女子大の前にズラリと並んだクルマも
ヒットして、街でよく見かけるというクルマは、最近ではプリウスぐらいだろうか。その昔は1日に何台も見る、大ヒット車というのはたくさんあった。今ではクルマ離れの時代で、隣と同じクルマが欲しいなんていうことは思うはないかもしれないが、昔は「お隣さん、あれ買ったみたいだな。うちも買うか」というような感じも珍しくなく、加速度がついて売れまくるという図式だったりした。今回はトヨタに絞って、1980年代あたりに街でよく見かけたクルマを紹介しよう。
いまでも忘れられない青春のクルマたち! アラフォー世代が強烈に憧れたモデルとは
1)トヨタ・クラウン
クラウンと言えば白。スーパーホワイト、そしてそれに続くスーパーホワイトIIは街を席巻した。1983年登場の7代目は名文句「いつかはクラウン」でもお馴染みで、バブルの盛り上がりとともに売れまくった。とくに取引先の印象を考えると外車に乗れない中小企業の社長に人気だった。同じく、マークIIもスーパーホワイトが売れた。
2)トヨタ・ソアラ
ハイソカーブームの先駆けとして大人気に。洗練されたデザインだけでなく、マイコン搭載というメカまわりも衝撃的で、伸びるデジタルタコメーターは驚愕だった。新時代、1980年代の幕開けにふさわしい感じだった。さらに注目は大人だけでなく、大学生も買っていたことで、女子大の前に迎えのソアラがズラリなんていう光景も見られたほど。もちろんもやしを食べながら無理して買った学生も多かった。
3)トヨタ・カローラ
今でもカローラはあるし、実用車ナンバー1としての地位を確固たるものにしているが、1970年代から1980年代、そして1990年へと常に売れまくった。今で言うところのコンパクトカーはあったものの、軽自動車的な扱いであまり売れず。実用性の高く、故障なども少なくて維持費が安いクルマとしてマイカーとして絶大な人気を誇った。バッジが違うだけのスプリンターともども、街なかでやたらと見たものである。
4)トヨタ・カルディナ
スバル・レガシィが出て大ヒット。1990年代前半はワゴンブームに湧いた。それこそ、街中ワゴンだらけだったが、トヨタの代表格はカルディナだった。ただこのクルマにはバンもあり、ワゴンはそのバンベースだったりとレガシィの完成度の高さに対して性能的には劣っていたが、そこはトヨタブランド。勢いで売れ、日産のアベニールともども三つ巴大戦争を繰り広げた。
印象的なテレビCMが人気に火をつけることもあった
5)タコツー(トヨタ・ターセル/コルサ/カローラII)
正確にはひとつのモデルではなく、ターセル/コルサ/カローラIIのことを縮めてこう呼んだ。独身女性や奥さんの足として大活躍したし、お金のない走り好きはアルミホイールに変えたり、車高を落としたりして楽しんだ。とくにカローラIIは小沢健二の歌もヒットして、女性人気がとくに高かった。トヨタがうまいのはバッジ違いの完全兄弟車にしないで、少しデザインを変えて、それぞれの個性をしっかり作ることで、全方位的に売りまくったことだろう。ただのディーラー違いではそれほどヒットしなかったハズ。
6)トヨタ・セリカ
大ヒットとまではいかなかったが、1日に何台かは見たものだ。ラリーで長く活躍していたこともあってスポーティなイメージが強かったし、クーペというかスペシャリティカーとしてデートカーとしての人気も高かった。1980年代を駆け抜けた4代目、5代目は当時の最先端装備であるリトラクタブルライトを採用していたのもイカしていた。
7)スターレット
タコツーは少々実用性に振った感じだから、もう少し個性があるのが欲しいというユーザーに支持されたのが、スターレットだ。1984年の3代目と1989年の4代目が人気絶頂といっていい。これまた上手なのは実用グレードとしてソレイユ。女性向けにはリセ。そして硬派なじゃじゃ馬、ターボのGTをラインアップすることで、広い世代へとアピールしたのがヒットにつながった。
加えて、フェスティバに対抗してキャンバストップも用意されていたのは人気に拍車をかけた。また4代目登場時のCMはレピッシュが登場して「パヤパヤ」もヒット。マイチェンジにはCHARAが「あたしなんで抱きしめたいんだろう?」もヒット。クルマのCMからヒットが出るという、今ではあまりない例が見られた。
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