独立行政法人 自動車事故対策機構(NASVA)は、平成28年度自動車アセスメント(JNCAP)の評価結果を発表した。自動車アセスメントは、国土交通省とNASVAが、安全な自動車の普及を促進する目的で、平成7年度より公表している自動車の安全性能評価。今回から新たに試験項目に「対歩行者ブレーキ」が加わり、11車種の評価を実施。その試験結果を発表した。
NASVAによると、交通事故の死者のうち約37%を歩行者が占める。そうしたことから歩行者事故防止の対策として対歩行者ブレーキの有用性が注目される。
今回、対歩行者ブレーキの試験が行われたのは、スズキ イグニス、スバル インプレッサ、フォレスター、レヴォーグ/WRX、レガシィ、トヨタ クラウン アスリート/クラウン ロイヤル/クラウン マジェスタ、プリウス、レクサスGS/GS F、RX、ホンダ フリード/フリード+、マツダ アクセラの11モデル。
試験の結果は、11車種すべてが総合評価でASV++(71点満点中46点超)を獲得。対歩行者自動ブレーキについては、マツダ アクセラが最高24.5点/25点満点を記録した。総合評価は、自動ブレーキ(対車両・対歩行者)、車線はみ出し警報、バックビューモニターの4つの試験の合計得点で出される。
NASVA自動車アセスメント結果詳細(PDF)
http://www.nasva.go.jp/gaiyou/pdf/2016/161201_1.pdf
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