■「えっ…!?」エアコンでドリンクを冷やせる機能!?
猛暑の続く今年のような夏では、たとえ冷房を入れていても車内の温度がなかなか下がりません。
このような状況では、せっかく買った冷たい飲み物もすぐにぬるくなってしまうでしょう。
【画像】これは目からウロコ! 「暑い車内をキンキンに冷ます方法」を画像で見る(17枚)
そんな場面で便利な装備が、冷たいものを保管できる「クールボックス」です。
クールボックスは、エアコンの冷房機能を用いて内容物を冷やす、いわゆる「保冷庫」。
後から追加する社外品とは異なり、最初からクルマに搭載されているため、デザインや使い勝手が優れているのも嬉しい特徴です。
例えばトヨタの本格SUV「ランドクルーザー」の場合、運転席と助手席の間のコンソール部分がクールボックスになっていますし、かつては高級セダン「セルシオ」や「クラウン」の後部座席内にもクールボックスが格納されていました。
そんな便利なクールボックスの容量は、大きくても500mlのペットボトル6本分ほど。
そのため「バーベキュー用の食材を全部入れておく」といった使用方法は難しいものの、移動の際に飲むようなサイズの飲み物を入れておけば、長い間冷たい状態が保てるため、夏場は非常に役立つ機能です。
ただしクールボックスには注意点も存在し、構造上エアコンのオン・オフと連動しているため、エアコンが止まると保冷機能も止まってしまいます。
つまり、常に冷たい状態を維持しておくには、エンジンをかけ続けないといけないという欠点もあるのです。
■クールボックスは、もはや「懐かし装備」なのか
このように、欠点はあるものの非常に便利だったクールボックス。
しかし残念ながら、現在国内で販売されている現行モデルにおいてクールボックスの装備が確認できるのは前述のランドクルーザーくらいで、他の車種では標準装備あるいはオプションで探しても用意しているケースはほぼ見られません。
とくに長距離移動時に便利な機能であるだけに、「アルファード」や「ヴェルファイア」といった高級ミニバンのオプションに存在していそうに思えますが、ディーラーによるとオプションでもクールボックスは用意されていないとのことでした。
ミニバンでは三菱の「デリカD:5」にかつて同様の機能のものがグローブボックスに採用されていましたが、これもマイナーチェンジを機に無くなっています。
※ ※ ※
以前はクールボックスを備えている車種も複数ありましたが、現在は「懐かしの装備」になっているようです。
しかしその一方で、アクセサリーソケットに差し込んだり、USB電源で稼働する車載用クールボックスが社外品で増えています。
純正での装備が無くなりつつある今、購入しておいた飲み物を冷たく保ちたい場合は、ポータブルタイプや車載タイプの社外品を利用すると良いかもしれませんね。
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あと、たまにある矢印も何が言いたいのかよくわからんし。