名車R32スカイラインGT-RがEVに
日産は、R32型スカイラインGT-Rをベースに、日産の最新電動化技術を織り込んだEVコンバージョンコンセプトモデルの製作を開始した。
【画像】R32スカイラインGT-RがEVに【名車を振り返る】 全21枚
R32型スカイラインは1989年5月に発売。それから3か月後の8月には、16年ぶりの復活となった「GT-R」が登場し、大きな話題を呼んだ。
GT-Rのために専用設計された2.6L直列6気筒DOHCツインターボエンジン「RB26DETT」は、当時の国産車最強の280psを発生。駆動方式には、FRベースながら路面状況に応じた高度な電子制御で前後輪に自在に駆動力を配分する電子制御トルクスプリット4WDシステム「アテーサE-TS」を採用した。
サスペンションも新開発の四輪マルチリンク方式に一新し、セダン派生型のスポーツカーとしては世界トップクラスの運動性能を実現した。
R32型スカイラインGT-Rは、実戦でも期待どおりの大活躍を見せ、1990年~1993年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)では4シーズン29 戦29勝0敗という戦績を残し、伝説となった。
技術者の夢かなえる 新技術×名車
日産には「GT-R」や「フェアレディZ」などが持つ、「走り」や「運転の楽しさ」そして「パワフルなエンジン」の魅力に憧れ、入社した多くの技術者がいる。
そして現在、彼らは入社当時と同じ情熱で最新の電動化技術の研究をおこない、より安全でワクワクするクルマづくりに日々邁進。
このプロジェクトは、そんな技術者の「最高に好きなクルマに、今、自分が最高と思う技術を掛け合わせたら、世の中の人がもっとワクワクするクルマを作れるのではないか」という思いをきっかけとし、始動するという。
ベースとするクルマは、日産の技術者が愛し、今もなお世界中のファンから支持されている「R32型スカイラインGT-R」を選択。そこに日産の最新電動化技術を織り込むことで、世界に1台のEVコンバージョンコンセプトモデルを製作する。
この取組みは、日産公式Twitterなどを通じて作業、進捗の様子も含めて発信される。
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みんなのコメント
今回トヨタはスープラでやらんかったやろ…