三菱は、電気自動車「i-MiEV」のエクステリアデザインを変更するなど一部改良を施し、全国の系列販売会社を通じて2018年4月19日から販売する。車両本体のメーカー希望小売価格は2,948,400円(消費税込)。
i-MiEVは、世界初の量産電気自動車として2009年7月に販売を開始。日欧米その他地域の52ヶ国で、累計約2万3千台を販売してきた。また、電動車のグローバルでの普及に向けた取り組みとして、昨年度は、ジョージア政府、コスタリカ政府にODA(政府開発援助)供与合意に基づく車両の供給や、フィリピン共和国環境天然資源省とインドネシア政府、また今年度は、ベトナム ダナン市商工局へ、覚書に基づく寄贈を実施するなど、持続可能な社会の実現に寄与している。
三菱「アウトランダーPHEV」と「i-MiEV」をベトナムのダナン市に提供
今回のマイナーチェンジでは、エクステリアのデザインに変更が加えられた。最も目立つのは、フロントバンパーとリヤバンパーの変更だ。張りのある前後フェンダーがタイヤを包み込む形状になったことにより、ロードハギング感がぐっと高まっている。
さらにサイドエアダムをボリュームのあるデザインに変更することで、低重心で安定感のあるスポーティなスタイリングを作り出している。また、フロントバンパーにはフォグランプが標準装備されるようになった。
今回のフロントバンパーの変更に伴い、全長は3,395mmから3,480mmに拡大。そのため軽自動車から登録車に変更となったのも、大きな変更点といっていいだろう。
外観周りではその他にも、モノトーン車には前後ドアサッシュにブラックアウトテープを採用。細部の質感を向上させている。またスターリングシルバーメタリック、スターリングシルバーメタリック/ホワイトパールの2トーンカラー(有料色75,600円高[消費税込])の2色を新たに設定。全5色展開とした。
メカニズム部分では、電池高温時お知らせ機能が追加されている。これは駆動用バッテリー温度が高い状態で急速充電をした場合、充電時間が長くなることをお知らせする機能。
グレード展開にも見直しが行なわれ、総電力量10.5kWhの「M」を廃止。同16.0kWhの「X」のみの設定とした。
i-MiEV車種サイト(三菱自動車):http://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/i-miev/index.html
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