F1カタールGPのスプリントシュートアウトでは、マクラーレンのオスカー・ピアストリがトップタイムを記録。F1スプリントのポールポジションを獲得した。このセッションではトラックリミット違反を犯すドライバーが相次ぎ、さらに前日の予選で自身が3番手のインタビューを受けている最中にトラックリミット違反が決まりそのポジションを失ったことから、FIAに自身のポールを確認させる時間を与えたいとジョークを飛ばした。
スプリント形式での開催となっている今回のカタールGP。金曜日に行なわれた決勝用の予選でピアストリは3番手タイムを記録し、パルクフェルメでトップ3インタビューに答えていたが、その途中で、当該ラップでトラックリミット違反があったことが伝えられ、決勝は6番グリッドから出走することとなった。
■新人オスカー・ピアストリ恐るべし……スプリントPP獲得。フェルスタッペン3番手で王座に王手! トラックリミット祭りのF1カタールGPスプリント・シュートアウト
そうした背景もあり、スプリントシュートアウトでまた失望したくないとピアストリは考えていたのだ。ただ、ポールポジションが確定するのを待つ間、彼の顔からは笑みがこぼれていた。
「とても、とてもハッピーだよ」とピアストリは言う。
「僕が本当にポールか確認するために、まずはFIAに5分間あげなきゃいけないかもね!」
「でもそれさえ問題なければ、とてもハッピーさ。かなり良いラップだったからね」
「ランド(ノリス/マクラーレン)が最終コーナーでミスしたのを大型スクリーンで見たから、彼のラップがどうなるか分からなかったけど、とても嬉しいよ」
金曜日の予選に続き、スプリントシュートアウトもトラックリミット違反の嵐に見舞われ、メルセデスのルイス・ハミルトンやレッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス、アストンマーチンのフェルナンド・アロンソ、フェラーリのシャルル・ルクレール、さらにはアルファタウリの角田裕毅もタイム抹消の憂き目に遭った。
マクラーレンの2台がF1スプリントのフロントロウを独占したものの、ピアストリはSQ1とSQ2では上位勢に離されていたと感じていたといい、楽なセッションではなかったと振り返った。
「予選の最初の2パート(SQ1とSQ2)はかなり苦戦したと思う。だけど最後のパートでまとめ上げることができた」とピアストリは言う。
土曜日のスプリントシュートアウトに先駆けては、サーキットの一部に変更が加えられた。初日の走行を経てタイヤトラブルが発生する可能性が懸念されたため、タイヤへの攻撃性が高い縁石を避けるべく、ターン12~13のトラックリミットが変更されたのだ。調整が加えられたレイアウトに馴染むため、ドライバーには10分間の慣熟走行セッションが追加で設けられた。
この変更について訊かれたピアストリは、次のように答えた。
「そうだね、少し変わった。ペイントされただけの縁石だから、どこにあるのか分からないし、見えないんだよね」
「だから少し難しい、でも、それは誰にとっても同じだ」
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