毎日新車ディーラーを回り「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。
今回も、発売間近に迫ったホンダ N-WGN、ダイハツ タントの情報や、クルマ好きの期待度が高そうなCX-30、エクリプスクロス ディーゼルの情報、トヨタ車、三菱eKクロスの納車情報…などなど、盛りだくさんでお届け!
【皇弟登場!! 王者の兄を超えられるか!?】 ホンダ 新型N-WGN直前全情報
※本稿は2019年6月のものです
文:遠藤 徹/写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年7月10日号
■新型eKクロス、好調!
三菱自動車が3月28日に発表、発売した新型軽自動車のeKクロスが好調な滑り出しを見せています。多数のバックオーダーを抱えており、5月中旬現在の納期は2カ月待ちの7月中旬以降になっています。
なかでもメーカーオプションで設定している運転支援装置の「マイパイロット」付きだと、納期は10月以降と消費税引き上げ以降にずれ込んでいます。半分以上が同装置の装着希望となっています。
好調続くeKクロス。購入はお早めに!?
■7月中旬にタントをフルモデルチェンジ 伸び悩みの可能性も??
ダイハツは今夏の7月中旬にもタントをフルモデルチェンジして発売します。現行モデルは特別仕様車の「VS」を中心に次期型発売の直前まで継続生産されます。
新型タントX
次期型タントはプラットフォーム、エンジン、駆動系、足回りなど、基本コンポーネンツを全面刷新して、先進安全装備「スマートアシスト」も最新のデバイスを採用します。
新型タント カスタム RS。なおティザーサイトは6月6日にオープン
一方で、現行モデルは月販1万5000台規模と好調な販売推移を見せていまます。値引き幅も15万~20万円と拡大、ナビオプションのサービスなどでの買い得感も後押ししています。
なお、次期型は現行型よりも5万円以上価格アップするのに加えて、車両本体値引きが5万円前後に引き締められるため、実質15万円程度の値上げになることから、フルモデルチェンジしても販売は伸び悩む可能性があります。
■新型N-WGNを7月末発売
ホンダは7月末にも新型N-WGNを発売します。次期型は現行N-BOXと同じプラットフォームを使い、キープコンセプトながらシンプルで飽きの来ないデザインを採用します。
フロントマスクはノーマル仕様が丸型2灯式ライト、上級&スポーティバージョンのカスタム仕様は押し出しの強い角形2灯式ライトとなり、コンセプト分けをさらに明確にします。
リアの荷室部には、ローフロアモード、2段ラックモード、ビッグラゲッジモードを導入し、大幅な使い勝手の向上を図ります。
ホンダ N-WGN
また、運転をサポートする機能としてはパーキングセンサーシステム、電子制御パーキングブレーキ、オートブレーキホールドなどを搭載します。
ホンダセンシングはN-BOXで採用するシステムに加えて、横断自転車の検知、夜間無灯下での歩行者認識性能、前走車を追随する機能を追加することでさらに進化させます。
こちらはホンダ N-WGNカスタム。シックな佇まいが感じられる
グレード構成はノーマル、カスタムともG、L、L・ターボの3タイプ。ボディカラーはノーマルがモノトーン9色+2トーン4色、カスタムが7色+4色。
価格はクオリティをアップし、装備を充実させるにもかかわらず、従来モデルに比べて1万円程度の値上げに留める見込みです。6月上旬から事前の予約を受け付ける予定です。
■現行カローラはフルモデルチェンジ後も「X」を継続販売
トヨタは9月中旬にもカローラのセダンとワゴンをフルモデルチェンジしますが、従来モデルはベーシックグレードの「X」のみを当分継続販売する方針のようです。
次期型カローラは3ナンバーサイズに拡大してクオリティアップを図りますが、従来型の5ナンバーサイズは法人向けに需要があるため一部グレードを残すことにした模様です。
ベーシックグレード「X」以外の従来型は6月いっぱいあたりでオーダーストップし、以降は在庫一掃セールに入ります。
カローラのセダンとワゴンは9月の一新予定。ただし、法人需要を見込んで現行モデルのベーシックグレードは当分継続販売される見込み。写真は現行型
次期型はアクシオ、フィールダーの後継モデルとも3ナンバーサイズを採用しますが現行カローラスポーツのように全幅1790mmではなく、5ナンバーサイズよりわずかに広い1750mm程度とします。
そして、全長は現行モデルよりも長く、全高は低めのボディサイズとなります。
パワーユニットは1.2Lターボと1.8Lハイブリッドを搭載します。先進安全装備の「トヨタセーフティセンス」は最高レベルのシステムを標準装備で設定します。
アクシオの後継モデルは近い将来、プレミオ&アリオンと統合する方針と思われます。
■マツダ CX-30は価格が高くなるかも?
マツダが今秋の10月に発売する新型SUV「CX-30」はマツダの国内SUVラインナップのなかでも高額なモデルになりそうです。
高コストの「SKYACTIV-X」を搭載するためです。
マツダ CX-30。写真はジュネーブモーターショー発表時のもの
SKYACTIV-Xは、超希薄燃焼と高圧縮比によるエンジン、さらにマイルドハイブリッドを組み合わせたパワーユニットで、フルハイブリッド並みのコストがかかります。
このため350万円から400万円の価格設定と、CX-5よりも高い値付けになる見通しです。こうしたことから販売台数はあまり多くを見込めない状況となりそうです。
■RAV4、アルファード/ヴェルファイア、シエンタの納期は消費税引き上げ後?
RAV4、アルファード/ヴェルファイア、シエンタの納期が長引いており、10月の消費税引き上げ以降にずれ込むことが秒読み状態になっています。
トヨタは、新型車の投入やマイナーチェンジ、一部改良、特別仕様車の設定などのモデル政策によって人気に加速がつき、現在生産が間に合わなくなっているためです。
販売好調。トヨタ RAV4
各生産工場では日曜出勤、残業などの増産で対応していますがカバーできない状況になっています。なかでもガソリンエンジン車よりもハイブリッド車の納期が1カ月程度長引く傾向にあります。
6月に入ってからの成約ですと、納期は10月の消費税引き上げ前までの登録がほぼ確実に間に合わなくなりそうです。そして、これが今後の受注ピッチにどのような影響を与えるのか注目されます。
■エクリプスクロスディーゼルは306万1800円から
三菱自動車は6月下旬に発表、発売するエクリプスクロスの2.2Lクリーンディーゼル車の価格を決めて、事前受注を開始しました。
グレード構成は標準のMと上級のGの2タイプがあり、価格はMが306万1800円、Gが342万4680円です。
三菱 エクリプスクロスディーゼル
両タイプの主な違いは、ヘッドライトがハロゲンかLEDか、ホイールサイズが16インチか18インチか、助手席&運転席シートヒーターがあるかないか、クルーズコントロール装備があるかないか、駐車ブレーキが手動か電動か、などとなっています。
■リーフe+はバッテリー生産が間に合わず販売低迷
日産は今年はじめに航続距離を大幅に延長したリーフe+を発売しましたが、搭載する専用のバッテリーの生産が間に合わず、同モデルの販売が低迷しています。
3月に電気自動車(EV)として史上初となる販売台数400,000台を達成したリーフ。生産が追いつかず売り上げが低迷というのはなんとも勿体ない話だ
バックオーダーは1000台以上に達していますが、供給は月間300台程度にとどまり、3カ月以上の納車待ちが続いています。今後の売れゆきはバッテリーの供給に大きく左右される見通しです。
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