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「GT-R」じゃないほうの「2000GT」こそがスカイライン人気を不動に!「ケンメリ」の愛称で愛された4代目を振り返ろう【国産名車グラフィティ】

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「GT-R」じゃないほうの「2000GT」こそがスカイライン人気を不動に!「ケンメリ」の愛称で愛された4代目を振り返ろう【国産名車グラフィティ】

ニーズに合わせたきめ細かい設定がケンメリ人気を不動のものにした

今なお「ケンとメリーのスカイライン(ケンメリ)」と呼ばれ、愛されているのが4代目の日産C110型「スカイライン」だ。激レアな「GT‒R」ばかりが注目されるが、スカイライン人気を不動のものとしたのは、じつはSOHCエンジン搭載車。そのなかでも主役を張る「2000GT」は、丸形のリアコンビネーションランプを採用し、自然とこれが高性能スカイラインのアイコンとなった。しかし、セダンとハードトップではそのデザインを変え、差別化を図っているのが特徴だ。

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旧プリンスのエンジニアが開発した珠玉の4気筒ユニット

3代目のC10型はモデル末期まで販売が好調だったので、4代目はエンジンやサスペンションなど、メカニズムの多くを受け継いだ。

GTシリーズが搭載するのは、1998ccのL20型直列6気筒SOHCエンジンだ。シングルキャブ仕様は120ps/17.0kgm、SUツインキャブ装着のGT‒Xは130ps/17.5kgmを発生する。プレミアムガソリン仕様に加え、レギュラーガソリン仕様も設定。また、3速ATも市場投入している。

2000GTの人気が高まってきたので5速MTを追加。SUツインキャブ装着の2000GT‒Xが乗りやすいクルマと紹介するなど、ファンを増やすさまざまな施策を行っていたのである。

直列4気筒SOHCエンジンは、1593ccのG16型と1815ccのG18型を設定。どちらも旧プリンスのエンジニアが開発したユニットだ。最高出力と最大トルクは、G16型は100ps/13.8kgm、G18型が105ps/15.3kgm。どちらも高いスペックを実現している。

4気筒モデルのホイールベースは2515mm。サスペンションは、フロントはストラットだが、リアはタフなリーフスプリングによるリジッドアクスルにこだわっている。

インテリアは、2000GT系とは差別化が図られ、3連の丸型メーターを採用し、補助メーターの空きスペースにオーディオを組み込んだ。また、時代に先駆けてチルトステアリングやトランクオープナーを採用し、利便性を高めている。

1975年からスカイラインは排ガス対策に励み、4気筒は日産が開発したL16型とL18型の直列4気筒SOHCに換装。6気筒には電子制御燃料噴射装置も登場した。スカイライン史上最大のヒットを飛ばした傑作が、4代目のケンとメリーC110型だ。

スカイライン ハードトップ2000GT-X(KGC110) ・年式:1972年 ・全長×全幅×全高:4460×1625×1385mm ・ホイールベース:2610mm ・車両重量:1135kg ・エンジン:L20型直列6気筒SOHC ・総排気量:1998cc ・最高出力:120ps/6000rpm ・最大トルク:17.0kgm/4000rpm ・変速機:4速MT ・サスペンション(F/R):ストラット・コイル/セミトレーリングアーム・コイル ・ブレーキ(F/R):ディスク/リーディングトレーリング ・タイヤ:6.45S14-4P

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みんなのコメント

17件
  • 2ドアクーペカッコいいなぁ
    キッズにはわからんよ
  • 学生時代にバイトで買った初めてのクルマが8年落ちの1970年式2000GTのMTで色はグレー。5MTでホイールは何故かジャパン用が付いてましたww。アンダーパワーなので決して速くなかったけどエンジンガンガン回して楽しかった!
    2年乗って車検切れと同時に手放したけど、今こんなに旧車ブームでもてはやされるなんて当時は想像もできなかったww
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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