家庭と同じ100VのACコンセントを配置した「電源サイト」を用意しているオートキャンプ場は多く、秋・冬のキャンプではこたつやホットカーペットといった暖房器具、夏キャンプでは扇風機を使用するキャンパーの姿がちらほら。また、キャンピングカーはもちろん、EV(電気自動車)やPHV、ハイブリッド車にもACコンセントを装備されており、車中での休憩や仮眠でも家電を使うことができます。
そこで、キャンプでも使うと重宝する「日常品」をピックアップ!
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テント内で鍋料理ができる「ホットプレート」
車内はもちろん、テント内でも火器利用禁止なのはご存じの通り。しかし、寒い時期だからこそ風が入らないところでぬくぬくと鍋料理を楽しみたいものだ。そこで利用したいのが、ホットプレートや電気式のグリル鍋。火を使わないので安心して調理ができるのだ。
ホットプレートは1000w以上が当たり前なのだが、最近は600~800wの省電力タイプが登場。テント内で使用する場合、ACコンセントから引き込む延長コードが必要となるのでお忘れなく。また、延長コードの電力許容量が使用する家電の消費量より下回らないように気を付けてほしい。
省電力タイプは火力は弱めなので、あらかじめ下ごしらえをしておいた食材を用意しておき、短時間で調理を完了させるなど工夫は必要。だが、コンパクトで持ち運びしやすいということは大きなメリットだ。
なお、いくら安全だからといって長時間鍋料理をするとテント内が結露でぐっしょり濡れてしまう。特に寒い時期はほどほどにしておきたい。
今や冬の車中泊の必需品?忘れず持っていきたい「電気毛布」
冷え込みの厳しい秋・冬キャンプや車中泊では、保温力の高い寝袋はマスト。しかし、どんなに保温力の高い寝袋でも、広げたばかりでは冷たく、脚を入れると眠気が吹き飛ぶことも。そこで寝入りばなや明け方の冷えを解消するのが『電気毛布』の併用だ。
一般的な電気毛布の消費電力は40~120w程度。ホットカーペットだと2畳用で500w程度で、広くなるほど消費電力は大きくなる。電気毛布はホットカーペットよりもずいぶん効率がいいわけだ。とはいえ車中泊の場合、エンジンを停止しているのでクルマのバッテリー容量によっては一晩中使用するのは危険。寝袋に入る30分ほど前に使って寝袋を温めるなど、上手に使いたい。
遊んでいるうち、移動しているうちに料理ができる「保温調理ケース&鍋」
火に掛けておいた内鍋を専用ケースにセットすることで、内鍋の温度を長くキープできる保温調理鍋。沸騰させてから余熱で調理するので、シチューや煮込みのように時間をかける料理なら燃料の使用を最低限に抑えられる。しかも、保温ケースに入れたら待つだけでなので、その間に遊ぶこともできるわけだ。
ただ、鍋を密閉できないので山道などでの運転には注意が必要。とはいえ、家を出る前に保温ケースに入れてしまえば、キャンプ場に向かう間に料理を作ることだってできる。また、保温性が高いので寒い時期でも長い時間熱々をキープできる点もメリットと言える。近年はダッチオーブン用の保温ケースも登場した。
こうした保温調理鍋や保温ケースは、温かいものの保温調理だけではなく、氷や保冷剤を使って冷たいデザートを作る、パン作りの際の発酵に使うなど、利用できる料理はさまざまなので、料理好きは手にしておくと重宝する。
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