現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > MINI電動化時代への架け橋となる存在をアピール!?  MINIクロスオーバー アルバート ブリッジ エディションPHEVを投入

ここから本文です

MINI電動化時代への架け橋となる存在をアピール!?  MINIクロスオーバー アルバート ブリッジ エディションPHEVを投入

掲載
MINI電動化時代への架け橋となる存在をアピール!?  MINIクロスオーバー アルバート ブリッジ エディションPHEVを投入

 2030年代にEVブランドにシフトすることを掲げているBMW MINI。そのSUVとして人気のMINIクロスオーバーには、次世代を先取りした現行型MINI唯一の電動車となるPHEVが設定されている。そんなPHEVモデルをベースに、特別仕様を施したMINIクロスオーバーが登場した。

 上質さを高める専用装備の中身から名称の由来まで、新たな特別仕様車「アルバートブリッジエディション」の特徴をお伝えしよう。

MINI電動化時代への架け橋となる存在をアピール!?  MINIクロスオーバー アルバート ブリッジ エディションPHEVを投入

文/大音安弘、写真/BMWジャパン

■MINI電動化モデルの特別仕様車

 BMWは2022年11月10日、英国ブランド車であるMINIシリーズのコンパクトSUV「MINIクロスオーバー」に、特別仕様車「アルバートブリッジ エディション」を設定し、同日より発売することを発表した。価格は559万円となる。

 この特別仕様車は現在、日本に導入されるMINIシリーズで唯一の電動化モデルとなるPHEV(プラグインハイブリッド)「MINIクーパーSE クロスオーバーALL4 PHEV」をベースに、特別なボディカラーやレザーシート、専用内装アイテムなどを採用したものだ。

MINIクロスオーバーPHEV専用の特別仕様車「アルバートブリッジ エディション」が登場

 特別仕様車の名称に使われる「アルバートブリッジ」とは、英国ロンドンのテムズ川にかかる趣のあるアルバート橋のこと。MINIが2030年代にEVブランドにシフトすることを掲げていることから、MINIクロスオーバーPHEVがエンジン車と電気自動車の懸け橋になるモデルという位置づけとし、夜のライトアップなどで美しい姿で人々を楽しませるロンドン名所である橋の名を取り入れたという。

■MINIシリーズの人気アイテムを採用

 特別仕立ての内容の目玉は、本来MINIクロスオーバーでは選択することができないMINIシリーズの人気アイテムを採用したことにある。ボディカラーは、MINIハッチバックシリーズで好評の「ルーフトップグレー」を、インテリアではMINIクラブマン専用アイテムとして人気を博した「レザー チェスター インディゴ ブルー」のシートを採用している。

MINIハッチバックモデルの専用ボディカラーである「ルーフトップグレー」を特別に採用

 それ以外にもエクステリアでは、ブラックルーフ&ミラーキャップ、標準よりも1インチアップとなる19インチアルミホイール、グリルやエンブレムなどのピアノブラックエクステリア、専用アイテムのフローティングホイールキャップとステッカーを装着する。

 インテリアでは、MINI Yoursインテリア スタイル シェーデッド シルバー イルミネーテッド、シートヒーターに加え、専用アイテムのナッパレザーステアリングホイール、ベロアフロアマット、ドアシルプレートなどが追加される。またPHEVは上級グレード扱いとなるため、基本的な装備も充実している。

ブルーの鮮やかなレザーシートを特別に採用。そのほかにも専用フロアマットなどが追加される

■MINIのPHEVの性能は!?

 MINIクロスオーバーのPHEVはフロントにガソリンエンジン、リアに電気モーターを搭載し、4WD化した電動化モデルだ。走行状況に応じて、ガソリンエンジンと電気モーターを使い分けるため、駆動方式も状況により変化するのが特徴。

 基本的には自動切り換えなので、あまりユーザーは意識する必要はないが、EVモード走行時が後輪駆動、エンジン走行時が前輪駆動。もちろん、四輪駆動が必要なシーンでは、前後で動力が伝達されるハイブリッド走行となる仕組みだ。

 10kWh の駆動用バッテリーを搭載し、電気のみでの航続距離は53km(WLTCモード)を備えるため、買い物や通勤などの日常での移動の多くを電気のみで行うことができる。充電は200V普通充電に対応し、3kW出力で満充電までに必要な時間は約3.5時間なので、気軽に充電し、EVモード走行が楽しめる。

フロントフェンダーのサイドスカットルに内蔵される充電口。スマートなデザインだ

 パワーユニットの性能だが、ガソリンエンジンは1.5L直列3気筒DOHCターボを搭載し、最高出力136ps(100kW)、最大トルク220Nmを発揮する。トランスミッションは6速ATを組み合わせる。

 電気モーターは、最高出力88ps(65kW)、最大トルク165Nmを発揮。それほど高出力ではないが、電気モーターは発進時から最大トルクが発生できるため、不足ない加速を提供してくれる。もちろん、パワーが必要なシーンでは、前後パワーユニットからしっかりとパワーを伝達してくれるため、「クーパーSE」の名に恥じない力強い走りを提供してくれる。

 また、コンパクトなモーターの恩恵は、ラゲッジスペースに反映されており、通常時で405L、最大1275Lの容量の確保に繋がっている。

 MINIクロスオーバーのPHEVには今年6月、遊び心のあるコーディネートを取り入れた特別仕様車「アンテイムドエディション」がクリーンディーゼル車とともに設定されている。モノグレードであるPHEVに積極的に特別仕様車が用意されるようになり、選ぶ楽しみが拡大されていることは歓迎すべきところだろう。

 MINIクロスオーバーのなかで、高価格帯に属するPHEVだが、エコカー減税の対象となるほか、CEV補助金の対象でもある。現時点では、本年度のCEV補助金の申し込み終了が11月中旬目処となっているが、本年度の補正予算案での補助金の追加が盛り込まれている。

 今後、国会で補正予算が可決・成立となれば再び、補助金によるサポートが受けられるため、その動向にも注目しつつ、検討を進めて欲しい。

2022年6月に登場した特別仕様車「アンテイムドディション」は、クリーンディーゼル車とPHEVの選択が可能であった

こんな記事も読まれています

ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
ルクレール、”チームオーダー無視”のサインツJr.を批判「優しくすると、いつも損をするんだ!」
motorsport.com 日本版
F1 Topic:ホテルでも空港でも遊べる“ギャンブルの街”ラスベガス。気になる賭け率とガスリーの躍進
F1 Topic:ホテルでも空港でも遊べる“ギャンブルの街”ラスベガス。気になる賭け率とガスリーの躍進
AUTOSPORT web
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
乗りものニュース
クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
クルマはいまやボディだけじゃなくてシートもコーティングが基本! 車内で飲食するなら「布シートコーティング」は必須だった
WEB CARTOP
エンブレムが立ち上がった! メルセデスベンツ『EQS』が「電気自動車のSクラス」らしく進化 1535万円から
エンブレムが立ち上がった! メルセデスベンツ『EQS』が「電気自動車のSクラス」らしく進化 1535万円から
レスポンス
4連覇達成のフェルスタッペン、レッドブル離脱は考えていたのか? 内紛とライバル猛追に苦しんだ2024年を回顧
4連覇達成のフェルスタッペン、レッドブル離脱は考えていたのか? 内紛とライバル猛追に苦しんだ2024年を回顧
motorsport.com 日本版
もう“永遠の2番手”じゃない。ヌービル、悲願のWRC初タイトルは「諦めず頑張り続けたご褒美。残る全てはオマケだ!」
もう“永遠の2番手”じゃない。ヌービル、悲願のWRC初タイトルは「諦めず頑張り続けたご褒美。残る全てはオマケだ!」
motorsport.com 日本版
「くっそかっこいいやん!」トライアンフの新型ミドルアドベンチャー登場にSNSは好感触
「くっそかっこいいやん!」トライアンフの新型ミドルアドベンチャー登場にSNSは好感触
レスポンス
「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
「横で積む」それとも「縦に置く」? 知らないドライバーも多数! 外した「夏タイヤ」の「正しい積み方」正解はどっち!?
くるまのニュース
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電動仕様「G580」のスゴさとは? 戦車みたいに“その場”で旋回! BEV化にて舗装路も悪路も「走りが格上」に
メルセデス・ベンツ「Gクラス」の電動仕様「G580」のスゴさとは? 戦車みたいに“その場”で旋回! BEV化にて舗装路も悪路も「走りが格上」に
VAGUE
初めてのスポーツバイクにオススメ 『境川サイクリングロード』を走ってみた
初めてのスポーツバイクにオススメ 『境川サイクリングロード』を走ってみた
バイクのニュース
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
AUTOSPORT web
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
Auto Messe Web
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
モーサイ
残す? それともクビ? レッドブル、ラスベガスでも大苦戦セルジオ・ペレス処遇を最終戦後の会議で決定へ
残す? それともクビ? レッドブル、ラスベガスでも大苦戦セルジオ・ペレス処遇を最終戦後の会議で決定へ
motorsport.com 日本版
4K映像 × EIS手ブレ補正機能搭載のバイク用ドライブレコーダー「AKY-710Pro」の予約販売が12月末スタート!
4K映像 × EIS手ブレ補正機能搭載のバイク用ドライブレコーダー「AKY-710Pro」の予約販売が12月末スタート!
バイクブロス
悲願の「全固体電池」が実現間近! ホンダが2020年代後半の量産開始を目標にしたパイロットラインを初公開
悲願の「全固体電池」が実現間近! ホンダが2020年代後半の量産開始を目標にしたパイロットラインを初公開
THE EV TIMES
ホンダ『N-BOX JOY』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が登場
ホンダ『N-BOX JOY』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が登場
レスポンス

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

178.9209.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

79.0495.0万円

中古車を検索
ミニの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

178.9209.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

79.0495.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村