今週末、10年ぶりにフランスGPが開催される。場所はポールリカール。当地でのF1開催は1990年以来、28年ぶりとなる。
2002年、近代サーキットを多く手掛けるヘルマン・ティルケの再設計により、テストサーキットへ生まれ変わったポールリカールは、多彩なレイアウトを使用することができ、DRSゾーンの選択肢もかなり多かった。
F1では、ミストラルストレートと呼ばれるバックストレート途中にシケインを設けた、1周5.842kmのレイアウトを採用。FIAは、スタート/フィニッシュストレートと、バックストレートの前半部分の2カ所にDRSゾーンを設置することを決めた。
バックストレートのDRSゾーンの活性化をチェックする検知ポイントは、7コーナー手前75メートルに設置されている。7コーナー立ち上がりから170メートルの地点からDRSを使用できる。
2カ所目のDRSゾーンは14コーナーに検知ポイント、15コーナーを立ち上がって115メートルの地点からDRSを活性化できる。
FIAは、実際にマシンが走行してからDRSゾーンの場所と長さについてさらなる分析を行うとみられている。DRSゾーンが十分に機能していない、または効果があまりないと判断された場合、変更が行われる可能性がある。
微調整以上の対処が必要な場合には、バックストレートのシケインを通過した後に、第3のDRSゾーンを追加する選択肢がある。
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