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スズキの新型デュアルパーパス『DR-Z4S』とスーパーモト『DR-Z4SM』、スペックの違いとは

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スズキの新型デュアルパーパス『DR-Z4S』とスーパーモト『DR-Z4SM』、スペックの違いとは

スズキは、11月5日から10日までイタリア・ミラノで開催されている二輪ショー「EICMA2024(ミラノショー)」で、デュアルパーパスモデル新型『DR-Z4S』・スーパーモトモデル新型『DR-Z4SM』を発表した。DR-Z4Sは2025年4月より、DR-Z4SMは2025年5月より北米・欧州を中心に各国で順次発売が開始される。

本稿では、ヨーロッパで公開された走行シーンやアクセサリーパーツを含む大量の新写真ともに、新型DR-Z4S、DR-Z4SMを紹介する。

スズキが初公開! 新型デュアルスポーツバイク『DR-Z4S/SM』、世界展開もあるぞ…EICMA2024

両モデルとも398cc・水冷DOHC単気筒エンジンを搭載。各国の排ガス規制、音規制、ブレーキ規制に対応し、軽快なハンドリングと低速から高速までのスムーズなエンジン特定を備えている。

両モデルに採用の電子制御システムS.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)には、3モードの出力特性をもつSDMS(スズキドライブモードセレクター)、G(グラベル)モードを含むトラクションコントロールを搭載し、解除モード付きABSの採用も併せて、ライダーのスキルや路面のコンディションに応じた多様なライディングが可能としている。

また、クラッチレバーを引かずにワンプッシュでエンジン始動が可能となる「スズキイージースタートシステム」も搭載する。

さらに、アグレッシブなスタイリングデザイン、LED灯火類やLCDメーターも備え、先進的な外観を実現。DR-Z4S・DR-Z4SMにはそれぞれに最適なタイヤ、ディメンションを採用し、デュアルパーパスモデル、スーパーモトモデルとして高い走行性能を発揮する。

EICMAのプレスカンファレンスで鈴木俊宏代表取締役社長は、「スズキの二輪事業は1952年に参入して以来、『お客様の立場になって価値ある製品を作ろう』という社是に基づいて展開してきました。今後も二輪業界の発展に全力で取り組み、お客様の望む魅力的な二輪車を提供し続けるとともに、二輪事業のさらなる成長を追求していきます」とコメントしている。

DR-Z4SとDR-Z4SMの大きな違いは、ホイールサイズの違いからくるディメンション。DR-Z4Sが前21インチ、後18インチなのに対して、DR-Z4SMは前後ともに17インチ。タイヤはSがデュアルパーパスタイヤ、SMがオンロードタイヤとなっている。DR-Z4SとDR-Z4SMで異なるディメンションは以下の通り。細かな数値の違いに注目だ。

■DR-Z4S
全長:2,270mm
全幅:885mm
全高:1,235mm
ホイールベース:1,495mm
地上高:300mm
シート高:920mm
シート高:151kg

■DR-Z4SM
全長:2,195mm
全幅:885mm
全高:1,190mm
ホイールベース:1,465mm
地上高:260mm
シート高:890mm
シート高:154kg

エンジンについては両車で共通で、4ストローク398cc・水冷DOHC単気筒エンジンを搭載。ボアストロークは90.0mm×62.6mm。WMTC燃費はDR-Z4Sが28.4km/リットル、DR-Z4SMが29.4km/リットル。タンク容量はいずれも8.7リットルとなっている。

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