ホンダの軽自動車で唯一、立体駐車場サイズをキープ
ホンダの軽自動車「N」シリーズの乗用車において唯一、MT(マニュアルトランスミッション)を用意しているなど、スポーツプレミアム路線で存在感を示しているのが「N-ONE(エヌワン)」です。
2020年11月にフルモデルチェンジして登場した現行モデルは、どこか懐かしいテイストのボディパネルはモデルチェンジ前の旧型から引き継ぎながら、プラットフォームやエンジンなどは最新の「N-BOX」から譲り受けるという、摩訶不思議な進化を遂げたことでも話題となりました。
ホンダ「N-ONE」中身を完全刷新したオシャレ系軽自動車の最適なグレードの選び方とは?
ボディサイズは全長3395×全幅1475×全高1545mm。全高が1550mmを切っているのは、ホンダの軽自動車の現行モデルでは唯一です(※4WDの全高は1570mm)。
つまり多くの機械式駐車場に対応するモデルというわけで、ホンダの軽自動車で都市部のユーザーに親和性の高いモデルとなっているのでした。
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NボックスやNワゴンより高めの価格設定
一般に全高が高くなるほど車両価格も上がっていくという印象があるかもしれませんが、N-ONEの場合は違います。Nシリーズを車高の低いほうから並べてみると…
N-ONE(エヌワン、全高1545mm):159万9400円~202万2900円
N-WGN(エヌワゴン、全高1675mm):129万8000円~188万2100円
N-BOX(エヌボックス、全高1790mm):144万8700円~225万2800円
※全高はFFの一部グレードを参照
じつはエントリーグレードの価格は、「N-BOX」よりも高く、「N-WGN」と比べると同等グレードで20万円高というイメージ。全高1550mm以下の軽自動車というと、他社でいえば「スズキ アルト」や「ダイハツ ミライース」といったベーシックモデルが思い浮かびますが、N-ONEはプレミアムモデルで、その意味ではライバル不在、特徴的なルックスや走りのよさで選ばれるモデルといえそうです。
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軽乗用モデルでは唯一のターボ×6速MTを設定
N-ONEのスポーティグレード「RS」には6速MTの設定がありますが、6速MTを選べる軽自動車はホンダの商用バンである「N-VAN(エヌバン)」くらいしかなく、ましてターボエンジンと6速MTの組み合わせはN-ONEが唯一です。
そんなN-ONEは、2022年8月25日にマイナーチェンジを受けました。基本的なスタイリングに変更はなく、特別仕様車の設定のほか、上級グレードにおいて加飾パネルの色味を変更している程度のブラッシュアップにとどまっています。
<ラインアップと価格>
オリジナル:159万9400円(FF)/173万2500円(4WD)
プレミアム:177万9800円(FF)/191万2900円(4WD)
プレミアムツアラー:188万9800円(FF)/202万2900円(4WD)
RS:199万9800円(FF)
パワートレインについては、オリジナルとプレミアムがNAエンジン+CVTの組み合わせ。プレミアムツアラーがターボエンジン+CVTの組み合わせ、そしてRSはターボエンジンで6速MTとCVTを選べるようになっています。
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ベースグレードはスチールホイールだが廉価版の印象はなし
外観で目立つ装備差はタイヤ&ホイールでしょう。
オリジナル:14インチのスチールホイール
プレミアム:14インチのアルミホイール
プレミアムツアラー:15インチのアルミホイール
RS:15インチのアルミホイール
オリジナルのみスチールホイールというのは廉価版という印象を受けるかもしれませんが、シルバーのハーフキャップ付きとなっていて、スチール部分を見せることでクラシカルなテイストとしている仕様。N-ONEは、1967年に誕生したN360をモチーフとしている部分もありますが、そうした雰囲気を色濃くもっているグレードともいえるでしょう。
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豪華仕様のプレミアム。ツアラーとRSの雰囲気にも差が
プレミアムは、NAエンジンながらクロームメッキのモールをもつフロントグリルを与えられるなど、名前の通りにオリジナルボディをプレミアムに仕上げた仕様といえます。ステアリングやシフトレバーも本革仕様となりますし、前席にはシートヒーターも備わります。
ターボエンジンを積むプレミアムツアラーとRSのCVT車については、いずれもパドルシフトを標準装備するなど機能面での差はほとんどないように思えますが、RSにはデジタルバー表示のブースト計機能がつく点は見逃せません。ステアリングホイールもRSは専用品となりますが、スポーティムードを味わいたいなら、同じ2ペダルのCVT車でもRSはひと味違うのです。
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決め手はルックス。RS狙いならオーダーは早めに!
というわけで、ベーシックグレードであっても他モデルと比べると高価なN-ONEの場合、オリジナルとプレミアムというNAエンジンのグレード選びにおいても、価格を気にするより、どちらの外観が自分好みなのかという視点で選ぶべきでしょう。
その上で、プレミアム系のルックスが好みで、ロングドライブの機会が多いようであればターボエンジンのプレミアムツアラーを選ぶと満足度が高いはずです。
スポーティグレードのRSについては、まさに孤高の存在。軽自動車のホットハッチといえるモデルはほかに見当たりません。あえてスポーツカーとして比べるとすれば「ダイハツ コペン」くらいでしょうが、コペンはオープン2シーターですから、まったく世界が異なっています。納期も短いわけではないので、N-ONE RSが欲しいとなったら、早めに動いてオーダーするのが吉です。
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>>ダイハツ コペンのカタロググレードをチェックする
文:山本晋也
写真:
1~2枚目:ホンダ N-ONE プレミアム
3~4枚目:ホンダ N-ONE RS
5~6枚目:ホンダ N-ONE オリジナル
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みんなのコメント
N-ONE RSのMTを通勤に使っています。
他にも数台マニュアル車所有してますが燃費良くて維持費安くて小回りきいて快適。普段乗りに最適だと思います。