ヴァレオは5月16日、「2024年パリオリンピック」で使用されるトヨタの電動シャトル「APM」に、ヴァレオの48V 「eAccess」技術が搭載された、と発表した。この技術は、2020年東京オリンピックで初めて導入され、選手や関係者の移動を安全かつ効率的にサポートした。
今回のパリでのイベントでも、APM電動シャトルは重要な移動手段として活躍する予定だ。最新バージョンのシャトルは、ヨーロッパの環境に適応し、ドライバーを含む6人が乗車可能。折りたたみ式の座席により車椅子利用者も乗車できる。また、医療支援用のバージョンもあり、担架や医療スタッフの移動に対応する。
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トヨタは、ヴァレオの「eAccess Belt 14」を選択した。このオールインワンソリューションは、モーター、インバーター、減速機を一体化し、車両重量は1390kg。ヴァレオの48V eAccessは、13.5kWの発電機を備え、ギア減速機とリブ付きエラスティックベルトを組み合わせたeDrive推進システムとなる。
このシステムは、最高速100km/h、航続100kmを実現し、騒音、振動、ハーシュネス(NVH)の基準を満たしている。また、自動車業界の環境負荷軽減を目指す中長期戦略にも適合している。
ヴァレオのeAccess技術は、すでにシトロエンの都市型EV『アミ』などで採用されている。さらに、BMWの電動バイク『CE02』など、2輪車市場にも展開されている。
なお、トヨタは、2024年パリオリンピックで、250台のAPM電動シャトルを走行させる予定だ。
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