私事ですが先日、スイフトスポーツ(2020年式の2型)を手放しました。よりパワフルなエンジンを搭載したモデルに乗りたかったからで、今は新しい相棒との絆を深める毎日。その一方で、乗り換えたからこそ、スイスポの魅力を再認識したのも事実です。そこで恋人と別れてわかった、ではなく、乗り換えてわかったスイスポの魅力をお届けします。
文、写真/奥野大志(Team Gori)
やっぱマジでコスパ最強だった!! スイフトスポーツ売却してわかった実力
【画像ギャラリー】勝手に殿堂入り決定!? ZC33Sスイスポの美しいフォルムを見よ(3枚)
■軽さは実用面にもいろいろなメリットを与えていた!!
仕事を中心に大活躍した我が愛車。6ATなので、奥様が運転できるのもポイントでした
乗り換えたのはスイスポと比べて約500kg重い、国産スポーツモデル。数字ほどの重さは感じませんが、ヒラヒラ感はありません。車重を感じさせないようにサスペンションを味付けしたのだと思います。
対してスイスポ(6AT)の車重はたったの990kg。小細工なしのヒラヒラ感が伝わってきます。しかもボディが小さいから、まるでゴーカートのようなフィーリング。少々言い過ぎかもしれませんが、それに通じる乗り味だと思っています。また、ドアやリアハッチが軽いなど、軽量ボディならではの恩恵がたくさんあることにも気づきました。
今の愛車は車重が重いのを承知で購入したので、それはそれでOKなのですが、スイスポの軽快感は唯一無二。スイスポが1トン以下で発売できたことに心からのリスペクトを表明します。機会があれば、スズキの技術者に開発秘話を聞いてみたいですね。
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■高額車との差を感じない強力無比なエンジン
140psのパワー、23.4kg-mのトルクを誇る、K14Cエンジン
今の愛車のエンジンパワーは300ps以上。踏んだ時の瞬発力はすごいものがありますが、140psのスイスポと比べて2倍以上のパワーを感じられるかというと、そうでもありません。体感1.5倍くらいかなというところです。
スイスポのK14Cは実用域で23.4kg-mのトルクを感じることができ、フル加速するとあっという間に非現実的な速度域へ。ノーマルクローズ制御のウエストゲートバルブがいい仕事をしていますが、990kgの軽量ボディが加速性能を底上げしているのは間違いありません。6ATならではのシームレスな加速フィーリングが懐かしいです。
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■リッター14km/lを優に超える神レベルの燃費性能
燃費がいいと財布を気にせず外出できますよね。写真は北海道に出かけた時のひとコマ
という表現は大げさかもしれませんが、スイスポは本当に燃費がいい。リッター14km/lは当たり前で、高速では16km/lを超えることもありました。燃料タンク容量は37lなので、満タン給油でもだいたい6000円以下。これぐらいなら負担に感じません。
しかし、今の愛車は11km/lぐらいがやっと。街乗りでは常に10km/l以下です。燃料タンクは50lなので、8000円を超えることもあります。ビッグパワーと引き換えなのはよくわかるのですが、走りを積極的に楽しむ時以外はエコモードを選択して燃費走行を心がけています。
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■コスパ王のネーミングは永遠だ
チャンピオンイエローは“映える”ので写真を撮るのも楽しかったです
こうしてスイスポの魅力を深堀してみると、浮かんでくるキーワードはやっぱり“コスパ王”。一体この言葉を最初につけたのは誰なのかと、あれこれ考えてしまいますが、おそらく多くの人が同時多発的に語り出し、いつしかスイスポの枕詞になったのでしょう。
余談ですが、私のスイスポ(走行距離3万kmちょい)は当初、乗り換えたディーラーで110万円と言われ、どうしようかと考えていたところ、友人が手をあげてくれ、それよりも高い値段で買ってくれました。新オーナーも軽快なドライビングフィールとコスパの高さに舌を巻いており、またひとりスイスポファンが増えた格好です。前オーナーとしてはうれしい限りです。
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みんなのコメント
>よりパワフルなエンジンを搭載したモデルに乗りたかった
つまり、非力でつまらんクルマ、と感じたのが正直なところだったのでは!
うちは家族で複数台、それぞれ別なメーカーの車に乗っています。
スイフトはマイルドハイブリットのほうですが、それでもスバルの2000CCクラスより乗り心地も足回りも安定感もスイフトの方が良いです。
スズキの車を舐めていたのですが、スイフトに乗ったら驚きました。
コンパクトですが、この価格帯、ボディタイプでは最強だと思いますよ。
他社なら300万円クラスでもスイフトに負けますよ。