「ワイルドスピード」ハン役でお馴染みのサン・カン氏の愛機
RB26改ハイフロータービン仕様で400馬力を実現!
RB型エンジンの設定がなかったアメリカでは、神格化すらされてきた面もあるRBスワップ。そんな尊い行為を実現した例として紹介するのが、RB26DETTを搭載するこちらの72年式ダットサン240Zだ。映画『ワイルド・スピード』でお馴染みの俳優サン・カンが所有し、“Fugu Z”の愛称でも知られるマシンである。
2015年のSEMAのために製作された当初はハイコンプレッションのRB26DETT改NA仕様で、L型の240Zが正常進化したイメージを表現していた。それから数年を経て、改めてツインターボに仕立て直されたのが現在の状態。
タービン周りは純正の部品と取り回しを流用しつつ、タービンブレードをハイフロー化。ブースト圧は1.1キロを上限に、設定次第で380~420ps辺りを狙える仕様とされた。インタークーラーはトラストのタイプ24。燃料もレギュラーガソリンを使用する穏当なセッティングで、「安全第一で普通に走れる」というショーカーから方向転換したコンセプトを具現化した。
トラストのサージタンクにマウントされているスロットルリンケージは、RB26DETTの純正部品のレストレーションを専門に行なっているRemade_in_USAが手がけたスロットルボディアッセンブリーの一部だ。シャフトがスチールからステンレスに変更されている。
ビレット削り出しのヘッドカバーやタイミングベルトカバーは、この240Zのビルダーを務めたGPP(グレッディ・パフォーマンス・プロダクツ)のオリジナル製品だ。
MoTeCのM84とPDM、カスタムメイドのワイヤーハーネスを手掛けたのは、カリフォルニア在住の日本人テクニシャン、ナオト・ネギシ(NCS)。こうしたレーススペックの仕事が陰で行なわれているところが流石だ。
ダッシュパネル、センターコンソール、ドアパネルはUAEのドバイにあるカーボンシグナルのカーボン製を採用。Speedhut製追加メーターの文字盤には“Fugu Z”のロゴも入っている。
トランスミッションは、R33型スカイラインから流用した71Cの5速MT。R200デフにはOS技研の機械式LSDを備える。
パンデムのワイドボディキットを備え、ホイールはフロントが9.5×17-15、リヤが10.5×17-25のボルクレーシングTE37V SLを装着。足回りとブレーキはZ Car Garageのオリジナルアイテムで強化済みだ。
「もうショーカーではなく、普通にドライブを楽しめる仕様にして欲しい」という、サン・カンのリクエストを叶えるレストモッドへと、華麗な転身を図っている。真にクルマを愛する彼に相応しいメイキングが詰め込まれているわけだ。
PHOTO:Akio HIRANO/TEXT:Hideo KOBAYASHI
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