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ブランド60周年&スーパーカーの新たな時代に祝福を!「ランボルギーニ レヴエルト」は不滅のV12ユニット×革新のPHEVで官能の福音を轟かせる

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ブランド60周年&スーパーカーの新たな時代に祝福を!「ランボルギーニ レヴエルト」は不滅のV12ユニット×革新のPHEVで官能の福音を轟かせる

2023年3月29日(イタリア・現地時間)、アウトモビリ・ランボルギーニは、同ブランド初の電動モデルとなるとなる、HPEV(ハイパフォーマンス プラグインハイブリッド)「Revuelto<レヴエルト>」を発表した。ブランド創立60年目を祝福するのは、1015psを発生する電動化×V12ユニットという全く新しいパワートレーンだった。

V12エンジンの新時代を切り拓く3モーターとの最強コラボ
創立60周年というランボルギーニの節目の年に、新たな歴史の一幕が切っておろされた。今回、ワールドプレミアが行われたランボルギーニ「レヴエルト」は、6.5Lの自然吸気のV12エンジンと3つのモーターが組み合わされたスーパースポーツ・プラグインハイブリッドだ。

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1015psの最高出力と725Nmの最大トルクという異次元のスペックを実現したことで、ランボルギーニとしてはこのシステムを、ただのPHEV(プラグインハイブリッド)ではなく、「HPHEV(ハイパフォーマンス プラグインハイブリッド)」と呼んでいる。バッテリーは、3.8kWhを搭載。3つのモーターは、フロントとリアの駆動を司るものと、発電用のもので役目が分けられている。

その凄まじいパワーを内蔵するボディは、軽量化のためにそのほとんどにカーボンファイバーが使われる。結果パワーウェイトレシオは1.75kg/psを達成。ランボルギーニ史上最高の数値となった。

当然パフォーマンスも、異次元への壁をぶちやぶる勢い。0→100km/hを2.5秒で加速し、0→200km/hさえ7秒弱でこなす。オフィシャルにアナウンスされた最高速は350km/hだ。

そのバックボーンとして、電子制御トルクベクタリングや電動4WDシステムの効果があげられているが、それはスポーツ走行だけでなく、日常のドライブでもメリットを発揮してくれるという。ランボルギーニとしては初めて、V12ユニットとDCT(8速)が組み合わされており、その優れたドライバビリティにも期待したいところだ。

ランボルギーニの会長兼CEOであるステファン・ヴィンケルマンは、新たな時代を迎えてのV12エンジンの採用について、以下のように語っている。

「新型レヴエルトはランボルギーニの歴史におけるマイルストーンであり、ディレツィオーネ・コー・タウリに則る電動化戦略における重要な柱です。非常にユニークで革新的なクルマですが、同時に私たちのDNAに忠実であることも忘れてはいません。V12エンジンは私たちにとって、スーパースポーツのヘリテージと歴史を象徴しうるシンボルです。だからこそレヴエルトは、新しい12気筒エンジンとハイブリッドテクノロジーを組み合わせています。我々を支えてくれる顧客が望んでいるエモーションを育むとともに、時代が求める優れた環境性能を実現する完璧なバランスを生み出すために、このテクノロジーが生まれました。」

アドレナリンを目に見える形で表現。エモーションの頂点がそこにある
デザインは、ランボルギーニのDNAを保ちつつ、あらたなステップへと進化をみせている。特に「Y」の文字がキーワードとなって、ランボルギーニの新デザイン言語が表現されている。

エクステリアでは、Y型のヘッドライトがシグネチャー(アイデンティティの発露)となる。アウトモビリ・ランボルギーニでデザイン部門を統括するミィティア・ボルケルトは「このY字形が新しいフラッグシップにとっても、重要なテーマ性を与えています」と語っている。

「Revuelto は、アドレナリンを目に見える形で表現したもので、そのデザインによってランボルギーニの個性的なデザイン言語の未来に向かう扉を開くモデルです。 そのモノコックボディを包み込むラインの数々、V12 HPEV のパワートレインに対する自由な解釈を一目見ただけで、それが人々を惹きつけてやまないランボルギーニ の次世代モデルであることがわかります」

磨き抜かれたエアロダイナミクスを美しさというメソッドで表現したフォルムは、まさに未来を感じさせてくれるものとなっている。V12エンジンとハブリッドシステムが組み込まれたリアには、六角形の2本出しマフラーを装備。ちなみにエアロ効果は、アヴェンタドール ウルティメよりフロントで33%、リアで74%向上している。

インテリアにおけるY字形シグネチャーは、ドライバーオリエンテッドのトータルデザインの中に見てとれる。生まれているのは、マシンとの一体感。ボルケルトはそれを「レースカーに乗っているような感覚を再現」しているという。

直感的な操作を可能にするために、先進のテクノロジーが奢られる。センターキャビンに配された8.4インチの垂直型ディスプレイは、このクルマの各種操作のメインコントローラとなる。また、ドライバーと助手席同乗者がインフォメーションを共有できディスプレイが、コックピット側に12.3インチのもの、助手席側に9.1インチのものが装備される。

個性的なステアリングホイールにも注目したい。そのレーシーな佇まいは、エッセンツァSCV12(ランボルギーニがレース専用に作った限定40台のモデル)からインスパイアされたという。スポークには、ドライブモードや車高昇降、リアウイング傾斜調整などをコントロールする4つのローターが配置される。

同時にレヴエルトは、室内の快適さへの配慮も怠らない。ヘッドルームが26mm、レッグルームが84mm、アヴェンタドール ウルティメより広くとられているのだ。センターダッシュボードの下や座席の間には収納スペースを配置、助手席側にはカップホルダーも用意されている。

ADAS(先進運転支援システム)は、走行レーンを正しく導く「ALDW」やレーンチェンジ時の危険を知らせる「LCW」、走行時にアクセルやブレーキをコントロールする「ACC」、バック時に歩行者などの接近を知らせる「RCTA」などがフルパッケージで装備される。

ここまでの「至れり尽くせり」ぶりは、ランボルギーニとしては初のことだとか。新たなスーパーカーの時代の幕開けは、単なる速さだけではない「ハイパフォーマンス」の世界を、垣間見せてくれることになりそうだ。

[ アルバム : ランボルギーニ レヴエルト はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

7件
  • ランボルギーニらしいスタイリングではあるものの、レヴェントンやアヴェンタドールを初めて見た時の感動は…ないな。
  • カッコe-Power、なんつって。
    純ガソリン車が良いよぉぉぉ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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