラーに残っている200台の在庫車販売のみとなる。
マイナーチェンジが行われたシビックタイプRは、2020年夏以降の発売となる。
さて、シビックタイプRはどのように変わるのか? ディーラーマンから聞いた内容をお伝えしよう。
ラジエターグリルの開口部が拡大されるなど、大掛かりなフェイスリフトが行われるとのこと。マイナーチェンジのトピックスは、カーボン製ルーフが与えられ、エンジンと足回りにも手が加えられることだという。現行シビックタイプRよりも、さらに走りに磨きがかかるだろう。
シビックセダンとハッチバックは2019年11月にマイナーチェンジ
シビックセダン、ハッチバックともに、ホームページには、※一部タイプ・カラーがお選びいただけない場合があります。詳しくは販売会社にお問い合わせください。と記載されていた 。セダンはレギュラーガソリン仕様のL15B型1.5L、直4ターボ(173ps/22.4kgm)を搭載。写真は現行モデル。生産は日本の寄居工場
ハッチバックはハイオクガソリン仕様のL15C型1.5L、直4ターボ(182ps/24.5kgm)を搭載。写真は現行モデル。生産はタイプRと同じ英国工場
ノーマル仕様のシビックセダンとハッチバックはともに2019年11月にマイナーチェンジが実施される。
こちらもそれぞれのサイトに「※一部タイプ・カラーがお選びいただけない場合があります。詳しくは販売会社にお問い合わせください。」と掲載されていた。
実は、2019年8月16日、アメリカンホンダはフェイスリフトが行われたシビックセダン、ハッチバックの2020年モデルを発表したが、日本で販売されるシビックセダン&ハッチバックもほぼこれに準じたものになるという。
主なマイナーチェンジのポイントは、エクステリアでは新デザインのヘッドライトのほか、ホンダ車のシンボルとなっているウイングタイプのフロントグリルのデザインを変更。フロントバンパーに設置するフォグランプハウジングも形状を変更してフロントマスクのイメージチェンジを行なっている。
また、フロア、トランク、フロント&リアフェンダーに遮音材を追加したことにより、静粛性が高められているという。
アメリカ仕様にはホンダ好き、クルマ好きにとっては懐かしいシビックのスポーツグレード、Siもラインアップされている。ぜひこのSiも日本で発売してほしい!
2019年8月に発表されたマイナーチェンジ版アメリカ仕様の2020年モデル、シビックハッチバック。 フロントグリルやバンパーに設置するフォグランプハウジングなどの形状を変更
マイナーチェンジ版のシビックセダン2020年モデル(アメリカ仕様)
シビックの高性能グレード、シビックSi2020年モデル。標準グレードに比べ185hpから205hp、24.5kgmから26.5kgmにアップ。トランスミッションはショートストロークの6速MTのみ。2020年モデルでは、ファイナルギアレシオが6%短縮され、加速性能が向上した。足回りにはヘリカルLSDと調整可能な2モードのアダプティブダンパーシステムを組み込んでいる
【画像ギャラリー】シビックタイプR、北米仕様シビックSi、シビックハッチバック2020年モデル詳細
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